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6/30【WWE/NXT】「私が活躍して日本からWWEに挑戦しやすい状況作りたい」 日本公演直前・NXT女子王者アスカインタビュー

 今回はゴールドバーグの持つ連勝記録を抜き、座位記録も更新しての日本凱旋となるNXT女子王者・アスカ。日本公演では両日ともサーシャ・バンクス&ベイリーと“NXT女子王者経験者トリオ"を組んで、エマ&ナイア・ジャックス&アレクサ・ブリス組と対戦する。日本から新たな女子選手の入団もうわさされるなかで、日本公演初日当日にインタビューに応じた。


【アスカ インタビュー】
――無敗記録と座位記録を更新して凱旋となるが?

▼アスカ「ゴールドバーグさんの記録を抜いた時に、いろいろな方に祝福していただきました。アメリカでも話題になりましたし、WWEの歴史の中でも難しい記録を更新することができてうれしいです。無敗記録、連勝記録、タイトル保持記録…たくさん手にすることができました。ただ、もともとWWEの一員になることが目的ではなくて、WWEのヒストリーに残るような活躍をすることが目的でしたので」

――いままでのWWEディーバ戦線には無かったレベルの試合を見せているように見える

▼アスカ「女子選手をいまだかつてないレベルに高めていきたいと思っていますし、それが私の役割だと思っています」

――入団発表時にはスカウトされたプライドがあったように見えたが、実際に活躍してみて『やはり通用した』という思いはある?

▼アスカ「そうですね。(レスラーとして)日本で育って、たくさんの男子レスラーの方はもちろん、それこそ特殊なスペシャリストの方たち…葛西純さんや宮本裕向さんとかとの試合も重ねましたし、後楽園で自主興行も続けてきましたし。そういう積み重ねが今に生かされていると感じていますし、女子の選手では経験できなかったことを経験してきた…というのも大きいなと思います」

――先日のニッキー・クロスのNXT女子王座ラスト・ウーマン・スタンディング・マッチではラダー上からテーブルへのブレーンバスターを放つなど、激しい内容だった

▼アスカ「タフな試合でしたねえ。ツイッターなどでも凄い反応でしたし、WWEユニバースだけじゃなくて選手や関係者からの反応も凄かったですね」

――自分との試合を通じて他の女子選手に影響を与えていると感じる?

▼アスカ「そうですね。試合をしながら影響を受けてることは感じますね。情熱だったり技術だったり…。みんなアスカと試合をしたいとは言ってくれています」

――日本からまた女子の選手が入団するかもしれない…という話があるが?

▼アスカ「女子の選手がWWEに挑戦できるように、活躍しやすいように私もできるだけ道を作ってあげたいなとは思っています。私が活躍すればするほど入りやすい…というか活躍しやすいと思いますので」

――負けたくない…という気持ちは?

▼アスカ「うーん…負けたくない、という気持ちよりは…」

――パイオニアとしての意識が強い?

▼アスカ「うん、そうですね」

――これからWWEに来る女子選手が活躍するために必要な要素とは?

▼アスカ「いわゆる(日本の)“女子プロ"だけに対応できる、というスキルでは難しいな…とは思いますね。レスリングだけでもないですし、いろんな要素がホントに必要なんだなとWWEに来て思いますよね。レスリングができるだけ、運動神経だけで有名になったり人気が出るわけでもない。大変ではあると思います」

――試合中などに凄い勢いの関西弁でまくしたてることもあるが?

▼アスカ「ハハハ…。(アメリカのファンは)何しゃべってんのかな?ってカンジだとは思うんですけど、私が『オリャー!』って関西弁でまくしたてるとユニバースも『おお〜!』って沸いてくれるんですよ(笑) HHHからも『英語をしゃべらずに素のままでいいんだよ』と言ってもらってます。(伝わるのは)やっぱりパッションですね。エネルギーだったり」

――中邑の活躍については?

▼アスカ「仲間として、家族として活躍はうれしいですね。あの活躍は想定内? そうですね。中邑さんだったら…という思いはありますね」

――メインロースター入りすることに向けては?

▼アスカ「やっぱりNXTでベルトを持ってから行くか、行かないかでは意味合いが違ってきますし、私は今この状況があって良かったと思っているので、あとはタイミングだと思います」

――今回の日本公演は6人タッグマッチだが、見どころは?

▼アスカ「チームはサシャ、ベイリー、アスカっていう3人。NXTの女子の元チャンピオンが揃うことってまずは無いですし、今回のアジアツアーが初めて。相手のエマ、ナイア、アレクサ。今はチャンピオンのアレクサともNXTの時にやってますんで、久しぶりですね。WWEでずっとやってきたことを、ここで出せたらな…と思ってます。日本だから日本的な動きを…といったことは考えてないです。だから合う合わないがあるかもしれないですね。本場のモノを見せたいと思います」

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