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3/5【NOAH】決戦1週間前に地上150メートルで決意表明 3・12横浜4大GHC戦公開調印式&会見

 東京タワー大展望台内の『CLUB333』で5日、1週間後に迫った3・12横浜文体大会の4大GHC戦に向けた公開調印式および公開記者会見が開かれた。

 地上150メートルの会場は、休日の観光客もあいまって盛況。タッグ王座決定戦(杉浦貴&拳王vsマサ北宮&モハメド ヨネ)とジュニア王座戦(大原はじめvs熊野準)は公開調印式、ヘビー級王座戦(中嶋勝彦vs潮崎豪)、ジュニアタッグ王座戦(石森太二&Hi69vs原田大輔&タダスケ)は公開会見として行われた。

 まずはジュニアタッグ王座戦に向けた公開会見。王者側は石森、挑戦者側は原田が出席した。タダスケ、HAYATA、YO-HEYと結成した新軍団名が“RATEL'S"に決まった原田は、「今年はこのRATEL'Sでノアジュニアを制覇したいと思っています。横浜はその第一歩となります」と改めて誓いを立てた。一方の王者・石森は「会場が絶対驚くようなことを僕ら2人でやってやろうかなと。あと入場もいろいろ考えているので、そっからも目を離さないようにしてもらいたい」と予告したが、同じく“隠し玉"を示唆している原田は「こっちが先に出て、向こうは隠し玉が出ずに終わると思います。どんな隠し玉なのか、是非横浜に来て、その目で見てください」と応戦してみせた。

 続いてはジュニア王座戦に向けた調印式。最終前哨戦で王者・大原から直接3カウントを奪ってみせた熊野は、「前哨戦、直接チャンピオンからは負けてないので、最後僕が取りましたし、いい感じでタイトルマッチ迎えられるんじゃないかなと思ってます」と手ごたえを強調。一方の王者・大原は高所恐怖症。震えながら調印書にサインしたものの、やはり評論家口調で当日の見どころは“腰攻め合戦"にあると解説。前哨戦を通じて熊野に“合格点"を与え「侮れない熊野。それでいい。ノアで育った、ノアの生え抜きの意地を横浜でも俺に見せてほしいと思います。ひじょうに楽しみでムイビエンな試合になります」と話した。

 拳王の裏切りにより空位となったGHCタッグ王者決定戦に向けては両軍好対照。裏切られた北宮が「拳王、24日の行動、選択間違いだったってことを教えてやるよ。覚悟してこい!」と終始怒りを押し殺していたのに対して、杉浦と拳王はニヤニヤ。杉浦はベルトをはく奪した内田雅之会長に「横浜までキレイに磨いとけよ、おまえどうせヒマなんだからよ」と難クセをつけ、質問した薄毛の記者に公衆の面前で辱めを与えるなど、不遜な態度に終始した。

 最後はヘビー級王座戦に向けて王者・中嶋と挑戦者・潮崎が登場。まずは中嶋が「俺が真のエースだということを改めて皆さんにお見せしたい」と公言して喝さいをさらった。中嶋は世界で活躍するボディビルダー・北井大五さんに師事して肉体改造中で「あの身体に僕の動きが融合したらというか、僕があの身体になって今の動きができたら最強になれると思う」とも見据えた。潮崎はK-1ファイター相手に“蹴り対策"の特訓を行ったが、中嶋は「特訓以上の蹴りを僕がご用意します」と言いきってみせた。

 一方の潮崎は“原点回帰"。「中嶋勝彦が初めてノアに上がった時の“佐々木健介&中嶋勝彦vs小橋建太&潮崎豪"という試合を最近動画で見ているんですけど、あの時の自分の気持ちも思い出して、コンディション、そして精神的な部分でも勝つことだけしか考えてない」と明かし、「中嶋選手がどれだけパワーアップしても俺はそれ以上の力を持っている人、それ以上の選手とやり合ってきた過去があるので、俺はこのノアのGHCの歴史、過去を先に進めるために覚悟を持ってね、パワーだけじゃないところもしっかりと受け止めた上で勝ちます」と改めて意気込んだ。

 公開調印式、公開会見の模様は以下の通り。


【GHCジュニアヘビー級タッグ選手権試合に向けた公開会見の模様】

▼原田「皆さん、こんにちは! もうすぐ横浜大会が始まります。いまタダスケとHAYATAとYO-HEYとチームを組んでます。RATEL'S(ラーテルズ)という名前に決まりました。今年はこのRATEL'Sでノアジュニアを制覇したいと思っています。横浜はその第一歩となります。皆さん、楽しみにしていてください」

▼石森「皆さん、こんにちは。文体まで1週間切りましたけど、なんとかコンディションもいい感じで上がってきて、Hi69ともいい感じで考えていることが一致してきているので、それを横浜文体でぶつけたいと思います。よろしくお願いします」

──それぞれ隠し玉の存在を示唆しているが、話せる範囲で?

▼石森「まあ、会場が絶対驚くようなことを僕ら2人でやってやろうかなと。あと入場もいろいろ考えているので、そっからも目を離さないようにしてもらいたいです」

▼原田「隠し玉……う〜んこっちが先に出て、向こうは隠し玉が出ずに終わると思います。どんな隠し玉なのか、是非横浜に来て、その目で見てください。よろしくお願いします」

──タダスケとの絆はどれほど深い?

▼原田「タダスケはあいつが大阪プロレスに入門してきて頃から見てますし、かれこれ10年の付き合いになりますし、僕がノアに来てからも大阪に帰ったから、タダスケとご飯行くなり、コミュニケーションはずっと取ってましたし。まあ、まだ試合での印象はお客さんに伝わってないと思いますけど、この横浜ですべてがわかると思います。俺とタダスケの凄さというのを」

──石森選手はHi69とはどれだけ絆が深い?

▼石森「僕がデビュー当初からの付き合いで14年、15年ぐらいの付き合いなんですけど、リング上で会ったのは去年Hi69が参戦してきて、本当にここ数カ月ですけど、タッグチームとしてはできあがってきているので、横浜文体では大きなインパクトを残そうかなと思っているのは2人で考えているので見てもらいたいですね」

──コスチュームが揃いの迷彩だがその理由は?

▼石森「まあHi69と一緒に考えてやったんですけど、ノアで誰も使ってない色を使って僕らでやろうかなと思ってたんですけど、去年までキャプテン・ノアが使ってたんですよね(笑)」

──原田選手はRATEL'Sで何か揃えたりといった展開を考えたりしている?

▼原田「そうですね。ゆくゆくは4人共通の色をコスチュームに入れるとか、そういう話は進んでるので、そのへんの話はおいおい見せていければと思ってます」


【GHCジュニア・ヘビー級選手権試合公開調印式】

▼熊野「プロレスリング・ノア、熊野準です。まあ、前哨戦、直接チャンピオンからは負けてないので、最後僕が取りましたし、いい感じでタイトルマッチ迎えられるんじゃないかなと思ってます」
▼大原「皆さん、こんにちは! 東京タワーということで高所恐怖症ですけど、ムイビエン、大原はじめです。熊野とタイトルマッチを1週間後に控えてますけど、この1カ月間、熊野のことを熊観察を1カ月間続けてきました。この1カ月間の観察によりますと、熊野は僕と実は似てます。何が似てるんだ? 彼も腰攻めが得意なんです。僕も腰攻めが得意なんです。腰を攻めて攻めて攻め抜いて、最後はムイビエン、もしくは立てなくなったところをフィンランド式フォアアームで仕留める。それが僕の闘い方です。実は熊野も背中や腰を力で折り曲げるような闘い方が非常に得意なんですね。前回、博多でアルゼンチン・バックブリーカーで自分は逃げられませんでした。めちゃめちゃダメージを負いました。立てなくなりました。そして後楽園、あれだけ痛めつけたにもかかわらず、最後は彼の必殺技MHで……合ってた? ごめんMNで3カウントを取られてしまいました。侮れない熊野。それでいい。ノアで育った、ノアの生え抜きの意地を横浜でも俺に見せてほしいと思います。ひじょうに楽しみでムイビエンな試合になります。横浜ではどっちの腰が折られるか、楽しみにしていてください。それでは今日もムイビエン! ありがとうございました」


【GHCタッグ王座決定戦公開調印式の模様】

▼ヨネ「皆さん、こんにちは! 今日は高いところまでどうもありがとうございます。あの場面でですね、思わず飛び出したっていうのが本音でして、クワイエット・ストームというパートナーがいて、自分はそこにタッグ愛を持ってやってました。それをああいうことが起こって、居ても立ってもいられなくてリングにいました。その結果が今ここにいます。もう決まったからにはマサのヘルプということではなくて、もう全力で横浜はベルトをを取りに行きたいと思います。もう悪がはびこる世界はダメです。マサと組んででっかいものを掴みたいと思います。皆さん、応援よろしくお願いします」

▼北宮「先月24日の後楽園ホール、拳王の裏切りがあったわけだけども、その行動に関しては俺は理解できないし、理解したくもない。ただ、12日の横浜でベルトを奪い返して、拳王、24日の行動、選択間違いだったってことを教えてやるよ。覚悟してこい! 以上!」

▼拳王「なんかアホみたいに怒ってるヤツがいるのだけど、早くね、このアホみたいに怒ってるヤツをリング上でこらしめてやるからな。そして、今は貸してあるだけのベルト、早く返してもらいたい」

▼杉浦貴「拳王が貸してるだけだからね。内田に預けてるんだよね? おい、おまえ(※内田会長)ベルトを勝手に持ってって、磨いてんのか、キレイに? 拳王のベルト磨いてんのか、ちゃんと。おい! 横浜までキレイに磨いとけよ、おまえどうせヒマなんだからよ。分かったか?」

──拳王とはいつ頃から話ができていた?

▼杉浦「(※薄毛の記者に)誰だ? 人に物を聞く時はまず自分の名前を名乗れ。そして帽子を脱いで頭(こうべ)をたれろ。(※記者がニットキャップを脱いで頭頂部をみせると)あっ…お前か。皆さんにも見せろ。おい、写真撮ってけ」

──あの、質問のほうに答えてください……

▼杉浦「うるせえ、ハゲ!」

──では拳王選手にとって杉浦貴というのはどういう存在?

▼拳王「……」

――答えていただけませんか

▼拳王「この地上150メートルでこんだけウケた後に答えるのは難しいので、それはもう答えないよ」

──すみません……


【GHCヘビー級選手権試合に向けた公開会見の模様】

▼潮崎「皆さん、こんにちは。潮崎です。1週間後に迫った横浜文化体育館大会ですけど、日に日にGHCヘビー級タイトルマッチに気持ちが盛り上がっていますし、しっかりとしたノアのGHCヘビー級の闘いを見せつけるために、皆さんの準備もできていると思うので、この試合をしっかりとノアの闘にしてをベルトを争って、勝ってベルトを巻きたいと思います」

▼中嶋「まずは今日はたくさんの方々に来ていただいてありがとうございます。3・12、ついにベルトを賭けて潮崎豪と闘うんですけど、非常に自分自身コンディションいいです。残り1週間ですけど、最高に仕上げて、潮崎豪を迎え撃ちたいと思います。これまで潮崎豪と闘って負けていたんですけど、全て負けているので、僕自身のためにも、そして潮崎よりも盛り上げたいと思っている俺自身の気持ちのためにも、このベルトを必ず守って、俺が真のエースだということを改めて皆さんにお見せしたいと思います」

──ともに横浜へ向けてボディビルだったり空手だったりとフィジカルを強化しているようだが?

▼潮崎「中嶋勝彦選手は空手の出身ですので、皆さんご存知だと思いますが蹴りが強い。まあ蹴りだけじゃないと思いますけど、チャンピオンの強さというものをね、自分でそこを乗り越えて、この勝負に、このGHC戦に気持ちを盛り上げていきたいというのも。それと自分の気持ちをもっともっと高ぶらせるために今K-1でやっている選手の蹴りを受けて、気持ちの面でも中嶋勝彦の蹴りに負けない気持ちを作り上げたので、蹴りに関しては大丈夫だと思っています。そして中嶋勝彦が初めてノアに上がった時の佐々木健介&中嶋勝彦vs小橋建太&潮崎豪という試合を最近動画で見ているんですけど、あの時の自分の気持ちも思い出して、コンディション、そして精神的な部分でも勝つことだけしか考えてないです」

――潮崎の特訓に関して?

▼中嶋「いや、蹴りに関しては負けるつもりもないんで、特訓以上の蹴りを僕がご用意します」

──かたや中嶋選手はボディビルの世界チャンピオンの元でウェイトトレーニングを始めているが?

▼中嶋「僕は言っても体重100キロないんで、ぶっちゃけヘビー級というかどっちかって言うと無差別だと思うんですけど、こんな小さな身体でもヘビーのベルトを取れるということをもっとたくさんの方々に見せていきたいので、そのためにも小さな身体でももっとデカくしたいし、もっとパワーも付けたいし、SNSとかでご覧になってる方々もいらっしゃると思いますけど、北井選手なんですけど、あの身体に僕の動きが融合したらというか、僕があの身体になって今の動きができたら最強になれると思うので、もっと上を目指していかなければいけないと思っていますので、なので3・12は譲るわけにはいかないです」

──それを聞いて潮崎選手は?

▼潮崎「まあ中嶋選手がどれだけパワーアップしても俺はそれ以上の力を持っている人、それ以上の選手とやり合ってきた過去があるので、俺はこのノアのGHCの歴史、過去を先に進めるために覚悟を持ってね、パワーだけじゃないところもしっかりと受け止めた上で勝ちます」

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