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4/13【全日本】優勝は「期待も込めてゼウス」、Bブロックは「真霜が面白い存在」 秋山社長が『2017チャンピオン・カーニバル』を予想

 全日本の春の祭典『2017チャンピオン・カーニバル』が今月16日、開幕する。創立45周年記念シリーズともなる今年は三冠王者・宮原健斗、前年度覇者・関本大介を筆頭に豪華メンバーが集結。熾烈な優勝争いが展開されることになりそうだ。そこで秋山準を直撃し、社長の立場から優勝の行方を占ってもらった。秋山社長の予想はゼウスの初制覇。「もちろん宮原もチャンピオンとして引っ張ってくれてると思うんだけど、やっぱり新しい力も必要」との期待を込めてのものだった。秋山インタビューは以下の通り。

※インタビューの模様は全日本プロレス公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/channel/UCXcE5gdlJ5sOG8eYrI3oenQ)にてご覧いただけます

【秋山インタビュー】
――今年のチャンピオン・カーニバルはかなりいいメンバーが揃ったと思いますが、秋山さんからご覧になっていかがですか?

▼秋山「俺が出てないことを何も言われないってことは、それだけ層が厚くて、何か足りなかったら『なんだ秋山が出た方がいいじゃないか』ってなるけど、そんな声は1ミリも聞こえてこないんで(苦笑)、いい選手が揃ったと思いますね」

――これだけのメンバーが揃ったということは自ずと優勝争いも激しくなりそうですね。

▼秋山「どう考えてもそうだろうしね」

――第三者的な立場から見て、今年のカーニバルは楽しみなのではないですか?

▼秋山「チャンピオン・カーニバルを第三者的立場で見るのは初めてかもわからないんで(苦笑)、楽しみですよ本当に。じっくり見させてもらおうと思ってます」

――では、Aブロックを勝ち上がるのは誰だと思いますか?

▼秋山「もちろんね、宮原がチャンピオンってことで、宮原と言いたいところなんですけど、いろいろこれからの期待も込めてゼウスに勝ち上がってもらいたいなと思いますね」

――最近のゼウス選手の戦いぶりはどのように映っていますか?

▼秋山「何ていうかな。俺も引っ張りたい、全日本を引っ張らないといけないという気持ちが凄く最近、強く感じられるし、もちろん宮原もチャンピオンとして引っ張ってくれてると思うんだけど、やっぱり新しい力も必要なので、ここは期待も込めてゼウスということで」

――最近、リング上での戦いぶりも充実している感があり、先ほど言われた責任感もあり、そろそろトップを獲ってもおかしくない位置にきていると思います。

▼秋山「諏訪魔がいて3本柱、4本柱ってなってもらいたい、その一人でありますからね」

――Aブロックの中で注目あるいは期待している選手は誰になりますか?

▼秋山「ゼウス同様、やっぱりもっとグッと今年伸びてもらいたいのはジェイク。伸びてもらいたいと思うし、新木場でやったチャンピオン・カーニバル前の出場選手の6人タッグもいい動きしてたんでね。たぶん予想では一番下にくると思うんですよね、Aブロックの中で。それを引き裂いて、一気に上に駆け上がってもらいたいなと思いますね」

――最近のジェイク選手は急成長している感がありますが、秋山さんはどのように感じますか?

▼秋山「どちらかというとみんなで頑張ろうぜって性格の奴だったんですけど、最近ようやく俺がっていうのがみえてきたんでね。どっかきっかけって必要なんでね。一気に上がるためにはきっかけって必要だと思うんで、それがこのチャンピオン・カーニバルなのかなって感じはしてますね」

――今のジェイク選手にはそれだけの可能性があると?

▼秋山「いや、十分あると思います。宮原よりはだいぶキャリアでは下ですけど年は同じなんでね。人間、年って平等なんで、そこは老いも成長もたぶん同じようにやってくると思うんで。そこは宮原、三冠チャンピオンを意識して戦ってもらいたいですね」

――しかも初戦で当たりますからね。

▼秋山「そうですね。同じチームですけど、この前も新木場を見て、あいつがどう考えてるかわからないですけど、(宮原の)横にいるよりも前じゃねぇかって僕は思うんですよね。タッグチームって息も合ってどうのあると思いますけど、試合して手が合う人間が横にいたら、それだけいい試合ができる一つが減っちゃうってことなんで。それがもしかしたらジェイクにとって宮原かもわからないんでね。そこも考えながら戦ってもらいたいと思います」

――いろんな意味でジェイク選手の今後がかかったリーグ戦になりそうですね。

▼秋山「そうですね。ここからいろんなものを考えて始めてもらいたいなと思います」

――では、対するBブロックですが、誰が勝ち上がってくると予想しますか?

▼秋山「普通から言って諏訪魔とここも言いたいところなんですけど、まだちょっと足首をかばってるように俺は思うんですね。どっかでかばってるような感じもするし。まだ本人がそこまでの、ホップ・ステップ・ジャンプで言うと、ステップ状態じゃないかなと僕は思うんで、ウチの所属もいますけど、ここは意表をついて真霜選手。これもこの前の新木場をみて、一人だけうまく関節とか使って、一気に動きを止めれる術(すべ)があるんですよね。見ててうまいなと思ったんで。リーグ戦になるとそこが凄く重要になってくると思うんで。面白い存在なんじゃないかなと思いますけどね。大森も同期として今年はっていうのがあると思うんで、頑張ってもらいたいなと思いますね。でも誰が勝ち上がるって言ったら真霜選手。上がったら面白いかなと思いますね」

――去年のチャンピオン・カーニバル、三冠戦で宮原選手を苦しめたり、そのテクニックを広く知らしめた感がありますね。

▼秋山「リーグ戦って毎日じゃないですけど、シングルがこれだけずっと続くので、やっぱりドンパチだけだとかなりきついと思うんですよ。その中で関節を持ってるのは大きいと思うし、この中でしっかり持ってるといったら真霜と、諏訪魔がスリーパーを持ってますけど、いろんなものを持ってるじゃないですか真霜選手は。そこが大きいと思いますね」

――特に得意の一点攻めでが流れを持っていきそうです。

▼秋山「そうですね。自分が危ないなと思った時もそこでいったん逃げれる、そういう術(すべ)もあると思うんで。そこはリーグ戦では大きいのかなと思いますね」

――では、Bブロックの注目選手というと誰ですか?

▼秋山「うーん、みんなあれですけど、石川選手も怖いかなと思いますけどね。でかいんでね。でも、まだ手術明けですよね。そこがどうかなと。これで手術とがなかったら、バリバリの石川と言うかもしれないけど、そこがあるんで、どこまでできるのかなというのが僕もわからないんで。僕自身、対戦という機会もなかったですし、間接的にしかわからないんですけど、ウチにきて試合みてたりして、本当に復調してるんだったら怖いと思いますね。だから真霜、諏訪魔、石川、この3人ですね。真霜が一番面白いかなとは思いますけどね。で、(優勝戦は)ゼウスに勝ってもらいたいですね。福岡でわっしょい、わっしょい。コメントは短く(笑)。派手に締めてもらいたいなとは思いますね」

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