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3/2【全日本】Jr.リーグ覇者・岩本が3・12後楽園で世界ジュニア初挑戦 王者・石井から「確実に取り返す」

 3・12後楽園大会で世界ジュニアヘビー級選手権試合が決まった王者・石井慧介、挑戦者・岩本煌史が2日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。ジュニアリーグ戦優勝で勢いに乗る岩本は「ここは確実にしっかり全日本プロレス所属として自分が取り返して、全日本プロレス所属のジュニアの選手でタイトルマッチをやっていきたい」とジュニアの至宝奪還を誓った。

 2月シリーズで開催された『Jr.BATTLE OF GLORY』は初出場の岩本が優勝。全日本入団から約2ヶ月で初の栄冠をつかんだ。そしてこの日、世界ジュニア王座への初挑戦も決定。王者・石井はDDT1・29後楽園大会でヤス・ウラノを退けて以来3度目の防衛戦となる。両者は2・13銚子大会におけるジュニアリーグ公式戦で対決し、両者KOに終わっており、決着戦でもある。

 ジュニアリーグ戦制覇によってつかんだ世界ジュニア初挑戦のチャンス。岩本は全日ジュニア代表としてジュニアの至宝奪還の責務を担う。「今回のJr.BATTLE OF GLORYもそうですけど、他団体の選手に獲られちゃいけない」と表情を引き締めた岩本は、「世界ジュニアのベルトも今、石井選手が持っていて、DDTに流出しているということなので。ここは確実にしっかり全日本プロレス所属として自分が取り返して、全日本プロレス所属のジュニアの選手でタイトルマッチをやっていきたい」と見据えた。

 世界ジュニアをあるべき場所に戻す。そのためにも自らが重責を果たし、初挑戦・初戴冠を成し遂げるのみ。リーグ戦では自分の力不足を痛感させられたが、初の勲章を手にしたことは大きな自信につながった。「結構何でもできる選手だと思いますし、機動力とか一瞬の動きとかめちゃめちゃ速い」と石井に一目を置きつつ、「そこらへんを僕ががっちりつかんで孤高の芸術で投げて動きを止めちゃえば仕留められる」と豪語。「対戦してみて超えられない壁じゃないなと思ったんで、3月12日は確実に獲りにいきます」とまで言い切ってみせた。

 対する石井は3度目の防衛戦。戴冠から3ヶ月が経過し、「このベルトを持ってると、とにかく気分がいいんで、絶対人に渡したくない」とベルトへの愛着、王者としての優越感は増すばかりだ。「対戦してみて、とにかく粘り強い」と岩本を評価した石井は岩本のニーアッパーを最警戒。「そこも注意しつつ、これから研究に入りたい」としっかり対策を練って本番を迎えるつもりだ。

 V3戦の舞台となる3・12後楽園大会では青木篤志&ヒロ斉藤&佐藤光留と、渕正信&田中稔&高尾蒼馬が激突する歴代世界ジュニア王者による6人タッグマッチが組まれた。大森隆男取締役はこの一戦の勝者が次期挑戦権を得ると明言。誰が勝ち上がってきても石井にとって胸躍るタイトルマッチとなるのは間違いない。「初代王者・ヒロ斉藤さんというのはもちろん知ってますし、ヒロ斉藤さんも含めた6人タッグ…凄いカードですね」と興奮を隠せない石井は、「まず僕がここを勝たないとその次に進めないんで、しっかり防衛して決まった挑戦者とやります」と誓っていた。

【会見の模様】
▼岩本「今回のJr.BATTLE OF GLORYで初出場・初優勝という最高の形で終えることができました。自分は今回、世界ジュニアのベルトに挑戦するにあたって、決してジュニアリーグ戦が世界ジュニアの挑戦者決定戦じゃないということで、それをジュニアリーグの覇者として証明したいと思います」

▼石井「はっきりいってジュニアリーグ戦は世界ジュニア王者としてふがいない結果だったと思うんで。そして三角印が3つついて、ここは決着つけなきゃいけないと思ってましたし。優勝者が三角のひとつであった岩本選手ということで文句ないです。挑戦受けます」

――リーグ戦に優勝したことで全日ジュニアを代表して取り返しにいく責任感も大きいのでは?

▼岩本「今回のJr.BATTLE OF GLORYもそうですけど、他団体の選手に獲られちゃいけないと思ってましたし、この世界ジュニアのベルトも今、石井選手が持っていて、DDTに流出しているということなので。ここは確実にしっかり全日本プロレス所属として自分が取り返して、全日本プロレス所属のジュニアの選手でタイトルマッチをやっていきたい。自分はそう思ってます」

――公式戦で両者KOになった決着戦となるが?

▼石井「岩本選手の実力が正直ここまで上がってるものと思ってなかったんで、自分としては意外な結果だったんですけど、いろいろ気をつけるところも見つかったんで、それで決着戦ですね」

▼岩本「自分も銚子で戦うまでは世界ジュニアチャンピオンということで、結構強いんだろうなと思ってたんですけど、結果、両者KO。僕も勝ててないけど、対戦してみて超えられない壁じゃないなと思ったんで、3月12日は確実に獲りにいきます」

――リーグ戦に優勝したことが自信につながっているのでは?

▼岩本「結果としては自信にもなりましたし、実績というのも一つ作れたのでよかったんですけど、中身を見ればリーグ戦勝利できたのは初戦の竹田選手の1勝だけですし、石井選手とも両者KO、田中稔選手とも20分ドロー。その20分ドローも結構、終始攻められてという感じの20分ドローですし、最終戦の青木さんに関しても終始攻められての20分ドローだったので、納得いくような内容ではないので、満足はしてないですけど、優勝できたのは素直にうれしいです」

――「ふがいない結果」と言っていたが一番の要因は?

▼石井「まずは結果がもちろん。チャンピオンが3点という結果ですし、そこですね。結果ですね。ふがいないという点は」

――リーグ戦を通して岩本選手の印象は?

▼石井「僕も対戦してみて、とにかく粘り強いなと。そこがびっくりした点で、試合やってみて払い腰がクローズアップされてますけど、僕はあの試合で正直ヒザがびっくりしましたね。そこも注意しつつ、これから研究に入りたいと思います」

――3・12後楽園大会では歴代王者による6人タッグが決まり、勝者が挑戦権を得ることになったが?

▼石井「今聞いたんでびっくりしてるんですけど、初代王者・ヒロ斉藤さんというのはもちろん知ってますし、ヒロ斉藤さんも含めた6人タッグ…凄いカードですね。歴代王者揃ってますけど、まず僕がここを勝たないとその次に進めないんで、しっかり防衛して決まった挑戦者とやります。このベルトを持ってると、とにかく気分がいいんで、絶対人に渡したくないですね」

――公式戦で対戦して王者・石井選手の印象は?

▼岩本「結構何でもできる選手だと思いますし、機動力とか一瞬の動きとかめちゃめちゃ速いので、そこらへんを僕ががっちりつかんで孤高の芸術で投げて動きを止めちゃえば仕留められると僕は思ってます」

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