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2/9【WRESTLE-1】2・22新宿でワイルドネットワーク再結成 征矢「この先の道筋、方向を決めたい」、河上「武藤敬司に何か発信できれば」

 2・22新宿大会でワイルドネットワークを再結成する征矢学と大日本・河上隆一。2015年7月20日の大日本・両国大会以来1年半ぶりの合体で将軍岡本&三富政行と対戦する二人は「ワイルドネットワークのこの先の道筋、方向を決めたい」(征矢)、「WRESTLE-1と言ったらボスの武藤敬司。武藤敬司に何かちょっとワイルドネットワークとして発信できれば」(河上)と意気込んでいる。WRESTLE-1提供の征矢&河上インタビューは以下の通り。

【征矢&河上インタビュー】
――2月22日の新宿FACE大会で久々にワイルドネットワークが復活しますが、そもそもワイルドネットワークというのはどのような経緯で結成されたのでしょうか?

▼征矢「僕が全日本プロレスを辞めてフリーになったんですけど、その時に大日本さんに上がらせて頂きまして。その時シングルマッチをしたんです。その時試合を通して相通ずるものがありました、ワイルドとして。今までは僕より先輩と組むことが多かったんですけど、後輩としてワイルドの素質を感じて誘ったところですね、その3秒後に“ワイルド俺もやりますよ"って。大体1日考えさせてくれとか言われるじゃないですか、プロレス界って。それを3秒ですよ?」

――なぜ河上選手はその時即決したのでしょうか?

▼河上「正直ですね、その時は自分自身を見失っていたというか。自分に自信がない、まだ自分が河上隆一であるということを自分で証明できないというか。わかりにくいですけど、自分自身がなかったと言えばなかったので。何か刺激が欲しかった。そしたら衝撃の出会いがあり、試合を通じて誘われて。これだ、と即断即決してそこに魂を売りました」

――では征矢選手が当時大日本プロレスさんに参戦している時は基本的にタッグを組んでいたということでしょうか?

▼征矢「基本的にはそうですね。河ちゃんとタッグでした」

――普段は“河ちゃん"と呼んでいるんですか?

▼征矢「ええ」

―河上選手は征矢選手のことを何と呼んでいるのでしょうか?

▼河上「まぁお酒が入っていない時は征矢さんですね。お酒が入ると征矢ちゃんとかですね」

▼征矢「まぁワイルドに先輩後輩関係ないですから。“征矢"でもいいんですよ。この社会っていうのは上下関係とかありますけど、そんなもの全部壊してやりゃいいんですよ。男女平等とかいろいろ平等平等言ってますけど、そこがまず平等じゃないんですよ。俺からしてみたら“武藤ちゃん"とか、ね? “関もっちゃん"とか言うでしょ? そんな感じですよ」

――なるほど。ではお互いの最初の印象はどのようなものだったのでしょうか?

▼征矢「そりゃもう(ワイルドに対して)3秒後に即決してくるフットワークの軽さとか、ちょっと読めない部分。そこに惹かれましたよね」

▼河上「僕はやっぱりこの昭和の俳優のような顔。先日亡くなった松方弘樹さんとかね? そんな昭和の俳優のような顔立ちとワイルドな出で立ち。もうこれしかない。特に当時の自分自身にはなかったものなので、良くも悪くも便乗してやろうと思ってやっちゃったら馴染んじゃって。なんだこれは? 気持ちがいい、と」

▼征矢「まぁ彼はこんな言い方失礼かもしれないけど、ブッ飛んでる。なかなか臆することもない」

▼河上「お互いある意味どっかブッ飛んでるのかもしれないですね。どっかしらのネジが」

▼征矢「ネジ錆びついて折れているのかもしれない。刺さっているんだけど、錆びて折れてる」

――わかりました。そのお二人がタッグを久々に組む2・22新宿FACE大会ですが、対戦相手は将軍岡本選手、三富政行選手です。

▼征矢「将軍ってどこの将軍なんだ!?」

――どこの将軍かはちょっとわからないです。

▼河上「たぶん冬将軍ですね、冬将軍。彼はこの寒い時期にうちの大日本にも突如として現れた、まぁSMOPの人です。やっぱ相撲上がりなんで体もすごいし、これは冬に現れたから冬将軍だと」

▼征矢「ということはもしかしたらこの時代の人間ではないかもしれない。そういうの最近流行ってるでしょ?ドラマとか」

▼河上「氷河期…氷河の中から溶けて現れたのかもしれない」

▼征矢「マンモスと同じか…」

▼河上「マンモス岡本かもしれない、本来」

▼征矢「本来の名前はマンモス岡本だけれども、今のご時世に合わせて将軍という名前にしたんじゃないか?」

――将軍という名前でも今の時代には合っていない気もしますが…

▼河上「冬将軍ですよ。冬将軍の“将軍"」

▼征矢「ということはもしかしたら春になったらもう全然機能しないかもしれない」

▼河上「彼は2月がピークなんじゃないですか? 暖かくなり始めたらドンドン力が弱ってくるかも」

▼征矢「そのピークを我々が刈り取る。岡本討ち取ったり、とね」

――では今後、ワイルドネットワークとしての目標などはあるのでしょうか?

▼征矢「もちろんありますよ。大日本さんとWRESTLE-1が許すのであれば全然やっていきたい」

▼河上「去年の大日本の両国大会ではワイルドネットワークで出場してるんですよね。その後にケガをしてしまって、正直その活動を絶やさせてしまったという負い目が僕にはあるんですよね。せっかく盛り上がってきたところを僕の欠場ということで二人の道が途絶えてしまったという申し訳ない気持ちもすごくあるんで。今はものすごく調子もいいですし、そんな時にいろいろやりたいです。ただ今ちょっと別の活動もしていて。僕の親戚がアメリカ人になったりもしていますし。でもやっぱり河上隆一はワイルドの心が残っているので、河上隆一としてワイルドをやっていってもいいんじゃないかと」

▼征矢「リング上で空いてしまった分、この大会でもう一度確認して、また再始動していきたいと思います。ワイルドネットワークここにあり、というのを2月22日に見せてやりたいと思います」

――ちなみに征矢選手はnew Wild orderというユニット活動も行っていますが、ワイルドネットワークとの関係性はどうなのでしょうか?

▼河上「ワイルドネットワークの方が先輩です」

▼征矢「モーニング娘。の中にプッチモニやミニモニとかいろいろあったでしょ? それと一緒だよ。方向性でそこに入るのか入らないのかは自由です。それでいいじゃないか」

▼河上「ベクトルは一緒です…new Wild orderって今やっているんですか?」

▼征矢「死にましたね。自害しました。ワイルドを名乗らない時は死ぬ時なんで。葛西純は生きているのか? でも全然ワイルドって言わないですからね」

▼河上「僕の中では征矢さんも発信力弱くなってきているんじゃないかと思っているんですけど。ワイルドが落ち着いてきたんじゃないかっていう。なんか守りに入ってる。口だけで攻めてないんですよ」

▼征矢「そうだったのか…そこは河ちゃんの力を借りてスパイスをぶち込んでくれ!」

▼河上「スパイス入れてやりますよ。ブッ飛んでることやらないと」

▼征矢「もしかしたら一番ブッ飛んでるかもしれない。私の周りのワイルドな人たちは意外と家族思いの人が多い」

――…わかりました。では最後になりましたが、2月22日の新宿FACE大会に向けての意気込みをお願いいたします。

▼征矢「意気込みもなにも久しぶりにね、河上選手とタッグを組めるということが楽しみです。今後、ワイルドネットワークはどのように活動していくのか、この先の道筋、方向を決めたいと思います。そういう試合にしたいと思います。勢いを復活させます」

▼河上「僕も久しぶりに組めて楽しみですし、彼も僕も調子がいい。ケガが治ったのでこれから本格始動ができればと。そしてWRESTLE-1と言ったらボスの武藤敬司。武藤敬司に何かちょっとワイルドネットワークとして発信できればいいなと思います」

▼征矢「入りたいんじゃないですか?」

▼河上「たぶん、まぁワイルドさだったら結構ね。髪型とか」

▼征矢「ただ一つ、髭は全部生やしてもらいたい。あと髪の毛もぶわぁって生やしてもらいたい。どうしても入れてくれというなら、こちらから出す条件は今言ったものです」

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