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3/13【NOAH】杉浦の腹話術要求に丸藤&谷口がまさかの即応 4・14GHCタッグ戦へ時間差会見

 4・14後楽園大会のGHCタッグ選手権試合に向けて王者の杉浦貴&拳王組と、挑戦者の丸藤正道&マイバッハ谷口組が13日、都内ノア事務所で時間差会見。杉浦の放った“腹話術要求"に丸藤組がまさかの即応をみせた。

 3・12横浜文体大会でモハメド ヨネ&マサ北宮組を粉砕。王者決定戦を制して新GHCタッグ王者となった杉浦&拳王組に、丸藤&谷口が挑戦を表明した。杉浦と拳王は期待感不足を理由に拒否していたものの、ノアからはこの日4・14後楽園大会での王座戦が発表された。

 会見で拳王は「誰が決めたんだよ? やっぱ内田だろ? あのヒゲクソ野郎(内田会長)だろ? あの野郎の思うようにさせない」と改めて拒絶。杉浦も「まあ丸藤は認めてもいいけど、もうひとりは誰だ? 谷口? しゃべれないし、どうせ丸藤に引っ張られて上がってきたんだろ? 自分じゃなんにもできない」と切り捨てたうえで、「あいつ人形か? しゃべれないもんな。丸藤に腹話術教えとけ。谷口使って腹話術しろ、リング上で。そうしたらやってやるよ」と珍条件を提示しておちょくった。

 その後は例のように薄毛の記者をイジり倒してさっさと退場。続いて時間差で丸藤&谷口が会見に臨んだが、杉浦提示の珍条件を耳にした丸藤は、おもむろに谷口を呼び寄せて耳打ちすると、そのまま谷口を使った腹話術を開始した。

 「俺がおまえらを絶対に倒してやる。覚えとけこの野郎!」。口をほぼ動かさずに発された丸藤の言葉に合わせて、ほうれい線全開で腹話術人形と化した谷口が口を動かした。

 杉浦が「リング上で」と言った点が気がかりだが、まさかの“即応"をみせた丸藤は「条件は揃ったな。ちゃんと伝えとけ」と口走り、「ノア内に急速な流れがある中で、やっぱりヘビー級に関してはマイバッハ谷口という人間が必要だと僕的には思うし、彼には可能性があると信じてる」と“マイバッハ改造"に改めて意欲を示した。

 谷口も「自分も何か結果を出したくて、いろいろ悩んだところ、丸藤さんに声をああいうカタチでリング上に呼ばれて、ラストチャンスのつもりで自分を変えていきたい」と改めて決意表明。とにもかくにも、春のタッグ決戦に向けては、決戦に至るまでの谷口の“変化度"が最大の焦点となりそうだ。


【杉浦&拳王会見の模様】

▼拳王「まあねえ、あの北宮のしつこさ、すっげえ腹立つよな。試合終わってもバックステジーでまだあいつは俺を襲ってきた。もう結果見えてんだろう、おい! このタッグマッチ、俺が勝ったんだからよ。いつまでそんな歯がゆい思いしてんだよ。もういいよ。これでもういいだろ? お前はダメなのか? わかった。じゃあ、次のよ、後楽園で俺の恐ろしさ、またあいつに叩き込んでやる」

▼杉浦「まあ、拳王が2月24日後楽園で預けてたベルトが戻ってきただけであって、べつに何も変わったことはない。まあベルトが思ってたより磨かれてねえなっていうのは、内田がサボっていたんじゃないのかっていうぐらいのことで、ベルトは元々俺らの物だから。それだけだ」

──初防衛戦の相手が丸藤&谷口に決まったが?

▼拳王「昨日のリング上で言ったように、なんであいつらが挑戦者として認められるのかが俺はまったく理解できないよ。昨日いた客のクソ野郎どもよ、あんなヤツら挑戦者にすんなよって。リング上でよ、マイクのスイッチ、自ら落としてマイク奪ってなんもしゃべれずに終わるような挑戦者、挑戦者として認められねえよ。誰が決めたんだよ? やっぱ内田だろ? あのヒゲクソ野郎だろ? あの野郎の思うようにさせないよ。俺が今度やる時はグッチャングッチャンのギッタンギッタンにしてやるからな!」

▼杉浦「まあ丸藤は認めてもいいけど、もうひとりは誰だ?」

──谷口選手です

▼杉浦「ああ。しゃべれないし、どうせ丸藤に引っ張られて上がってきたんだろ? 自分じゃなんにもできない。あいつ人形か? しゃべれないもんな。丸藤に腹話術教えとけ。谷口使って腹話術しろ、リング上で。そうしたらやってやるよ」

──実際組んでみてタッグチームとしてどんな手応えを感じた?

▼杉浦「(※薄毛の記者に)お前よ、今日も遅れてきただろう! おい!」

──申し訳ありません。電車が遅れてしまいました。

▼杉浦「おい、電車のせいにすんな! おい、皆さん、待ってたんだよ。謝れ、みんなに! 皆さまに謝れ! カメラに向かって謝れ、ハゲ! 前に出て謝れ。40秒ぐらい頭下げておけよ、お前」

※薄毛の記者はカメラに向かって頭を下げ続けるハメに…

――失礼致しました。改めてタッグチームとして組んでみた手応えを

▼拳王「おい、このあと答えられるわけねえだろう、バカ野郎!」

──杉浦選手は…

▼杉浦「昨日の試合がすべてだろう。勝っただろ? 俺たちが。紳士的なやり方で勝っただろ? なんか汚えことやったか?」

──最後は正攻法でねじ伏せた形だった

▼杉浦「だろ? 強いんだよ。それだけ」

──拳王選手、北宮選手が次の一騎打ちに向けて“互いのプライドだけがルールの果たし合い"を要求しているが?

▼拳王「あいつは前からよ、難しいカッコいいような言葉ばっかり並べるけどな、もう昨日で結果は見えているだろう。どちらが強いか? どちらがプロレスラーとして強いか、昨日の試合で結果は見えてるだろう。それを再びわからせてやるために、また後楽園であいつをマットに沈めてやるよ」



【丸藤&谷口会見の模様】

▼丸藤「今、ノア内に急速な流れがある中で、やっぱりヘビー級に関してはマイバッハ谷口という人間が必要だと僕的には思うし、彼には可能性があると信じているので、今回彼とともにそのタッグの頂(いただき)を目指そうと思います」

▼谷口「はい、自分も何か結果を出したくて、いろいろ悩んだところ、丸藤さんに声をああいうカタチでリング上に呼ばれて、ラストチャンスのつもりで自分を変えていきたいと思います」

▼丸藤「つもりじゃなくて、ラストチャンスなんだよ」
▼谷口「はい! ラストチャンスで」

──先ほどの会見で記者会見で、杉浦が『しゃべれない谷口は人形か? 丸藤が谷口を使って腹話術をすれば王座戦を受けてやる』と言っていたが?

▼丸藤「え? 今やればいいんですか?」

──今かどうかは分からないが、とにかくそれをやれと。そしたら挑戦を受けてやると

※谷口を側に呼び寄せた丸藤は谷口に耳打ちし、腹話術を開始

▼丸藤「(※腹話術で)俺がおまえらを絶対に倒してやる。覚えとけこの野郎!……条件は揃ったな。ちゃんと伝えとけ」

──谷口のことを“二重人格"と言っていたが?

▼丸藤「たぶん本人も今日なんでここにいるのか分かってないと思うので、おそらく今日は谷口という人間が中心で来ていて、リング上ではマイバッハよりの人間が現れると思うので、本人もだんだんそれに気づき始めて行くだろうと。横浜に関しては僕とのタッグではなかったので、そこは若干分けにくかったと思うんですが、次の試合から俺の隣に立つことになると思うので、それがはっきりするんじゃないですかね?」

──今回のタッグは丸藤選手がプロデュースして変わっていくのか、それとも谷口選手の変化を引き出していくのか、どちらの気持ちが強い?

▼丸藤「両方です」

──見た目から何から分かりやすい変化が訪れる可能性がある?

▼谷口「僕もちょっとどうなるかわかんないです、まだ。二重人格なんで。今の人格と違う人格がどんなのかわからないので、どうなるかわからないです」

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