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1/15【NOAH】拳王が竹刀に別れ「強さと力でやっていく」 北宮は「過去のノアとの戦い」 1・21大阪GHCタッグ戦へマサ北宮&拳王インタビュー

 1・21大阪大会で潮崎豪&マイバッハ谷口組の持つGHCタッグ王座に挑戦するマサ北宮&拳王。拳王はヘビー級転向後最初のチャンス。躍進しながらも勲章はつかめていない北宮も新年早々にチャンスをつかんだ。野心が共通項の両雄が、タッグ王座戦に向けた思いを語った――。

【マサ北宮&拳王インタビュー】

――率直にGHCタッグ挑戦に名乗りを上げた理由というのは?

▼拳王「俺はヘビー級に転向した。でも同じタイミングで転向した小峠はヘビー転向一発目でタイトルマッチ…っておかしいだろ!って思っていて。あいつ(小峠)に関しては、ずっと前から色々と“ひいき"されてるって感じがあって、今回も誰が(カード)決めたんだよって。会社っていうか内田(会長)だろ? ふざけんなって思いが強くて。もう力でこじ開けないと変わんないだろうなって思ってたところで、タッグのタイトルマッチで小峠が負けた。そこで反射的に『俺だったら』って体が動いたっていうかね」

――大事なのは世渡りではなく力だろうと

▼拳王「そう。プロレスのリングで必要なのは世渡りじゃない。強さ、力。それで扉を開けないと本物じゃない」

――北宮選手も本来は中嶋選手が正パートナーで“ジ・アグレッション"とチーム名がついたタッグチームも存在しますが…

▼北宮「どんなきっかけでも、少しでもすき間があれば入り込んで行こうって。今年はそう決めてたので。去年は結局、何も形としては残せなかった。タイトルというタイトルが、あと一歩のところで獲れなかったっていうのがあったんで。だから今回、新年一発目で組んだ拳王さんも知らない間柄じゃないし、上に行きたい強い気持ち、野心を持った同志だったんで。これに乗らない手は無いなと」

――確かに3年前、超危暴軍で同じチームにいたことがありましたが、あの頃は拳王さんが上で北宮さんが下…という上下関係がハッキリしていました

▼北宮「そうですね…(笑) でもまぁ腹ん中は別として、今は対等な同志として、上に行こう出した船に乗らせてもらった次第」

――かつて竹刀で北宮さんを小突いていた拳王選手は…

▼拳王「まぁ俺は今回ヘビー級に行くにあたって、そういうコミカルな部分はもう除外して行こうと思ってるんで。もともと俺は強さに自信があったし、力に自信があるので。そこにフォーカスしてやっていこうと考えてる。俺の力で、北宮の力で戦っていこうと思ってますね」

――ヘビー級転向以降、竹刀を使っていないこともその現れ?

▼拳王「そうだね。竹刀を使ったプロレスも、プロレスの一つの形だとは思うけど、もう俺はそんなもんに頼らずに体ひとつでやっていく。その自信もあるし、今まで培ってきたものをプロレスのリングで表現していく」

――王者の潮崎&谷口組については?

▼拳王「はっきり言ってあいつらがベルトを持ってても“NOAH the REBORN"で輝かしい未来なんて見えてこないと思うんで。ノアは新しく生まれ変わるんだろ? あんな昔からいる選手が持ってても何も生まれない。俺たちがベルトを獲ったほうが“NOAH the REBORN"のひとつの魅力になることは間違いない」

▼北宮「昔から組んでるタッグチームではあるけど、漠然として見ていて思うのは“脅威がない"ってこと。恐るるに足らないチャンピオンだと。だからヤツらが昔っからノアにいるタッグチームならば、これは“過去のノア"との戦いでもある。時代を後戻りさせたくは無い。ならばヤツらに勝つのが一番手っ取り早い。前に進むというのは、そういうこと」

――拳王選手とのチームにはどんな可能性を感じている?

▼北宮「それは追々。前哨戦も含めて。超危暴軍でやってる時もあったし、知らない中では無いので最低限のチームワークに問題は無い。でも変に合体技とか取ってつけたようなダブルをやってもダメだと思うんで、お互いの個の力で、力ずくで引き寄せようと思ってます。そこは同じ思いだと思いますが」

▼拳王「俺もタッグマッチと言っても俺は俺のことしか考えてないから。連係とかに頼るんじゃなくて、強さと強さが合わさったものがタッグの強さ。個のプレーに走っても強さが合わさる戦いにしていきたい」

――今回の大阪は拳王さんにとってレスラー人生のターニングポイントとなりそうな舞台ともなりそうです

▼拳王「分かってる。持ち味を十分に発揮したうえで必ずベルトを獲る。俺にとってはヘビー級転向後最初のツアー。新生ノアにとっても今年一発目のツアーで最終戦のメインイベント。今回のツアーが終わってみれば『やっぱり今年の主役は拳王になるな』って思わせるような試合をしてやるよ!」

▼北宮「…以上だ!」

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