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5/8【NOAH】結婚&GHCヘビー初戴冠で“人生の春”へ 6・4中嶋戦へヨネが会見

 6・4後楽園大会で中嶋勝彦のGHCヘビー級王座に挑戦するモハメド ヨネが8日、都内ノア事務所で会見。「ガンガン受けきった上で勝つ」と“完全勝利"でのGHCヘビー初戴冠を見据えた。

 タッグリーグ戦前に中嶋を場外キン肉バスターでKO。リーグ戦公式戦でも直接中嶋を破って脱落に追いやり、翌日の直接対決でも右ハイキック一撃で再びKOしてみせた。

 中嶋に恨みがあるわけではなく、「若くて強くてかっこいいチャンピオン・中嶋勝彦。プロレスに対してもまっすぐですしね。キャリア的にも後輩かもしれないけど、自分としても学ぶことがあるような素晴らしい選手」と手放しで王者を称賛しつつも、「彼が『俺たちの時代にする』と言っていたんでね。じゃあ待てよと。その上の世代、俺らの世代ですよね。そこが『まだまだ俺らがいるよ』と、そこでしっかり壁にならないと」と改めて強調した。

 狙いは自身の理想を貫いての完全勝利。「俺が一番好きなのは相手の技を受けて受けて…っていうプロレスなんですよ。そこから立ち上がるのがプロレスラーのカッコ良さだと思ってるんでね。あの若いヤツの蹴りをガンガン受けたうえでオッサンが立ち上がって、最後キン肉バスターで決められたら最高」と見据えた。

 GHCヘビー挑戦は3年ぶり。タッグ戴冠は数あれど、GHCヘビーには一度も手が届いていない。「俺がノアに入った時に思ったのは、まずチャンピオンシップの舞台に立つだけでもこんなに難しいのか…って思わされたベルトですよね。その舞台に40過ぎてもう一回立てて、ベルトが自分の手に本当にくるならこんなに面白いこともないんじゃないかと思いますね」とヨネ。40代に突入して結婚も発表したばかり。そこにGHC初戴冠が加われば、まさに人生の春到来となる。


【会見の模様】

▼ヨネ「モハメド ヨネです。やっぱり若くて強くてかっこいいチャンピオン・中嶋勝彦。彼が『俺たちの時代にする』と言っていたんでね。じゃあ待てよと。その上の世代、俺らの世代ですよね。そこが『まだまだ俺らがいるよ』と、そこでしっかり壁にならないと。それを俺らの世代が見せていかないとプロレスが面白くならない。大体は下が上に噛みつくのが図式として普通ですけど、まさかの上の世代から下の世代に『まだまだだぞ!』って噛みつくという。そういうことも起こり得るというのもプロレスの楽しみかなと思っています」

――BRAVEで同じだったり、タッグを組んだりと身近にいることが多かった中嶋勝彦は、改めて自身にとってどんな存在?

▼ヨネ「いい選手ですよねえ(笑) 発言がオッサンになっちゃいますけどね(笑) プロレスに対してもまっすぐですしね。キャリア的にも後輩かもしれないけど、自分としても学ぶことがあるような素晴らしい選手です」

――前回の後楽園大会では右ハイキック一撃でKO、中嶋も同様の技を持っているため、いつ決まってもおかしくないような試合になりそうだが?

▼ヨネ「お客さんに分かりやすいのは、二人ともガンガンいくほうなんでね、そういう打撃戦だと思う。ただ、俺が一番好きなのは相手の技を受けて受けて…っていうプロレスなんですよ。そこから立ち上がるのがプロレスラーのカッコ良さだと思ってるんでね。あの若いヤツの蹴りをガンガン受けたうえでオッサンが立ち上がって、最後キン肉バスターで決められたら最高なんじゃないかな…って思ってます」

――GHCヘビーはこれまで何度も挑戦していまだに獲れていないベルトであり、今回も3年ぶりの挑戦となるが?

▼ヨネ「GHCと名のつくベルト、すべてもの凄く重いと思ってます。その重さは計り知れない。俺がノアに入った時に思ったのは、まずチャンピオンシップの舞台に立つだけでもこんなに難しいのか…って思わされたベルトですよね。その舞台に40過ぎてもう一回立てて、ベルトが自分の手に本当にくるならこんなに面白いこともないんじゃないかと思いますね」

――ちょうど結婚を発表したタイミングでもあるが?

▼ヨネ「まあ結婚も本当にご縁とタイミングがありますので、このタイミングでベルトに挑戦するということになったのも何かのご縁ですしね。それが手元に来るとなったら全部タイミングが合ったんだなと思う感じですね」

──戴冠後に考えていることはある?

▼ヨネ「なんか面白いことをやってやりたいなと思いますね。ヨネが巻いたからこうなった…っていうほうが面白いじゃないですか。中嶋勝彦は本当に正統派ですしね、カッコいいチャンピオンですから。彼は本当にまっすぐに行ってほしい。でも、俺が巻いたらとんでもないことを言ったって『まぁ、ヨネだからな…』ってなると思うんですよ(笑) またとんでもない風を吹き込むのには俺が巻くのが一番面白いと思っています」

──中嶋選手のカッコ良さとは?

▼ヨネ「それはリングに立つ姿がカッコいいじゃないですか? 颯爽として。俺らは、この間は齋藤さんと組んだんですけど、齋藤さんは先輩だから同世代って言うのもおかしいですけど、そのビジュアルとはまったく違うじゃないですか? 俺なんかはアフロでヒゲのおっさんでね。どっちかって言うと北宮よりですよね。北宮グループですよね。勝彦は真ん中の路線だと思うんですよね。でも、いろんな個性があってのプロレスなんでね。俺は自分で自分のことをカッコいいと思ってますから。だからアフロやってんだしね(笑) ただ、正統派というか俺はああいうふうにはなれないから、憧れる部分はあるもあるんでね。そういう意味でのカッコいいという発言です」

──ある意味どちらがカッコいいか決める戦いになる?
▼ヨネ「そうですね(笑) 負けたら勝彦にもアフロになってもらうぐらいのね、そういう心がけでいてほしいですよね。まあ、変なことを言うと必ずやらされますからね。とんでもないですからね。拾うんだよなあ、こういうのな(笑) だから、俺が何をしますとかは言わないですけど。一回坊主にさせられてますからね、東京スポーツさんに(笑)」

──会場への声援も強まっているが?

▼ヨネ「それはありがたいですね。アフロ時代が来たのかなと。第何次アフロブームかわからないですけどね。テレビを付けてもアフロだった人がいっときやめてみたりして、でもまたアフロに戻ったりしていると、やっぱアフロだよねっていう。アフロの人にしかわからないアフロあるあるという共感を持っているんでね。これを見に来るっていうか、アフロの俺が戦っている姿を見てくれる人が一人でも増えればうれしいなと思います」

☆6/4(日)東京・後楽園ホール『Navig. with Breeze 2017』17:45開場、18:30開始

◇故・三沢光晴 追悼セレモニー◇
同大会におきまして、三沢光晴選手の追悼セレモニーを開催いたします。セレモニーについては紙テープの投げ入れを可能とさせていただきます。その他の試合では行えませんのでご了承下さい。三沢光晴選手の献花台をご用意させていただきます。ご持参いただきましたお花、ご供物など承らせていただきます。

▼8人タッグマッチ
諸橋晴也
小川良成
Hi69
石森太二
vs
YO-HEY
HAYATA
タダスケ
原田大輔

▼タッグマッチ
熊野準
大原はじめ
vs
齋藤彰俊
マサ北宮

▼シングルマッチ
清宮海斗
vs
潮崎豪

▼シングルマッチ
ブライアン・ケイジ
vs
杉浦貴

▼GHCヘビー級選手権次期挑戦者決定戦
小峠篤司
vs
拳王

▼GHCタッグ選手権試合
[挑戦者]
ランディ・レイン
コーディ・ホール
(1/60)
マイバッハ谷口
丸藤正道
[第39代選手権者]
☆丸藤&マイバッハ組初防衛戦

▼GHCヘビー級選手権試合
[挑戦者]
モハメド ヨネ
(1/60)
中嶋勝彦
[第28代選手権者]
※中嶋5度目の防衛戦

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