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10/9【新日本】オメガ豪語「俺はターミネーター」、後藤は疑問視の声一蹴「俺しかいない」 10・10両国権利証争奪戦公開調印式

 あす(10日)の両国大会で行われる東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証争奪戦「(保持者)ケニー・オメガvs後藤洋央紀(挑戦者)」に向けた公開調印式が9日、東京ドームシティ内ラク―アガーデンステージで開かれた。

 今夏G1 CLIMAX優勝決定戦の再戦となる一番。今後年内に権利証争奪戦が行われる予定はなく、この一戦の勝者が来年1・4東京ドーム大会でのIWGPヘビー級王座挑戦者となる。

 とはいえ後藤は「権利証が欲しくて戦うわけではない」と言い切り、G1決勝の舞台で敗れたオメガへの雪辱を最優先事項に。オメガは「一度勝っている相手となぜ?」と不快感を示しているがが、「誰も指名してないわけだし、誰も他に名乗りを上げてるヤツもいない。俺しかいないってこと」と動じずに言い切ってみせた。

 無論オメガも「今回の試合は何のサプライズも無い、面白味もない。ラストチャンスをやるが、当然のように俺はチャンピオンのままだ」と豪語。外国人選手初のG1制覇を成し遂げたことで“覚醒"を自覚するオメガは、「この団体に来てから、俺は自分自身の“ポジション"に危機感を持ってきた。負けたらどうしよう。ベストバウトを重ねなければ居場所がなくなる。クビになるかもしれない…ってね。そうやって俺はオカダやタナハシ、ナイトーにも勝ってきた。でも評価はそこまで大きく変わらなかった。でもG1で起こったことがすべてを変えたんだ。俺自身をも変えた。目覚めた俺はこの先もベストバウトマシーンと化す。そして勝ち続ける。両国や東京ドームを前にしても少しもナーバスじゃねえ。俺はターミネーターだ。そしてベルトを獲る。相手をぶっ壊して、新日本の既存の価値観をも破壊していく」と立て板に水のごとくまくし立てた。

 両者勝てば東京ドームで、オカダ・カズチカか丸藤正道、いずれかの王者に挑戦することになるが、両者ともに「どちらでもいい」と返答した。

 調印式での両選手のコメントは以下の通り。
 

【調印式の模様】
――直前の心境を

▼後藤「G1決勝のリマッチ、こうもすんなりと決まるとは思ってなかったんですが、決まった以上はしっかりとG1決勝の借りを返したいと思います」

▼オメガ「今回の試合は何のサプライズも無い、面白味もない。ラストチャンスをやるが、当然のように俺はチャンピオンのままだ。ゴトー。よく聞いとけ。そして正確に訳せよ? この(※壊れたブリーフケースを見せながら)見ろ、この超素晴らしいブリーフケースを。確かに最初美しかった外側は壊れちまってるが、中身はメチャクチャ価値のあるもんだ。1・4東京ドーム大会メインイベントへの“チケット"だ。ゴトー、お前には一度勝ってる。ヤツが俺にチャレンジしてくることは無いと思っていたが、次も結果は同じだ。東京ドームのメインに出ていくのは俺で、オカダかマルフジの前に立つ」

――後藤選手はオメガに借りを返したい気持ちと、東京ドームのメインに立ちたい気持ち。どちらが強い?

▼後藤「どちらもあるんですけど、やはり借りを返してからかな…というのがあるんで、しっかり借りを返します。権利証が欲しくて戦うわけではないんで。すべてはG1の借りを返してから」

――オメガ選手は東京ドームのメインでオカダと丸藤、どちらに挑戦したい?

▼オメガ「俺はここ新日本に来る前からあらゆる選手と戦ってきた。2008年、マルフジとも戦った。一度だけ。マルフジは俺に勝った。俺はリベンジがしたい。もう一度お前と向き合ってな。お前がノアだろうが何だろうが情け容赦なく叩き潰す。それが俺の仕事だからだ。そしてオカダ。確かオカダにはたくさんのファンがいるね。みんなレインメーカータオルを持ってる。でもそんなファンたちの前で示してやる。お前はベストじゃないってことを。お前はかっこいいテーマ曲やコスチュームを与えられた新日本の“作品"に過ぎない。みんなそれに踊らされてるだけだ。俺が人々に誰がベストでナンバーワンかを見せてやる。そう東京ドームで、世界じゅうのファンの前でな。俺には誰も触(さわ)れない。止められない。だからマルフジとオカダ、どちらが相手でも俺は構わない。その2人が戦って勝った強い方を倒すのは…誰だ? そう俺だ!」

――後藤選手、一度敗れて再挑戦…という流れはオメガ自身やファンの一部からも否定的な意見が出ているが?

▼後藤「確かに2カ月あまりの時間で再戦。そうやって思われる方も多いと思うんですが、他に誰かいるか。誰も指名してないわけだし、誰も他に名乗りを上げてるヤツもいない。俺しかいないってことですよ」

――後藤選手はオカダと丸藤、どちらとドームで戦いたい?

▼後藤「どちらがいいか…は無いですね。明日その2人が戦うのであれば勝ったほう。どちらでもいいです」

――同じCHAOSのYOSHI-HASHIが敗れたうえで再戦に名乗りを上げたが?

▼後藤「別にかたき討ちだとか、そういうことは思ってません。ただ、あの場、あのリング上であんな凄い試合を見せられて、YOSHI-HASHIに背中を押された部分は確かにありました」

――オメガ選手、外国人選手として東京ドームのメインに立つことは特別なこと?

▼オメガ「みんなに言いたい。G1は状況を変えた。この団体に来てから、俺は自分自身の“ポジション"に危機感を持ってきた。負けたらどうしよう。ベストバウトを重ねなければ居場所がなくなる。クビになるかもしれない…ってね。そうやって俺はオカダやタナハシ、ナイトーにも勝ってきた。でも評価はそこまで大きく変わらなかった。でもG1で起こったことがすべてを変えたんだ。俺自身をも変えた。目覚めた俺はこの先も、ベストバウト、ベストバウト、ベストバウト…俺はベストバウトマシーンと化す。そして勝ち続ける。両国や東京ドームを前にしても少しもナーバスじゃねえ。俺はターミネーターだ。そしてベルトを獲る。相手をぶっ壊して、新日本の既存の価値観をも破壊していくんだ」

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