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7/26【ファイヤープロレス】旗揚げ戦8・26有明に強行出場 大仁田がかつての宿敵チャボとタッグ結成、藤田和之に参戦要求

 強行出場を決めた“邪道"大仁田厚が、8・26ディファ有明での「ファイヤー・プロレス」旗揚げ戦で、かつての“宿敵"チャボ・ゲレロと夢のタッグを結成する。

 大仁田は超花火7・24エディオンアリーナ大阪(大阪府立体育会館)第2競技場での船木誠勝との爆破王選手権戦で右上腕部(右尺骨遠位端)を骨折。全治3カ月の重傷で、8月2日に緊急手術(観血的整復内固定術)を受けることになり、今後の試合出場が危ぶまれていた。

 7月26日、都内で記者会見を開いた大仁田は「右腕がどうなるかわからないけど、決まっている試合には意地でも全戦出場するつもりです。賛否両論あるでしょうけど、その試合ごとにファンも違うし、それぞれの地方でファンもいる。ジャイアント馬場さんの教えじゃないけど、意地でも出るべきかなと思う」と強行出場することを発表した。

 現在はギブスで患部を固定している状態だが、29日の超戦闘プロレスFMW・水戸大会には痛み止めの注射を打って試合に臨む。手術を受けた翌日の8月3日には、東京・浜松町ビルディングでZERO1のイベント試合があるが、同大会にも強行出場する。そのほか、8月は7日のFMW・板橋での「Rayエイド」、11日の超花火・博多など、全9試合(イベントプロレス含む)が予定されているが、すべてに参戦する意向だ。

 また、大仁田は全日本プロレス時代の“宿敵"であるチャボ・ゲレロからオファーがあり、8・26有明でタッグを結成することを明らかにした。当初、チャボからは『対戦したい』との希望があったが、その日は「はぐれ大仁田軍」と「はぐれIGF軍」による対抗戦が決まっており、「タッグを組んでほしい」と要請したところ、チャボも快諾したという。

 1982年3月、大仁田は米ノースカロライナ州シャーロッテで、チャボを破り、NWAインターナショナル・ジュニアヘビー級王座を奪取。その後、両者は同王座を巡り、全日マットで幾多の名勝負を繰り広げた。同年11月には、同王座決定3番勝負最終戦で、大仁田がチャボを下し、王座奪還に成功した。ところが、試合後、納得いかないチャボがトロフィーで大仁田をめった打ちにする凶行に及び、大仁田は左腕を32針縫合する裂傷を負い、2人の遺恨が深まった。あれから33年の歳月を経て、両者は再び同じリングに立つことになった。「トロフィーで襲われたりもしたけど、今となっては思い出のひとつ。オールドファンに楽しんでもらいたい」と大仁田。現在チャボはセミリタイア状態だが、時折インディーマットでファイトしているという。

 さらに、大仁田は「はぐれIGF軍」のケンドー・カシンに対し、「『はぐれIGF軍』の象徴はカシンかもしれないが、藤田和之が出てくるとおもしろいだろ。カシンよ、藤田を連れてこい! 今週中に返事しろ」と要求し、7・8新木場での「カシンvsパンディータ・ワンマッチ興行」で遺恨が勃発した藤田の参戦を要求した。

 カシンに関して、大仁田は「カシンには特別試合を組んでもいい。カシンvsパンダが幻になって、カシンは『大仁田パンダ』ノイローゼになってるらしいな。だったら、明日、あさってあたりに特効薬を送ってやるよ」と発言した。

「刻々と体力の限界も感じてるし、引退も迫ってきてるし、近日中に発表したい」、「『狙うは長州力のクビひとつ』のキャッチフレーズで追い詰めたことがあるけど、残された選手生活のなかで、ひとりの男を追い詰めたいと思ってる。それも近いうちに発表したい」、「船木に一言言っておく。この借りは1年2カ月の間、いつか返してやる」とも語った大仁田。残された選手生活は、これまで以上に激動の闘いもようになりそうだ。

 なお、8・26有明の対戦カードは、「はぐれIGF軍」の回答を待って、来週中にも発表される見込み。堀田祐美子がプロデュースする女子の試合については、「『大仁田の興行で、これが出るのか』というような斬新なカードをプラン中」(大仁田)という。

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