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4/18【リアルジャパン】4・27後楽園レジェンド王座戦へ会見 3度目の戴冠へS・タイガーが殺人キックに自信、大谷はベルトとの相思相愛を実感

 リアルジャパンプロレス「初代タイガーマスク黄金伝説 2017『LEGEND OF THE GOLD ?』」(4月27日、東京・後楽園ホール)の記者会見が18日、都内・リアルジャパン本部で行われ、メインイベントでレジェンド王座を争う第11代王者・大谷晋二郎と挑戦者・スーパー・タイガーが出席。9日後に迫った決戦へ向け、前哨戦とばかりに火花を散らした。

 昨年9月に王座を奪取し、すでに2度の防衛を成し遂げている大谷を初代タイガーは「いま日本で一番いい試合をする、一番強い選手でストロングスタイルのかなめになる選手」と高評価。挑む立場の愛弟子スーパー・タイガーには「どこまでやれるか、プロレスラーとしてしっかり一流どころに入っていけるのかどうか。勝つことができればかなりの実績になる」と期待を掛けた。

 すでに同王座を2度防衛している大谷は「メチャクチャしっくりきている」というベルトを肩に堂々の入場。「スーパー・タイガー選手は佐山先生の一番弟子と聞いています。やっと佐山先生の弟子を送り込んできたなと。もしかしたら僕がベルトを獲った時、佐山先生はすぐ誰かが獲り返すだろうって思ったのかもしれません。でも、ここに来てヤバいぞと。このままじゃベルトを獲り返せない、それで満を持してスーパータイガー選手を指名してきたのではないかと僕の中では勝手に思っています」と話した。

 大谷はベルトとの「相思相愛」を実感。「佐山先生のどんな要望があろうと、このベルトは僕の下から離れない。自信を持って今回のタイトルマッチに挑みたいと思います」と片時もベルトから手を放すことなく意気込みを語った。

 この試合を見届ける初代タイガーは「必ずリアルジャパンが打ち出した方針に則った、すごくいい試合になると思います」と2人に大きな信頼を寄せるが、大谷はこれに「噛み合う試合・いい試合をやる気は全くないです」と持論を展開。「噛み合って『いい試合だった』で終わるような試合はこのリングで絶対やっちゃいけないと僕は思っています。“噛み合う試合"ではなく、緊張感が溢れて片時も目をそらすことができない雰囲気が漂う試合、ヘタをしたら1分で終わってしまうんじゃないかという緊張感ある試合をスーパー・タイガー選手とならできるんじゃないかという気がします」と自身のストロングスタイル観にも繋がる発言を続けた。

 大谷の熱を帯びた話を受けスーパー・タイガーも「僕自身も噛み合う試合や上手いプロレス、そういったものはできるつもりもないですし、やはり切れ味鋭い刀を常日頃この道場で磨いています。お客様に媚びを売るような戦いを見せる気はないし、1分1秒、いつ何時終わるか分からない、一撃必殺の部分をしっかり持って戦いに挑みたい」と、こちらもやはりストロングスタイルでの戦いを誓った。

 3月末に行われた会見では初代タイガーがスーパーの蹴りに“殺人キック"と太鼓判を押したが、大谷は「それがどんなキックか分かりませんが、そのキックを打ち込んだ時がもしかしたら彼が一番恐れる大谷晋二郎が出る時じゃないですか」と反撃。「僕の必殺技は何度でも立ち上がること。スーパー・タイガー選手が自信を持って放った蹴りで仮に倒されても、そこでゾンビのように起き上がってくる大谷晋二郎を見て、恐怖を感じるんじゃないですかね」と不気味に言い放った。

 しかしスーパーも「仕上がりは自分のこの10年の中で最高の形ができています。ちょうど先月末のキャプチャー地下室マッチで現パンクラス王者ロッキー川村選手を相手に試し斬りもしていますので、この蹴りに関しては絶対的な自信を持っています」と返し一歩も引かない。

 はたしてレジェンド王座史上初、3度目となる戴冠を目指すスーパーが大谷を蹴り倒すのか、あるいは大谷が相思相愛のベルトを守り抜くのか。

 また、この試合は今月亡くなったプロレス解説者・桜井康夫さんの追悼試合として行うことを初代タイガーが発表。20カウントを行うなどの構想があり、「実況中継でも悪い試合をやった時は『タイガーは今日は調子が悪い』とすごく的確に言ってくれる方」と思い出を語り、故人を偲んだ。(※写真、情報提供:リアルジャパンプロレス)

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