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1/26【全日本】大仁田が2・19甲府への参戦を宣言、邪道軍vs全日本軍を要求「秋山、諏訪魔参戦が絶対条件」

 大仁田厚が26日、東京・水道橋の闘道館で会見し、2・19甲府大会への参戦を宣言。全日本側に邪道軍vs全日本軍を要求し、「絶対条件」として秋山準、諏訪魔の参戦を突きつけた。

 この日、大仁田はFMW2・24新木場大会のカード発表会見に登場。風邪を引いて声が出ないため、異例の筆談による会見となったが、その途中、予期せぬ事態が起こった。

 会見場にワイルドセブンのマスクをかぶったケンドー・カシンに酷似した男と、懐かしいライオン丸のマスクをかぶり、全日本のTシャツを着用した小太りの男がいつの間にか乱入。カシン似の男が「襲え! 襲え!」と指令すると、ライオン丸がパンディータに向かってスプレーを噴霧。さらにカシン似の男もパンディータにパウダーを投げつけると、「これが秋山社長からの伝言だよ!」と言い放ってから脱兎のごとく去っていった。

 せき込んだパンディータが「今の声、カシンですよ、あれ。絶対カシンですよ」と断定したように、声から判断するとワイルドセブンのマスクをかぶった男がカシンであることは間違いない。それにカシンは1・15博多大会で秋山に向かって「邪道軍と戦うしかないよ、これは。近々あいさつ行こう」と訴えていた。それを実際に行動に移したと判断してよさそうだ。

 これを受けて大仁田は全日本に対して仰天要求を突きつけた。「電流爆破の返答もアジアタッグ選手権もなしのつぶて。全日本の誠意が全く感じられない。何が王道なのか疑問だ。王道とは人のまっすぐな道であり、人を馬鹿にしないのが王道の精神なのでは?」と非難した邪道は、2・19甲府大会への参戦を宣言。しかも邪道軍vs全日本軍を要求し、「秋山社長、諏訪魔選手の参戦が絶対条件である」と突きつけ、電流爆破マッチまで条件に付け加えた。

 「全日本プロレスの顔であるレスラーたちを邪道のリングに上げるのが俺の仕事だ」というのが大仁田の考え。もし要求が受け入れられない場合は、「アジアタッグのベルトをもう一つ作り、FMWや他団体のリングでも戦い、アジアタッグに俺流の箔をつける」と宣言。「俺たちはマッチメークが組まれなくても2月19日の全日本プロレス山梨大会のリングに必ず上がる」と無法乱入を強行する構えをみせた。

 一方、カシン似の男に襲撃されたパンディータも収まらない。「俺もレスラーのはしくれです。やりますよ。やられっ放しで納得いかないですよ」と怒りをあらわ。パンダ王国のベルトを持ち出すと、「このベルトをかけてカシンと全日本でシングルやらせてください。全日本に頼んで下さい。お願いします」と大仁田に訴えた。

 ともあれ、大仁田の要求を受けて、全日本が早急に対処する必要に迫られたのは間違いない。


【会見の模様】
▼パンディータ「皆様、今日はFMWの会見にお越しいただき、ありがとうございます。大仁田選手はリング上での毎回の聖水の儀式で風邪を引いて声が出ないということで、この状況で大仁田選手に代わり、私パンダがマスコミさんの対応をさせていただきます。来たる2月24日、新木場大会のカードを発表させていただきます。さよなら大仁田第2弾としまして大仁田厚vsザ・グレート・サスケ。試合形式ですが、ランバージャックデスマッチ。セコンドはみちのく側の選手、FMW側の選手、当日3名ずつくじ引きで決めることにします」

▼大仁田(パンディータが代読、以下同)「サスケ選手とは同じ歴史を歩いてきた同志である。これが最後のシングルの戦いになると思います。たまには大仁田もレスリングをしたいと思っております」

▼パンディータ「あとのマッチメークですが、先ほどお配りしたカードで決定しております」

※ワイルドセブンのマスクをかぶったカシン似の男と、小太りのライオン丸がいつの間にか会見場に乱入

▼カシン?「(ライオン丸に向かって)襲え! 襲え!」

※ライオン丸がパンディータにスプレーを噴霧し、カシン似のワイルドセブンはパウダーを投げつける

▼カシン?「これが秋山社長からの伝言だよ!」

※カシン似の男とライオン丸が去ると

▼パンディータ「何すか、あれ? 何でセブンのマスクかぶってるんですか? 今の声、カシンですよ、あれ。絶対カシンですよ。俺もレスラーのはしくれです。やりますよ。やられっ放しで納得いかないですよ。大仁田さん、このベルト、パンダ王国のチャンピオンです。このベルトをかけてカシンと全日本でシングルやらせてください。全日本に頼んで下さい。お願いします。大将お願いします。このパンダ王国のベルトをかけてカシンとシングルやりたいんです。全日本に頼んで下さい。お願いします。このままじゃ引き下がれないです」

▼大仁田「この場を借りまして、全日本プロレス関係のお話をさせていただきます。電流爆破の返答もアジアタッグ選手権もなしのつぶて。全日本の誠意が全く感じられない。何が王道なのか疑問だ。王道とは人のまっすぐな道であり、人を馬鹿にしないのが王道の精神なのでは? こうなったら俺たちの流儀でやらせてもらう。来たる2月19日、全日本プロレスのリング上に登場する。邪道軍vs全日本プロレス軍を要求する。そして秋山社長、諏訪魔選手の参戦が絶対条件である。邪道軍vs全日本プロレス軍のこの試合が行われない時には、アジアタッグのベルトをもう一つ作り、FMWや他団体のリングでも戦い、アジアタッグに俺流の箔をつける。また、アメリカでの防衛戦も行う覚悟である。全日本プロレスに対して、あくまで電流爆破マッチを要求する。俺たちはマッチメークが組まれなくても2月19日の全日本プロレス山梨大会のリングに必ず上がる。俺は現アジアタッグのチャンピオンなのだ。全日本の長い歴史の中でアジアタッグチャンピオンである以上、この要求は凄く自然な要求である。マスコミの方、ご質問のある方は?」

――カシンらしき人間が乱入してきたが?

▼大仁田「あの男のやり方は邪道。邪道といわれる男から見ても邪道。あいつはいつか電流爆破に投げ込んでやる所存である」

――秋山、諏訪魔の参戦を絶対条件とした理由は?

▼大仁田「全日本プロレスの顔であるレスラーたちを邪道のリングに上げるのが俺の仕事だ」

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