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6/23【リアルジャパン】魔世軍に襲撃されるも折原が6・29後楽園の先に青柳総裁との一騎打ち視野に

 折原昌夫が21日、東京・掣圏真陰流本部道場・興義館で6・29後楽園大会へ向けて会見。魔世軍の襲撃を受けたものの、後楽園大会で勝利し、青柳総裁との一騎打ちを実現させる構えをみせた。

 折原は後楽園大会でグレート・タイガー&ブラック・タイガーと組んで魔世軍五号アレクサンダー大塚&魔世軍七号KENSO&魔世軍二号with青柳総裁と対戦する。「魔世軍、急に現われたこのチームをどうにかしないといけないなと。邪魔なんだよね」と自ら希望して実現するこの一戦へ向けて「今回は悪対悪、ルード対ルードになるんだけれど、まあ正直、オレたちの悪さには勝てないだろうね。バッチリ、ウチのチームワークはすごくいいのでね、似た者同士だから、オレたちの攻めにはたぶんついてこれないと思う」と魔世軍討伐に自信満々だった。

 だが、会見中に青柳総裁が魔世軍五号とともに乱入し、折原を暴行。魔世軍Tシャツ&マスクを突きつけ、「この魔世軍のTシャツとマスクを被って、29日、出てこいや、オラ! オマエら3人とも魔世軍がぶっ潰すから、いいか! わかったか、コラ!」と通告した。

 折原はかつてWAR時代に反選手会同盟(のちの平成維震軍)の一員だった青柳と何度も戦った。「ヤツらをやったってしょうがないよ。(青柳)館長だよ、館長。次は一対一だよ」と宣言した折原は6・29後楽園大会で勝利したその先に青柳総裁との一騎打ちを見据えた。(※写真、情報提供:リアルジャパンプロレス)

【会見の模様】
▼折原「雨の中わざわざありがとうございます。この前(4・17後楽園)から現われた魔世軍なんですけど、今回この試合、実はボクの方からぜひとも組んでもらいたいと社長の方にお願いして今回組むことになったんですけども、正直、ボクら、グレート・タイガーとブラック・タイガーと折原昌夫が組んだのもこの前が初めてで、この3人が3人ともオレがオレがで全員がベルトを狙ってる。そういう一人ひとりがアクの強いルードだったので、実際にそのチームを組んでみてどうかなと思ってたけど、けっこう息が合うんだよね。なんかこう、おもしろいチームになるんじゃないかなと、これをきっかけに。オレはそう思ってる。そのなかでオレは決してひとつにまとまろうと思ってないし、今回、ひとつにまとまった理由というのは、魔世軍、急に現われたこのチームをどうにかしないといけないなと。邪魔なんだよね。ずっと数年間ここでなにかを変えていきたいなと思って頑張ってきてるんだけど、ちょっと前にいた大仁田軍。それもそうだったけど、ちゃんとした目的を持たずに来られると、ものすごい邪魔なんだよね。テンションが下がる、オレがいつもやってきたことが。だからとりあえず休戦かな、正規軍との闘いは。まず、ファンがどう思うかはわからないけど、今回は悪対悪、ルード対ルードになるんだけれど、まあ正直、オレたちの悪さには勝てないだろうね。バッチリ、ウチのチームワークはすごくいいのでね、似た者同士だから、オレたちの攻めにはたぶんついてこれないと思うよ。即席の悪党のチームを作ってもね。今回このチームと魔世軍で試合をすることによって、いままで見てきたリアルジャパンファンの方々にどれくらいの注目度があるかっていう。それだけボクは実はずっとルードをつづけてきて一番気になるというか、気になるところの何カ所のナンバーワンにきてるよね。そういう意味で、迷惑。座を取られるというか、そんなには焦ってないけど。なんだろうな、黒いのが。とくにいまはちょっと脚にケガしてリングから去ってるけども、館長、青柳館長。チームのリーダー。むかし、さんざんオレは世話になってるから、リングの上で。さんざん顔面蹴られてるし。久しぶりに現われたし、オレの前に。アレクサンダー大塚とかKENSOとか、あとは黒い覆面を被ったヤツら、それよりもこのオッサンを、オッサン対折原昌夫ひとりでもいいかなと実は思ってる。まあでも黒いのがブラブラして邪魔なんで、オレら3人の勢いをこのへんで見せつける。正直、(魔世軍は)今回が2回目だけども、リアルジャパンのリングに上がるのは。まず、コイツらをぶっ潰して、このオッサンにもちょっとわからせてやろうかと思ってる。甘いこと考えてるんじゃないかなと思うんだよね、このオッサン。アレクに関しても、なんでそっちに寝返ったかなと思ってるし」

※魔世軍(青柳総裁&魔世軍五号)が登場し、折原と対峙

▼折原「やっぱり来たか。なんだよ、オマエ。やってやるよ!」

※両者が睨み合うと、青柳総裁が折原に襲いかかる

▼青柳「五号、手を出すなよ」

▼折原「なにしに来てんだよ?」

▼青柳「腐ったようなカードを発表するんじゃねえよ、コノヤロー!」

▼折原「目標があるんなら言ってみろ!」

▼青柳「目標? プロレス界のためだよ、バカヤロー!」

※さらに青柳総裁が折原を暴行。折原はほとんど抵抗できず…。

▼青柳「この魔世軍のTシャツとマスクを被って、29日、出てこいや、オラ! オマエら3人とも魔世軍がぶっ潰すから、いいか! わかったか、コラ! いいか、29日だ! いいか、このマスク、オマエたちにやるからな」

▼折原「……」

※魔世軍は別室でコメント。

▼青柳総裁「五号、燃えてきたな。プロレスがおもしろくなってくるんだ、プロレスが! 29日、オレたち3人のチームがリアルジャパンのリングであのクソガキたちをメッタメタにするから、覚悟しとけよ! 29日はなにが起こるかわからないぞ。わかったか? 折原! オレとアイツには遺恨がある。よけいにおもしろくなってきた。アイツが試合に出れないように徹底的に痛めつけるから。折原、オマエ、オレが狙うから覚悟しとけよ。いいか? 以上!」

※魔世軍が去り、回復した折原があらためて会見場でコメント

▼折原「なにがしたいかわかんないんだよ。今日だってそうだろ。聞いてんのか、会社は?」

▼平井代表「……」

▼折原「なにがしたいんだよ?」

▼平井代表「存じません…」

▼折原「あんなんでな、客なんか来ねえよ。おもしろくするのはオレたちだから、この団体を。無駄金使ってんじゃねえよ。おい、社長、オマエに言ってんだよ、平井! そうだ。もうちょっとマシな対戦相手を考えろ!」

▼平井代表「……」

▼折原「それから、こんなもん(魔世軍のTシャツとマスク)置いてったけど。これ、これ。なんだこれ? これ(Tシャツ)をオレに着ろってか。それとこれ(マスク)。リアルジャパンってこういう選手が上がれるようなところだったのか? 違うだろ。選抜された選手ばかりじゃねえのかよ」

――29日の対戦カードには納得している?

▼折原「納得してますよ。これは組んでくれと言ったから、十分納得してますよ。そして、今回でカタつけるから。だいたいこんなの見たくないでしょ、正直。でも1回はハッキリさせとかないとね。ズルズルズルズル、こんな抗争なんてファンも期待していないと思うし、今回に関してこれでカードには納得してるし、今回で終わりにしてみせるから。キッチリと3カウントだよ。ルードが3カウントというのもおもしろいけどね、ガッチリ3カウントを取って終わりにするから。だいたいさ、気になっちゃうだろ。なんでマスクマンなのにアレクサンダー大塚って名前が出てるんだよ。なんでマスクマンなのにKENSOって名前出してるんだよ。なんでもうひとりは名前を出さないんだよ。なんなんだ、このバラバラなチームは。なにがコンセプトなんだよ。なにが悪だよ。笑っちゃうだろ、こんなの。むかしメガホン持って、ムチ持ってわいわいやってた大昔にそんなオッサンがいたけど、それと同じじゃねえか。自分がリングに立てないから、こんどはマネジャー役やって、カネ稼いでるんじゃねえだろうな。そんなヤツにカネなんか払ってるんじゃねえって言ったんだ、さっき社長に。もっと大事にしなきゃいけないチームもいるし選手もいるだろうって。もっと育成してって強いヤツを出していくところじゃないのかよってオレは言ったんだよ。くっだらねえ! 結局なんだよ、今度も。こんなヤツが来るから、オレたちが本来やりたいこといったん中止して、こういうヤツとやって、ショー的なことしなきゃいけなくなるんだろうが。プロレスだから、やるよ。オレ好きだし、そういうの。ただ、やっちゃうよ、ホントに。いまは悪いけど、やられたんじゃないからな」

――大会当日は青柳総裁が介入してくることが予想されるが。

▼折原「そうだね。オレはアイツをリングに上げたいから、アイツをやらないと気が済まないね。恐いわけじゃないよ、アレクが、KENSOが。そうじゃないよ。そうじゃないけども、そっちを相手にしてもしょうがないだろ。マスク被ってやってるのはオレの想像だと、自分の気持ちを抑えてなにかに操られてるんだろ、結局。なにかで、結局は。ヤツらをやったってしょうがないよ。(青柳)館長だよ、館長。一対一だよ。次は一対一だと考えてるよね。正直、あの人がベストな状況で、ケガをしているんであればケガを治して、ちゃんとしたかたちでまた白い道着を着て上がってこいよ。あのときはまだまだオレも新人だったし、他団体の雰囲気に呑まれてたってのもあったし。あれから何十年もたってるしね。蹴りに関してもここでガッチリ習ってきたつもりだから。防御に関しても。蹴りひとつしかやってこなかったヤツがオレに勝てないよ。時は流れてるし。ジジイになってるんだよ、向こうも」

――次の闘いできちんと勝利をおさめて一対一をアピールする?

▼折原「ああ、だから次は3カウントだよ。それでアイツらが気持ちが収まって小さくなっちゃったらそれで終わりだろ。それでもアイツらが出てくるんだったら、ひとりで、一対一でやってやるって。アイツができるんであればな。たぶん終わりだろ、3カウント取ったら、ビビって出てこれないだろ。オレはみんなが知ってる通り、首に大きな爆弾を抱えてるし。ふだん生活してる上でも痛みとの闘いもあるけれども。欠陥商品がリングに上がってなにができるんだと言われたときもあったけど、逆に考えてみろよ。こんな大きなケガをしてて、やってきてるんだぜ。全然レベルが違うんだよ。そして佐山先生の道場では折れない気持ちを徹底的に叩き込まれたから。いまだからやってやるよ。今日だって(魔世軍が)なにしに来たかわかんねえだろ。なにか言い残していったか? これ(Tシャツとマスク)か? これなんだよ? なんだかわかんねえだろ。オレに着ろってか? なかなか、テンションが上がってないときに襲撃されると抵抗できないね…」

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