5/22【WRESTLE-1】W-1タッグ王座戦「河野&伊藤vs征矢&岩石」決定、会見で一触即発 6・6後楽園大会追加カード発表
WRESTLE-1は22日、6・6後楽園大会の追加カードを発表。WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ「河野真幸&伊藤貴則vs征矢学&タナカ岩石」など2試合が新たに決まった。タッグ王座を争う4選手が22日に都内W-1事務所で会見。伊藤とタナカが一触即発の事態となった。会見の模様と同大会の決定分カードは以下の通り。
【会見の模様】
▼河野「まあ、パートナーの伊藤が喧嘩を売られて、じゃあタイトルマッチやりましょうということになったので、パートナーの問題はチームの問題なのでしっかり後楽園はタイトルを防衛して、なんとか伊藤とACEでの防衛戦を実現できるようにがんばりたいです」
▼伊藤「ACEの伊藤です。自分はW-1の上の人とやるために河野さんと組んで、上でタッグも挑戦してやらせてもらっているのにいつもいつも岩石が、あの頭突きバカがしつこく僕に喧嘩を売ってきて、またあいつの相手をしてやらなきゃいけないというのが正直気に食わないですけど、今回きっちり実力をわからせてやりたいと思います。あと岩石のパートナーの征矢さんが挑戦してくるということで、征矢さんはやったことない上の人間なんでそれはそれで楽しみなんで。征矢さんを楽しみつつ、岩石を徹底的に叩き潰してやります」
※ここで背景のバックシートが剥がれ、広報が貼り直す
▼征矢「なんでこのタイミングで剥がれたのかわかりませんが、今回タナカ岩石自らベルトに挑戦したいんで組んでくれと言われた部分もありますけど、前回芦野に負けてベルトに関してはいつ何時でも挑戦していきたいという気持ちはありますので、タナカのサポート役プラス、自分もベルトを狙っていきたいという気持ちはあるので、ここはタナカのサポート役をしつつベルトを狙うという両方の欲張り宣言をしたいと思っております。以上です」
▼タナカ「さっき伊藤が上の人間とやりたいやりたいって言ってたんですけど、この間の小田原大会で下の人間の俺に負けているわけであって、そんなこと言ってられる状況じゃないんじゃないのって思っています。どうしても伊藤がW-1のタッグのベルトへの挑戦が決まった瞬間から俺は気に食わなくて、取ったことも本音を言うと気に食わないですね。黙ってられないんで、自分が一番信頼している征矢さんに頼んでタッグに挑戦してほしいとお願いしました。もう伊藤に一度先日勝っているわけですから、この勢いのまま征矢さんと2人でW-1のタッグのベルトを取ります」
──征矢選手のどこを信頼している?
▼タナカ「まだ征矢さんと組ませてもらって……」
▼征矢「(※タナカの発言を遮って)まだタッグ組んだことないだろう」
▼タナカ「いや、タッグじゃなくて普段一緒にこれからやっていこうということでやらせてもらっているという意味です」
▼征矢「いや、タッグ組んだことないでしょう」
▼タナカ「タッグは組んだことないですけど……(苦笑)」
▼征矢「信頼しているって言ってるけど、俺はそんなにお前のことを信頼してないから。よくわからないからな。お前がどういう奴なのかって、謎のベールに包まれながらタッグを組む」
▼タナカ「いやいや、じゃあ、なんで僕と……」
▼征矢「いや、俺もベルトが欲しいし、タナカの熱意を感じたからじゃあやってやろうと。そういう気持ちで今回タッグチームを一緒に組むんだから。ただちょっと100%信用できるっていうわけじゃない。でも、時期的に日にちがあるからね。そこをどういうふうに俺とお前で埋めていくかだよ。オーライ?」
▼タナカ「なんで最後が英語なのかわかんないですけど、でも征矢さんをこういう言い方したら失礼ですけど、泥臭いところがあると同時に熱い思いを持っている方なんで、僕もそこには惹かれましたし、征矢さんは100パーセント僕のことを信頼してないって言ってますけど、気持ちの中では通じるものがあるって僕は信じているんで、征矢さんを選ばせてもらって、タッグを組ませてもらって挑戦しようと思っています」
──短い期間で信頼関係を作るために考えていることは?
▼征矢「この短時間で人を100%信頼するというのは無理ですよ、正直。そもそも私もいろいろな方とタッグパートナーを組んできましたけど、100%信用したことないです。これはしょうがないんですよ。100%信用するということは100%そいつに身を任せるということですよ。それは自分の責任を逃れるという意味でもあるんですよ。だから、私が50%信用しているというなら、こいつが俺のことを150%信用してりゃいいということです。要するに私の言うことを聞きゃいいということですよ。単純計算するとそういう答えになるわけです」
──河野選手は最近の征矢選手の言動についてはどう思う?
▼河野「最近の征矢? 今はベルトを取りたいとか結構言ってたけど、でも、お前征矢、はぐれ連合軍とか反権力がどうとか、1月にW-1を盛り上げようと俺と約束したよな? なんか自分からそうやって離れていってない?」
▼征矢「いや、社長副社長が代わったわけじゃないですか? そこに陰謀が生まれているわけですよ。皆さんそこにお気づきでないかもしれないですけど、ここは本当に裏のところで動いている陰謀ですよ。都市伝説に近いものがあるかもしれないですよね。もしかしたらっていう。体制的なものに対して押し潰されそうな状況にいるので、それに対して我々が本当の正義を会社にアプローチしていく。そういう気持ちを見せたいなというのが俺にもNOSAWAさんにもあるんですよ。タナカは正直わかってないと思うんですよね」
▼河野「いや、だからそれをやることによってW-1のリングを盛り上げていこうという作業から遠ざかってるんじゃない?っていうこと」
▼征矢「でも、遠ざかっているように見えてもしかしたらそれが近道なのかもしれないし。新宿に行くまでに山手線だけじゃないじゃないですか?その線路を経由していくことでいろんな風景が見られるじゃないですか?それと一緒です。山手線で新大久保から新宿まで一駅じゃないですか?違うんです。そうじゃないんです。求めてるものは。わかりますか?」
▼河野「いや、俺はわからないし、都市伝説だとか陰謀説だとか言っているのもわかんないよ。そもそも信じるか信じないかはアナタ次第みたいです、みたいなことでしょ?」
▼征矢「そもそも副社長はそういう陰謀論みたいな話が好きじゃないですか?だって一番怪しい。社長はああいう性格なんで、そこまで陰謀説とかないんですけど、一番怪しいのは副社長です。陰謀説に対するプレッシャーですよね。今日はいないから言いますけど、大学の先輩だったり後輩だったりっていう関係もあって、この間もそういう状況に置かれたことがあったんですよ。確かに僕からお願いして、芦野に勝ちたいので大学のトレーニングをお願いしたんですけど、それを初めて見て結局陰謀とか権力的なものを肌に感じたんですよ。これはちょっとパワハラに近いものがあるんじゃないかと。そこから不安な気持ちになってきたんですよね」
▼河野「そもそも先輩だし、歳上だからそれは仕方がないんじゃないの?そこに陰謀だとかって因縁つけて、ふざけるなよって」
▼征矢「いやいや本当にふざけてないんですよ。これは今の段階でここに立ち向かわないと危険を感じたので我々反体制というか組織に対して噛み付いているわけですよ。まだ何かしらのアクションを起こしてないですけど、様子を見ている段階ですよ。気をつけてください」
▼河野「俺も?TriggeRで一緒に組んでるけど、副社長から陰謀的なものは何も感じないよ?」
▼征矢「いやいやそれはわかんないです」
▼河野「あ、そう。そもそもお前、UWAのチャンピオンじゃん。(社長と副社長は)パートナーじゃん」
▼征矢「いやいや、それはしょうがないですよ。取っちゃったもん、一緒に。取っちゃったものはしょうがないですよ。それとは別の話なんですよ。ベルトはベルトでほっといてください」
▼河野「ほっとくの?(笑)」
▼征矢「ベルトは持ってたいので、そこはちょっと話をカットしてもらっていいですか?そこだけ。それとは別の話なんですよ、陰謀説っていうのは」
▼河野「別?」
▼征矢「ええ」
▼河野「結局、W-1を盛り上げようという作業は続けているということだな?」
▼征矢「それはもちろん忘れてないですから。日々、毎日W-1のためにっていうのがあるんで、それは忘れてないですから。大丈夫です」
▼河野「大丈夫? ちょっとふざけすぎたら、俺は試合でいくよ? 後楽園の試合でガッチリいくよ。もしふざけているようだったらね」
▼征矢「いや、試合は試合でいいんですよ。ただ、何度も言いますけど、試合とは別のところのプレッシャー、そういうものと闘っていくものなんですよね。やっぱり社会というか会社に属している以上は」
※ここで再びバックシートが剥がれ、広報が直しに出てくる
▼征矢「おい、お前、さっきからチョロチョロと。お前も陰謀の権力に支配されている人間か? さっきからチラチラ、チャラチャラ出て。こっちは会見やってんだよ!ふざけんじゃないよ!まったく」
──征矢選手は近藤副社長のことが嫌い?
▼征矢「いや嫌いじゃないですよ!どちらかって言うと大学の先輩ですし、身近に感じている部分もありますけど、あの人の接し方っていうのはちょっと動物を扱うような接し方をしてくるわけですよ。たまに食べ物が飛んできたりしますから。『食え!』とか。あまり言わないほうがいいかもしれない。そういうところもありますからね。そういう部分に対して大丈夫かと。これはパワハラに近いものがあるんじゃないかなと。私はそこに立ち向かいたい。そこで闘っているわけですよ」
──W-1とは関係ないのでは?
▼征矢「それはわかないじゃないですか。僕から見た僕の世界ですから。言ってみればこの世界自体が、私が作り上げた世界だってその人がおっしゃってましたんで。ということはあの人の作った世界は私がやられているのも私が作っている世界なのかもしれないです。そことの闘いなんです。そこが本当の自分の意識なのか、そこの作られた世界が現に私が求めているものなのか? そことの闘いでもあるんですよ、今回は。それが反体制ということになっているんですよ。わかりますか?」
──パートナーを信用できないという話をしていたが、副社長との関係に関係はある?
▼征矢「それとの関係は一切ございません。副社長や反体制ということに関しては別です。タナカはタナカで一緒にやっていくという意思がありますから。それはそれです。タッグに関して、タナカとタッグチームを組んだことはないですよ。その不安もありますけど、それは一緒に練習して理解すると。今のこの時間を有意義に使うしかないんですよ。試合で組んだことはないですから」
※ここでタナカ岩石の携帯電話が鳴る
▼征矢「おい、なんだお前! チャラチャラと。電話出てみろ」
▼タナカ「NOSAWAさんですね」
▼征矢「NOSAWAさんはそもそもお前に電話しないだろう。まあいいや。こういうマナーモードにしておかないとか、あとあと説教しておきますから」
──チャンピオンチームは今のやり取りを見て、どう思う?
▼伊藤「ナメてるでしょう。このわけわかんないオッサンと携帯もマナーモードにできない新人と。こんなタッグに僕と河野さんが負けるわけないじゃないですか? なあ、岩石。今やってやってもいいぞ。おい!」
▼タナカ「でも、上の人間とやりたいって言っておきながら、俺に負けてるわけだからな、お前な! チャンピオンのくせによ、負けやがって! やってやるよ!」
▼伊藤「お前もな、しつけええんだよ。ずっと俺に負けてきてな。実績、実績言うて、お前の実績なんだ? 藤村康平だけじゃねえのか?ああん?UWAもリザルトも全部藤村康平がらみじゃねえか。何が実績だよ」
▼タナカ「なんだお前、やってやるぞ!」
▼伊藤「来いよ! 来いよ!」
※ここで伊藤とタナカがつかみ合いを始める
▼征矢「(タナカを抑えながら)いいからいいから、やめとけ!今じゃない、今じゃない。リングの上でやれよ」
▼河野「(伊藤を抑えながら)落ち着け、落ち着け、とりあえず落ち着け」
※河野と伊藤はベルトを置いて会見場から姿を消す
▼征矢「おい、ベルト置いてったからもらっていこうぜ。もらってっていいだろ?」
▼タナカ「いやいや、試合に勝って、しっかり取りましょう!盗むとかそういうことじゃないです。勝ちましょう」
▼征矢「でも、置いてって、知らない人に取られたらどうするんだ? 知らない奴に持って行かれたらどうするんだっていう話だよ」
▼広報「それはこちらで管理します」
▼征矢「大丈夫? お前がベルトを巻くなよ?よし、がんばるぞ!」
▼タナカ「はい!」
☆6/6(火)東京・後楽園ホール『WRESTLE-1 TOUR 2017 OUTBREAK』18:00開場、19:00開始
▼タッグマッチ
万喜なつみ
才木玲佳
vs
安納サオリ
木村花
▼WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ
[挑戦者]
タナカ岩石
征矢学
(1/60)
伊藤貴則
河野真幸
[第9代王者組]
※河野&伊藤初防衛戦
[既報カード]
▼「ジャケット・コントラ・ファンサービス」
近藤修司
vs
黒潮“イケメン"二郎
▼WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ
[挑戦者]
カズ・ハヤシ
(1/60)
MAZADA
[第9代王者]
※MAZADA初防衛戦
▼WRESTLE-1チャンピオンシップ
[挑戦者]
土肥孝司
(1/60)
芦野祥太郎
[第11代王者]
※芦野3度目の防衛戦