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10/15【NOAH】拳王「横浜で俺たちが勝って、あの大歓声を起こしてやりたい」 打倒・邪道&外道へ拳王&大原組インタビュー

 10・23横浜大会で邪道&外道組のGHCジュニアタッグ王座に挑戦することになった“ケンオーハラ"拳王&大原組。ライバルの桃の青春タッグを破って約10年ぶりのタイトル戴冠を果たした“伝説のタッグチーム"に挑むことになった2人に心境を聞いた。

【拳王&大原はじめインタビュー】

――横浜で邪道&外道のジュニアタッグ王座に挑戦することが決まりました

▼大原「この間の9・23後楽園大会の試合後に挑戦表明して、拳王が言いたいこと(※挑戦したいこと)は言ってくれました。あとは自分がいかに承諾を引き出せるか…だな、と思ったので“下手(したて)に出る"ことにしました。やっぱり邪道&外道みたいに格がある選手に、僕も“わ〜っ!"と言ってしまってはダメだと思ったんで、あえて下手に出れば逆に逃げられないだろうな…と思いました。格が上だと思ってる人間が、格が下だと思ってる人間に頭を下げられても断ったら、邪道&外道の名前に傷がつくと思ったので。それで試合が決まって良かったな…と。まずは第1ステップはクリアですね」

▼拳王「あのベルトは原田&小峠が持ってて、あいつらから奪うのは俺たちだと思ってた。でも(邪道&外道に)獲られてしまって『どうしよっかな…』って思ったんだけど、まずは邪道&外道からベルトを奪うことが先決。そのうえで、また桃の青春に声をやろうかなって思ってるけどね」

――邪道&外道組の試合を見ての印象は?

▼大原「自分たちが散々勝てなかった桃の青春に勝ってしまった事実がありますし、その試合を見ていてもやっぱり“さすがだな"としか言いようが無い。試合の展開も含めて。凄いな…っていうのはありますけど、自分たちもタッグチームとして負けていない自信はあるので。今は『顔じゃねえ』『レベルが違う』と言われても仕方ない部分はありますけど、それを覆していかないといけないんで。いろんな意味で“挑戦"していかないと。現状打破という意味でも。ウチらは結果が伴っていなかったので、そこを変えていきたい」

▼拳王「外道も『個人としての力は落ちてる。でもタッグだったら話は別』と言った言葉が、そのままあの試合には出てたかな…って思うし、俺たちの世代の人間が、中堅・ベテランって言われるキャリアの人間にいいようにやられてしまった悔しさもある。でも『顔じゃねえ』『レベルが違う』とか言われても、そんなもんクソ食らえ!だと思ってるから。こっちは勢いに乗ってあいつらの格を超えてやりたいなと思いますね」

――とはいえ邪道&外道がベルトを獲った時は、後楽園が爆発的な空間と化しましたが、そこは“ノアジュニア対決で起こしたかった"という悔しさもあるのでは?

▼大原「もちろん。あの試合を見て感じる部分は大きかったですね。そして自分たちが出ていった時の空気。決して歓迎ムードでは無かったと僕は思っているので。そういったものも覆していく戦い。ひじょうに道は険しいですけど、そこに挑んでいくことで進化していかないといけないと思いますね」

▼拳王「あれが新日本のリングであれだけの歓声が起こるんだったらまだしも、ノアのリングでベルトを持っていかれたうえであの大歓声が起こった。その事実は許せない部分もあるし、許せないだけで止めておくわけにもいかない。やっぱりノアの選手がノアのリングで勝って大歓声を起こす。それがノアの選手の役目だと思うから。だから横浜文化体育館で俺たちが勝って、あの大歓声を起こしてやりたいな…って思ってるよ」

――邪道&外道を攻略するうえでのポイントは?

▼大原「彼らは僕らのような色のチームと対戦したことは無かったと思う。もちろん厳密にカテゴライズした話。“ヒール"とか大きなカテゴリではなくて、僕らみたいなチームって唯一無二だと思ってるんで。僕らのオリジナリティを出していけば、そこにおのずと結果がついてくるんじゃないかな…と信じて戦っていきたいと思います」

▼拳王「『顔じゃない』『レベルが違う』。確かにあいつらとキャリアに差はあるよ。そこは何年経っても変えられないもの。でも、その分俺たちはこれから上がっていかなきゃいけない。だから今回はより“勢い"ってモンを出して、伸びた鼻を折って、足元すくってやるよ」

――桃の青春は邪道&外道を『踏み台にする』と言って逆にベルトを奪われましたが、ケンオーハラこそ邪道&外道を踏み台にしたい?

▼大原「そうですね。俺らが獲ったうえで、桃の青春とまたやって勝つ。そうやって進んでいかないと、僕らはずっと歩みを止めたままになってしまうので。時を動かすためにも、やっぱり乗り越えていかないといけない」

――ちなみに外道は大原選手を『生理的に受け付けない』と言っていましたが…?

▼大原「(※オカダ・カズチカばりに)特にありません」

――…分かりました。では改めて意気込みのほどを

▼大原「ディファで組まれた前哨戦も含めて、今までに無かったタイトルマッチを作りたいし、ケンオーハラが邪道&外道といかにして向き合っていくか…に注目して欲しい。桃の青春タッグとは違ったものを創り上げたいと思います」

▼拳王「『顔じゃない』『レベルが違う』…まぁ、見てるクソヤローどももそう思ってるかもしれない。目の前の敵はそれだけデッカイけど、同時においしい相手でもある。そのおいしい相手を食って、俺たちがさらに上にあがっていってやろうと思ってるよ」

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