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10/24【NOAH】「ただベルトを獲っただけ、大事なのはここから」 GLへ決勝ノア対決を熱望 新GHC王者・中嶋が一夜明け会見

 前夜(23日)の横浜文体大会で杉浦貴を破り、悲願の初戴冠を成し遂げた新GHCヘビー級王者・中嶋勝彦が24日、都内ノア事務所で会見。「ただベルトを獲っただけ、本当に“ここから"だと思う」と自身を中心とした“方舟新時代"を築くべく襟を正した。

 前夜は30分を超える試合の末に杉浦貴を撃破。4度目の挑戦で悲願のGHCヘビー級王座初戴冠を成し遂げた中嶋だが、会見では「(祝福の)連絡をいただいたり、喜びの声もたくさんいただいて本当にありがたいですけど、いろんな声があるので。言っても、“ただベルトを獲っただけ"ですからね。そこまで行くのにホントに長かったんですけど、ここからなんで。ここから中嶋勝彦の時代が生まれます」と強調した。

 前夜の横浜大会では、ノアを暗闇で覆い続けた鈴木軍がついにGHC無冠に。それも中嶋が訴え続けてきた“若い潮流による方舟新時代"のスタート地点に過ぎない。前夜の試合後には客席から厳しい叱咤(しった)の声も飛んだだけに「いろんな声がありました。けど、自分で動かした針は止まらないし、止めることはできないし。……まぁ“納得"させます。そんな試合をこのノアではできると思うので、ぜひ刮目(かつもく)していってください」と話した。

 この日は『グローバル・リーグ戦2016』(11・3後楽園で開幕)の出場メンバーおよび公式戦日程も発表され、中嶋は王者としての優勝が至上命題となる。「メンバー的にもノアの選手がほとんどなので、自分が前々から言っていた“ノア内の活性化"。その声がやっと届いたのかな、とも思ったし、その中で俺はチャンピオンとしてしっかり心に残るプロレスをして、リーグ戦でも優勝したい」としたうえで「決勝ではノア同士のすげー試合をしたいな、と思っています」と熱望した。

 新日本はオカダ・カズチカ、全日本は宮原健斗。ノアにもようやく20代の王者が誕生した。「それを言われたら『ノアは遅いな』って思いましたね。若い俺たちの世代が盛り上げていかないと次はホントに無い。あとはもう、ここから俺がどうするか。俺たちの世代がどう動いていくのか。本当に“ここから"だと思います」と改めて襟を正した中嶋。「ノアと聞いてイメージする選手や試合は、どうしても丸藤選手、杉浦選手の名前が出てきますし、それ以前の偉大な先輩方の名前も出てくることが多いので、そういうものを俺の代から変えていきたいな、と思っています」。真の挑戦はやはり“ここから"だ。

 会見における中嶋の詳細コメントは以下の通り。


【会見の模様】

――GHCヘビー戴冠から一夜明けて?

▼中嶋「まず、本日はお忙しいなか、お集まりいただき、ありがとうございます。“鈴木軍の杉浦貴"から横浜で獲れたっていうのは、僕にとってもホントに大きいし、ノアにとっても大きな一日になったんじゃないかなと思います。やっと手に入れたベルトなので、ここにたどり着くまでホントに長かったんですけど、僕はすでに“次"を向いてるんで。その次の光をみんなと一緒に浴びたいと思います」

――その“次"はグローバル・リーグ戦となるが?

▼中嶋「メンバー的にもノアの選手がほとんどなので、自分が前々から言っていた“ノア内の活性化"。その声がやっと届いたのかな、とも思ったし、その中で俺はチャンピオンとしてしっかり心に残るプロレスをして、リーグ戦でも優勝したいと思います」

――前夜は腰やわき腹など負傷個所を攻められていたが、その状況は?

▼中嶋「グローバル・リーグ戦、次のツアーには何も問題ないです」

――ベルトを巻いたことで周囲の反響は?

▼中嶋「連絡をいただいたり、喜びの声もたくさんいただいて本当にありがたいですけど、いろんな声があるので。言っても、“ただベルトを獲っただけ"ですからね。そこまで行くのにホントに長かったんですけど、ここからなんで。ここから中嶋勝彦の時代が生まれます」

――前夜の試合後には観衆から厳しい声もあったが?

▼中嶋「いろんな声がありました。けど、自分で動かした針は止まらないし、止めることはできないし。……まぁ“納得"させます。そんな試合をこのノアではできると思うので、ぜひ刮目(かつもく)していってください」

――鈴木軍が全王座を失った区切りの横浜大会となったが、その時点での王者が中嶋選手だった。その意義を自身としてはどうとらえている?

▼中嶋「ホントに長い鈴木軍の時代を止められたのは素直にうれしいし、良かったと思います。でも対鈴木軍に対しては、俺だけじゃなくて小峠選手もそうですけど、若い力が作り出した一つの大きな結果だと思っています。昨日の横浜は新しい時代が動き出した瞬間でもある。だから、これからの1分1秒を俺たちの時間にしていきたいと思います」

――これまでは丸藤、杉浦のイメージが強かったノアだが、それも一新していきたい…という理解でいい?

▼中嶋「もちろんですね。ノアと聞いてイメージする選手や試合は、どうしても丸藤選手、杉浦選手の名前が出てきますし、それ以前の偉大な先輩方の名前も出てくることが多いので、そういうものを俺の代から変えていきたいな、と思っています」

――次のグローバル・リーグ戦でも決勝を若いノアの選手と戦いたい?

▼中嶋「そうですね。決勝ではノア同士のすげー試合をしたいな、と思っています」

――業界的に見ても、新日本(オカダ・カズチカ)も全日本(宮原健斗)も20代の王者がいて、ノアにも20代の王者が誕生したことになるが?

▼中嶋「それを言われたら『ノアは遅いな』って思いましたね。流れというか、若い俺たちの世代が盛り上げていかないと次はホントに無いと思いますし、その一心で昨日は挑んだので。あとはもう、ここから俺がどうするか。俺たちの世代がどう動いていくのか。本当に“ここから"だと思います」

――それを踏まえて“中嶋政権"の公約的なものを掲げるとすれば?

▼中嶋「そうですね…今まで以上の心に残るプロレスを俺が届けます!」

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