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11/28【全日本】世界ジュニア新王者・石井が所信表明 「ファンが熱狂する試合を」

 11・27両国大会で高尾蒼馬とのDDT対決に勝利し、世界ジュニアヘビー級王座初戴冠を果たした石井慧介が28日、神奈川・全日本事務所で会見。青柳優馬との初防衛戦を今から見据えつつ、「とにかくこのベルトは歴史がありますので、ファンが熱狂するような試合をしていかなければいけない」と憧れだったベルトの価値をさらに高めていく構えをみせた。

 元全日本の練習生だった石井は11・27両国大会で高尾とのDDT対決に勝利し、悲願の世界ジュニア初戴冠を成し遂げた。プロレス入り前から憧れ続けたベルトをデビュー8年4ヶ月にして手にし、「全日本の両国大会は思い入れがありますので。3年前アジアタッグ初めて挑戦した時もそうですし、個人的には全日本プロレスの両国大会で獲れて、凄くいいタイミングで獲れた」と喜びに浸った。

 試合後は夢見心地だったが、一夜明けて喜びと同時に課題も見つかり、「この世界ジュニアのベルトを巻く人間として恥じないようにどんどん努力が必要」と気を引き締めた。これから世界ジュニア戦線が活性化するかは王者・石井にかかっているといっても過言ではない。思い入れの強いベルトだからこそ、石井自身も王者としての責務を抱いており、「毎回世界ジュニア戦が盛り上がってるなとか。とにかくこのベルトは歴史がありますので、ファンが熱狂するような試合をしていかなければいけないと思ってます」と自らに高いハードルを課した。

 さっそく試合後には青柳が挑戦を表明してきた。現時点で青柳は実績に乏しい感もあり、突然の名乗りだったが、石井は「ああいう試合の後にマイクアピールするということも凄く勇気がいることだし、気持ちが凄く伝わった」と受諾。すでに青柳研究にも着手しており、「チャンピオンの僕が受諾したということで、DDT風に言うなら青柳選手はいつでもどこでも挑戦権を持っているようなものなので、場所はどこでもいいです」との意向を示した。青柳との初防衛戦の日時は未定だが、この一戦から世界ジュニアのベルトを高めていく石井の戦いが始まる。

【会見の模様】
▼石井「ずっと目標であり夢であったベルトを獲った瞬間は信じられない…昨日の一日自体が不思議な感覚でしたね。勝った瞬間、夢の中にいるような不思議な感覚でした」

――一夜明けてベルトを獲った実感は沸いてきた?

▼石井「もちろん夢が叶ったという喜びも強かったんですけど、この世界ジュニアのベルトを巻く人間として恥じないようにどんどん努力が必要だなと思いましたし、勝ちましたけど、試合も反省点、課題が改めてを録画していたGAORA中継を見ていて、そういうとこも発見できたんで、まだまだ鍛えないなと思ってます」

――高尾に先に獲られたのもバネになった?

▼石井「もちろん自分が狙ってたベルトを同じユニットで仲間だった、そして昔からライバルで、まして後輩の高尾が獲ったのは口には出してなかったけど、非常に悔しい思いをしていました。その部分もありますし、全日本の両国大会は思い入れがありますので。3年前アジアタッグ初めて挑戦した時もそうですし、個人的には全日本プロレスの両国大会で獲れて、凄くいいタイミングで獲れたなと。それも大きな喜びです」

――青柳が挑戦の名乗りを上げてきたが?

▼石井「夢の中にいるところにいきなり声かけられまして、なんだろうと思って現実に戻ったんですけど、そこで青柳選手が挑戦表明して。僕は全日本の選手と防衛戦を行っていかないといけないと思うので受諾しました。チャンピオンの僕が受諾したということで、DDT風に言うなら青柳選手はいつでもどこでも挑戦権を持っているようなものなので、場所はどこでもいいです」

――青柳の印象は?

▼石井「対戦したのは7月14日の1回しかないんですけど、バネがあるっていう印象がありますね。使う技も青柳選手の試合を見て自分なりに研究してるんで、今のところこういう技を使うとかデータは入ってます」

――青柳は実績に乏しいが挑戦を受けた理由は?

▼石井「僕も若い時にチャンスがあったら向かっていこうという気持ちを常に持ってたんで。そういう気持ちは僕も理解できるんで。ああいう試合の後にマイクアピールするということも凄く勇気がいることだし、気持ちが凄く伝わったので受けさせてもらいました。でも突然だったんでびっくりした部分もあります正直」

――歴代王者がいる中でこれから目指す王者像は?

▼石井「誰とは正直選べないんでいえないですけど毎回世界ジュニア戦が盛り上がってるなとか。とにかくこのベルトは歴史がありますので、ファンが熱狂するような試合をしていかなければいけないと思ってます」

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