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5/22【全日本】パートナー・真霜が会見欠席もKAI「心ではつながってる」、ビッグガンズの再戦要求にも前向き

 5・21後楽園大会で世界タッグ王者となったKAIが一夜明けた22日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。パートナー・真霜拳號が欠席したものの、「ツンデレ」と受け止めているKAIは「防衛重ねていけばね、そういうのが緩和されていくと思う」と長期政権樹立によって距離を縮めていくつもりで、ビッグガンズからの再戦要求を受けて立つ構えもみせた。

 KAIの共闘要請をきっかけに5・21後楽園大会で真霜と初タッグを結成。しかもゼウス&ボディガーのザ・ビッグガンズを破り、いきなり世界タッグ戴冠をやってのけた。

 タッグの至宝を手にしたものの、未だ真霜はKAIを信用していない。KAIが求める握手をことごとく拒否し、この日の会見も「彼と同席すると、また面倒くさいことが起こる予感がしますので」と同席を拒んできた。

 拒絶反応を示され続けているKAIだが、そこは前向き志向なこの男。「真霜選手、やっぱりツンデレじゃないですか。恥ずかしがり屋なんです」と受け止めている。「やっぱりチャンピオン・カーニバルの時に一番気になった選手でもありますし、戦っても組んでも凄いなと思って。いざタッグでちゃんと組んだのは初めてですよ。やっぱり間違いがなかったからこそ、二人の力で獲ることができた」と確信するKAIは、「心ではつながってるんですよ。だってそうじゃなきゃ獲れるわけないじゃないですか。やっぱりああいうふうに嫌よ嫌よも好きなうちってあるじゃないですか。言いながら心の中では握手してるんですよ」と勝手に解釈した。

 「長年、人間って生きていくと素直を忘れるじゃないですか。そうなっちゃって凝り固まってる」。あくまでも真霜が素直ではないと決め付け、そこを僕が素直になるようにほぐしていかないと」と宣言。世界タッグを保持していれば、自ずと関係が続くとあって、「防衛重ねていけばね、そういうのが緩和されていくと思う」と長期政権を見据えた。

 初防衛戦は未決定。さっそくビッグガンズが再戦をアピールしているが、KAIに拒む理由はない。「一回きりで逃げたくはないし、もう一回リベンジはもちろん受ける気持ちあるし、真霜選手もあるでしょう。相手が誰であろうと防衛を重ねていく気持ちでいますよ」と前向きな姿勢をみせていた。

【真霜のコメント】「昨日はゼウス&ボディガーという強敵に勝利し、歴史ある世界タッグに真霜拳號の名を刻むことができ、素晴らしい一日となりました。この結果を残せたことで、もしかしたらKAIはパートナーとしてなかなか良いのかも…と思うようなことは1ミリも無く、彼はこの勝利に対してほとんど貢献しておらず、私1人の実力で勝ったようなものです。今日の会見はKAIが出席するという情報を得ましたので、私は欠席させていただきます。彼と同席すると、また面倒くさいことが起こる予感がしますので」

【会見の模様】
※奥田亮リングアナウンサーが真霜のコメントを読み上げると

▼KAI「いやぁ真霜選手、やっぱりツンデレじゃないですか。第74代世界タッグ王者に二人で、二人の力で就いて凄く絶対うれしく思ってると思うんですよ。俺もうれしいんですよ。昨日、握手もしてくんなかったんですよ。でも帰り際、ベルトを持って帰る姿を実は見てるんですよね俺。今日も会見来ないけど、ああ言いながら絶対うれしいはずなんですよ。今日、めでたいからネクタイも白にしてきたんですけどね。何で来てないんですか奥田選手? あぁ、選手じゃない? 僕が来るから? でもホント真霜選手、僕の目に狂いはなかったなというのが率直な感想で、やっぱりチャンピオン・カーニバルの時に一番気になった選手でもありますし、戦っても組んでも凄いなと思って。いざタッグでちゃんと組んだのは初めてですよ。やっぱり間違いがなかったからこそ、二人の力で獲ることができたんだっていう思いがありますね。俺、何も…1ミリも関わってなかったかな? 結構かく乱して翻ろうしたと思うんですけどね。どうですかね?」

――トラースキックでフォローして勝利につながったが?

▼KAI「だから、(真霜は)そういうところもたぶん言いたくないんですよ。恥ずかしがり屋なんです。(奥田リングアナが吹き出すと)何笑ってんですか? でもこの由緒ある世界タッグのチャンピオンに真霜選手となれたというのは何かの運命だと思うし、うれしいことだし、ありがたいですよ。コメントでみたんですよ。ねぇ、あなたでしょ、書いたの? ボディガーさんの。これで勝ったと思うなよみたいな」

――ボディガーは再戦をアピールしていたが?

▼KAI「もちろん俺たちだって…俺たちって言うとまた真霜選手が『KAIが勝手に言ってるよ』と言うかもしれないけど、一回きりで逃げたくはないし、もう一回リベンジはもちろん受ける気持ちあるし、真霜選手もあるでしょう、たぶん。ない? 相手が誰であろうと防衛を重ねていく気持ちでいますよ。あとはここ(全日本合宿所)、凄く懐かしいです。ここはホントに新弟子時代を過ごしたところなんで。違う形なんですけど、こういうふうにここに帰ってこられて感無量ですね。はい」

――ツンデレと前向きに受け止めているが、単純に嫌われているのでは?

▼KAI「そう思います? 本当に嫌ってたらまずタッグ組まないんじゃないですか」

――真霜選手は世界タッグがほしいだけと言っていたが?

▼KAI「っていうふうにたぶん言ってるだけなんですよ。もちろん俺だって世界タッグがほしいからこそ真霜選手と組んだというのもありましたよ。でも真霜選手と組んで世界タッグ獲りたい思いがあるから。そういう思いですよ。両方。嫌いだと思ってます? そう思います奥田選手? 嫌われてるのかな? ないでしょ」

――そんな疑いを晴らすためにも真霜選手と握手するところから始めないといけない?

▼KAI「でも、それって皆さんの目に見える形でっていうのはあるけど、心ではつながってるんですよ。だってそうじゃなきゃ獲れるわけないじゃないですか。やっぱりああいうふうに嫌よ嫌よも好きなうちってあるじゃないですか。言いながら心の中では握手してるんですよ。わかってるんですよ、それは」

――では防衛ロードへ向けて不安はない?

▼KAI「ない。だって僕が凄いと思った選手で間違いなかったんで、結果ここにベルトがあるわけですし。不安ありますか?」

――ギクシャクし続けるのではないかと?

▼KAI「ギクシャクしてるのかな? いやぁ大丈夫よ」

――今後、タッグチームとしての連係技は浮かんでいる?

▼KAI「浮かんでますね。浮かんでますし、真霜選手やっぱりツンデレなんでね。そこらへんをどうしてくれるかがアレなんですけどね。その時の真霜選手の気持ちの具合じゃないですか」

――抜群のタッグチームだと思っている?

▼KAI「いい感じ…えぇ、いい感じじゃないですか? ベルトここにある…えぇ? (各記者に絡み始めて)真霜選手いないんでね。さびしいでしょ。二人で握手して写真撮ってやるつもりできたのに。でもしょうがない。恥ずかしがり屋だから。そんなこと言いながら絶対あとでたぶん全日本のYOUTUBE上がったのを見てるんですよ。気になるんで。ホントは行けばよかったなって思ってるんですよ」

――真霜選手はなぜ素直になれないんだと思う?

▼KAI「そこはあれなんじゃないですかね。長年、人間って生きていくと素直を忘れるじゃないですか。そうなっちゃって凝り固まってる。そこを僕が素直になるようにほぐしていかないとダメないですよね今後は」

――どうやってほぐす?

▼KAI「そのへんは僕が必要以上にいきますよ真霜選手に。負けちゃダメなんで。根負けしたら負けですからね。防衛重ねていけばね、そういうのが緩和されていくと思うんで」

――その前にKAI選手のしつこさに真霜選手が根負けしてしまう可能性もあるが?

▼KAI「大丈夫でしょ。俺はそこも見て、この人は凄いなと思ってるんで。大丈夫ですよ。STRONGEST-K王者じゃなかったでしたっけ。ストロンゲストで(自分を指して)Kじゃないですか」

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