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6/13【NOAH】三沢さん命日に真っ向勝負の誓い 6・25郡山GHCヘビー戦へ中嶋と小峠が調印式

 6・25郡山大会のGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)中嶋勝彦vs小峠篤司(挑戦者)」に向けた調印式が13日、都内事務所で開かれ、それぞれが王座戦に向けた思いを語った。

 ノア創設者にして初代GHCヘビー級王者でもある故・三沢光晴さん7度目の命日に調印式。三沢さんとの一騎打ち経験もある中嶋は「自分は三沢さんを語れるような口を持っていませんが、チャンピオンとしてこのノアを少しでも多くの人に観てもらえるようなノアにしていきたい」と表情を引き締め、小峠も「今日はプロレスリング・ノアにとっても大事な日。僕はヘビー級になりましたけど、ヘビー級の戦いにとらわれない戦い方。そういった意味では“自由"に、そして自分のプロレスをすれば絶対に負けない…っていう“信念"も持ってこのヘビー級戦線で戦っています。今回のチャンピオンシップでも自分のプロレスをして、思いっきりやりたいな…と思っています」とノア創設時の社訓である“自由と信念"をコメントに混ぜ込んで決意表明した。

 ライバル・拳王との挑戦者決定戦を制した小峠はGHCヘビー初挑戦。無心ではなく、熟考したうえでの“真っ向勝負"で勝負する。

 「いろいろ考えたんですけど…この会見もパフォーマンスとしてムチャクチャにしてやろうかな…とか、挑戦表明する時に頭突きの一発でもブチかましてやろうかな…とか。でも、僕のなかで初めてのGHCヘビー挑戦っていうのは大事にしたいですし、6月に福島で初のビッグマッチ開催…っていうのも考えた時に、やっぱり真っ向勝負が一番いいんじゃないかなと。それが僕自身、一番自分を出せますし、お客さんに今、喜んでもらえる形はそうなんじゃないかな…って思ったんで。だから変化球なしで。真っ向勝負で結果をつかみにいきたい」(小峠) 受けに受けて一瞬の逆転勝利につなげる自身のスタイルを徹底的に貫く構えを示した。

 迎え撃つ中嶋も「僕もそんなに小手先の戦いが巧くない選手なので、自分も真っ向勝負で」と同意。「小峠篤司をすべて受け止めたうえで勝ちたいなと思ってます」と攻め切って真っ向から小峠を沈める青写真を描いた。

 中嶋29歳、小峠31歳。“同年代の戦いで新たなノアの中心軸を創る"命題を背負う中嶋にとっては、うってつけの舞台だ。「俺と小峠篤司にとっても、そしてノアにとっても何かのきっかけになる試合になればいいと思いますし、そうなれるように最高の試合を福島でお見せしたい」と中嶋。残り12日。三沢さん命日に交わした“真っ向勝負の誓い"とともに、中嶋と小峠が福島決戦に向かって歩みを進め始めた。


【調印式の模様】

――まず本日は三沢さんの命日だが、その時に王者である心境について

▼中嶋「ノアに入っていろんなことがありましたが、自分が今、三沢さんが創られたベルトを巻かせてもらっている…ということは、とても意味のあることだと思います。自分は三沢さんを語れるような口を持っていませんが、チャンピオンとしてこのノアを少しでも多くの人に観てもらえるようなノアにしていきたいですし、より良い大会を観てもらえるようにチャンピオンとして努力していきたいと改めて思っています」

――現在の小峠の勢いについて?

▼中嶋「ひじょうに今の小峠篤司は勢いがあると思いますが、勢いだけで獲れるベルトじゃないってことを25日の福島で思い知らせてやろうと思います」

――今のコメントを受けて?

▼小峠「チャンピオンのことはうらやましいな…って思ってるくらいなので。自分よりも年齢も若いですし、才能もあるチャンピオンだと思いますんで。でも、そういうものにはとらわれずに行きたい。今日はプロレスリング・ノアにとっても大事な日。僕はヘビー級になりましたけど、ヘビー級の戦いにとらわれない戦い方。そういった意味では“自由"に、そして自分のプロレスをすれば絶対に負けない…っていう“信念"も持ってこのヘビー級戦線で戦っています。今回のチャンピオンシップでも自分のプロレスをして、思いっきりやりたいな…と思っています」

――GHCヘビーに初挑戦する、ということについては?

▼小峠「プレイヤー…チャレンジャーとしてこういうことを言うのは良くないのかもしれませんけど『感慨深いな』って思いますね。自分がプロレスラーを志した時に、まさかヘビー級のタイトルマッチに食い込めるようになるとは思っていなかったので。そういう意味では、自分は揉まれて揉まれて…追い込まれて追い込まれて強くなれる人間だと思ってますんで、今回のシングル・ヘビー級タイトル挑戦にあたっても、追い込まれようともひっくり返してやろうと思ってます」

――同年代で中心軸の戦いを作りたい…と訴え続けているてきた中嶋選手、同年代の小峠選手を挑戦者に迎えることについて?

▼中嶋「小峠篤司だけではなく、今のノアでは俺たちの世代の選手が結果を出してきていると思うので、そういう意味では今回のタイトルマッチはやりがいがある。俺と小峠篤司にとっても、そしてノアにとっても何かのきっかけになる試合になればいいと思いますし、そうなれるように最高の試合を福島でお見せしたいなと思います」

――小峠選手は逆転勝利…という自分のスタイルを福島でも貫く?

▼小峠「そうですね。自分のスタイルに自信持ってますんで、このスタイルを変える気はこれからも無いと思ってます」

――それを受けて?

▼中嶋「僕もそんなに小手先の戦いが巧くない選手なので、自分も真っ向勝負で。小峠篤司をすべて受け止めたうえで勝ちたいなと思ってますし、そもそもこのベルトに挑戦してくるなら自信が無いなら困る。その自信のままぶつけて来て欲しいですね」

――復興支援の側面も含む福島が舞台となることについて?

▼中嶋「福島でビッグマッチ、タイトルマッチをやるのも初めてなので、とても嬉しいですね。関東だけじゃなくて地方でもタイトルマッチができるようにしたいと思っていますし、復興という部分でもプロレスでしか見せられない力というのもあると思っていますので、それを福島はじめ東北の皆さんに観てもらえたら…と思います」

――チャレンジャーとして前哨戦からひっかきまわしていく?

▼小峠「ないですね。いろいろ考えたんですけど…この会見もパフォーマンスとしてムチャクチャにしてやろうかな…とか。挑戦表明する時に頭突きの一発でもブチかましてやろうかな…とか。でも、僕のなかで初めてのGHCヘビー挑戦っていうのは大事にしたいですし、6月に福島で初のビッグマッチ開催…っていうのも考えた時に、やっぱり真っ向勝負が一番いいんじゃないかなと。それが僕自身、一番自分を出せますし、お客さんに今、喜んでもらえる形はそうなんじゃないかな…って思ったんで。だから変化球なしで。真っ向勝負で結果をつかみにいきたいです」

――新たなノアの戦いを提示する…というよりは、自分自身を出すことに集中したい?

▼小峠「そうですね。僕の全力を見せるだけ。それだけだと思ってます」

――小峠選手にとってGHCヘビーとはどんなベルト?

▼小峠「やっぱり団体の顔でもありますし、GHCヘビーのベルトを持ってる人間が団体を引っ張る権利を持ってると思っているので、それくらい崇高なものだと思ってます」

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