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4/13【WWE】シナ、オートンとの対決も希望 復帰のヒデオ、手術の柴田にも言及 メインロースター入り・中邑が心境語る

 スマックダウンに登場したWWEの中邑真輔が13日(現地時間12日)、日本メディア向けの共同インタビューに応じた。いよいよ“昇格"ともいわれるメインロースター入りを果たした中邑は、当面の抗争相手となりそうなドルフ・ジグラーについて語ったほか、AJスタイルズ、ランディ・オートン、ジョン・シナとの対戦も希望。また、首の負傷から復帰したヒデオ・イタミ(KENTA)との対決実現も「そう遠くない」と見据えつつ、新日本・柴田勝頼の手術にも言及して日本マット界への提言も寄せた。


【中邑真輔共同インタビュー】

――スマックダウンに登場し、メインロースター入りを果たしたことについて改めて?

▼中邑「正直“やっと"という感覚はあるんですが、1年間NXTでしっかりやってきて、基礎を固めてきて良かったなと。すでに広く知られていた…というのも、NXTでやってきたおかげだとも思いますし」

――想像していたより声援は大きかった?

▼中邑「まぁ冷静に分析すると、例年レッスルマニア後のロウはレッスルマニアと同じ都市でやっているんですけど、スマックダウンは別の都市でやってたんですよね。それが今年はレッスルマニア、(NXTの)テイクオーバーと同じ町だった。世界じゅうから生粋のプロレス好きが集まってるワケだから、しっかりとした反応もそこから得られたのかな…とは思いますね」

――NXTでは“サンキュー・シンスケ"のチャントも起こったが?

▼中邑「NXTでは短い1年間でしたけど、やりきれたかな…って感じですね。NXTをさらにレベルアップさせるために自分がNXTに配置された…っていう意識も受け取っていたので、その仕事はまっとうできたかな、と。それに伴って自分も成長できたと思いますし」

――スマックダウンというブランド自体についてはどんな印象を?

▼中邑「選手間のなかでは『スマックダウンのほうがいい』という話は聞いていましたね。ロッカールームにしてもレスリングの質にしても。スマックダウンのほうが“しっかりとしたもの"が見せられるんじゃないかっていう意識を持ってる選手は多いと思います」

――自身もロウとの比較論上、スマックダウンのほうが良かった?

▼中邑「どうでしょうね。確かにロウはフラッグシップな意味合いもありますけれど、自分としては基本的にはどっちでも良かった、というのはありますね」

――プロモと呼ばれるマイクパフォーマンスの機会なども増えそうだが?

▼中邑「プロモに関しては実はそんなに問題はなくて。意思疎通の部分ですね。凄い細かい部分を伝えきれなくて四苦八苦してる部分は確かにありますね」

――まずはドルフ・ジグラーとやり合っていきそうだが、ジグラーについての印象は?

▼中邑「(身体的な)サイズは見ての通り、自分のほうがサイズ感はあるんですけど、機動力とかレスリングの質だったりは信頼できる技術を持ってるなと思ってます。良いものを作っていけそう? そうですね、ハイ」

――ジグラーに限らずゆくゆく当たってみたい選手は?

▼中邑「真っ先に言うとAJですね。お互いWWEという環境に入って、新しい成長っていうのもあるだろうし、それをぶつ合ってみたい…っていうのもありますし。あとはランディ・オートン、ジョン・シナ。ある種、海を隔てても同じ時代で戦ってきた人間がまだいるって部分では、やらなきゃいけないな、とは思っていますね」

――親交のあったダニエル・ブライアンが現在スマックダウンのGMであることにも縁を感じる?

▼中邑「そうですね(笑) ブライアンは相変わらずマイペースなヤツですけど。何かしら絡めたら面白いなとは思ってます」

――メインロースターとなったことで、いよいよ全米、世界を回っていく生活に入るが?

▼中邑「それについては特に難しさは感じてないですね。たとえば日本だと巡業で3週間出っぱなしとか、若手の頃は2カ月間出っぱなしとかあったので。そこと単純に比較はできないんですけど、こちらは週に1回は家に帰れそうなので。すぐに慣れるだろうな…とは思ってますね」

――ヒデオ・イタミも最近復帰したが?

▼中邑「そうですね。やっと復帰できたという思いはありますね。怪我をしたその日も自分が送って帰ったんですけど、その時はそこまで症状が重いとは思わなかった。家族としても付き合ってますんで、思いっきり暴れて欲しいな、とは思いつつも細心の注意ははらって欲しいですね」

――いずれはヒデオともスマックやロウのステージでやり合ってみたい?

▼中邑「そうですね。そう遠くは無いと思っているので」

――日本では新日本の柴田勝頼が硬膜下血腫の手術を受けたが?

▼中邑「僕もニュースで知りました。最近の日本のスタイルの流れが危険な技の応酬になりつつあったところで、立て続けに本間さんしかり、柴田さんしかり重傷者が出てきてるっていう部分では、いよいよ改めて考えたり変えていく時期に来てるんじゃないかな、とは思いますね。受け身の技術を見直すことや、リスクをかえりみない試合の構成的な部分に関してはもう一度考える時期なのかな…とは思いますね」

――今年も6月30日、7月1日に両国で日本公演があるが?

▼中邑「自分に行けるチャンスがあるのかな?っていうのはありますね。(来日メンバーが)ロウで発表されていて、自分はスマックダウン所属になったので。是非行きたいなとは思っていますけど…」

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