8/18【WRESTLE-1】9・2横浜文体でMAZADA&火野と組んでUWA世界6人タッグ王座に挑戦 W-1提供・河野インタビュー
9・2横浜文化体育館大会でMAZADA&火野裕士と組んで征矢学&NOSAWA論外&タナカ岩石の持つUWA世界6人タッグ王座に挑戦する河野真幸。WRESTLE-1提供のインタビューは以下の通り。
【河野インタビュー】
──UWAの世界6人タッグ選手権を9・2横浜文体でやることが決まりました。火野選手とMAZADA選手とトリオで挑戦することになりましたけど、これは8・11後楽園大会のリング上で火野選手と征矢選手のやり取りでタイトルマッチをやることが決まってしまって、パートナーのいない火野選手が誰かを探すということになったんですよね。そして、リング上で強制的にMAZADA選手が決まり、あと1人をどうするかっていう話だったんですけど、結局河野選手になったんですね。
▼河野「いやあ、メインで負けたあとの控え室で火野くんに声をかけられたもんでね(笑)」
──まあ、大会まで日もないし、近藤選手はカズ選手と一緒にW-1タッグ王座に挑戦するっていうことがリング上で決定してしまったので、残る選手で実力的なことやキャリア的なことを考えると自ずと河野選手っていうことになったんですかね(笑)。
▼河野「それはあるでしょうね。あと、僕は岩石担当でしょ?」
──岩石担当?
▼河野「火野くんはいきなり挑戦してこいって言ってきた征矢の担当でしょ? で、MAZADAさんはNOSAWAさん。ということは、残る岩石を誰が担当するか? 前の2つが五分だとすると、岩石を倒せば勝ちになるわけですからね」
──なるほど(笑)。そこで岩石選手を確実に倒せそうな人間をチョイスした結果、河野選手になったんですね。
▼河野「そうでしょう。と、僕は推測していますけどね(笑)。あくまで僕の推測です。実際に火野くんが何を考えているかは知りません。でも、僕的にも転がってきたチャンスを逃す手はないですからね。ここでベルトを獲ればまたW-1の最前線に行くチャンスだし。この間W-1タッグで失敗しましたから、UWA6人タッグでもう一度最前線にいけるようにがんばらないと」
──まだまだ最前線から引くつもりはないと。でも、タッグのタイトルマッチはいかがでしたか? 土肥熊とは3回目のタイトルマッチでしたよね。
▼河野「また調子に乗らせてしまいましたよね、彼らを。ただ、熊のセントーンはきついなあ。あれだけ俊敏に動くとは思わなかった。普段からあれぐらいは動けバカ野郎! って感じですけどね(笑)。いやあ、やられましたなあ。チームとしてちゃんと機能していましたからね。だから、戦前に思っていた若さゆえの悪いところではなく、いいところが出てしまいましたね。なんか勢いでいけるっていうのを感じちゃいましたね」
──勢いで押し切られたっていう感じなんですか?
▼河野「噛み合った時の爆発力は凄いなと思いましたね。土肥にしても熊にしても」
──でも、このままでは引き下がれないということですよね。
▼河野「若い世代の障害物としては彼らの手かせ足かせになっていかないといけないですよね。すんなりと世代交代してもおもしろくないですから。まあ、ちょっとここのところ負けてるんで、すぐには言えないですけど、引き下がりはしないですよ」
──まずは6人タッグのほうで実績を作っていこうと。
▼河野「そう。これは転がってきたチャンスなんで、もらえたチャンスに対して藁にもすがる思いでしがみついて努力しますよ」
──今回、火野選手とMAZADA選手のトリオですけど、これはどういうトリオですか? 端から見るとかなり強力なトリオですよね。元W-1王者が2人いて、もう1人は元クルーザー王者というトリオですからね。
▼河野「うまくハマれば強いチームになりそうですけどね。MAZADAさんが司令塔になって、僕ら2匹の猛獣を使うというね。だから、MAZADAさんが黄門様なら、僕らは助さんと格さん」
──ああ、そういうイメージがありますか。
▼河野「なんとなくそういう感じになりそうじゃないですか? MAZADAさんは頭がいいし、司令塔となって指示を出してくれれば僕は動きます(笑)。勝てる戦略を与えてくれればね。MAZADAさんとは遡ればブードゥー・マーダーズで一緒でしたからね。当時はいろいろアドバイスももらったし、ヒールとしての仕事も教わりましたよ。そういう部分でも信頼しているんで」
──信頼して動けると。火野選手とはあまり組んでいるイメージがないですけど。
▼河野「特に接点はないですね」
──帰ってきたらリアル・デスペラードがなくなっていたとぼやいていましたね。
▼河野「あ、僕はデスペラードですからね。リアルのほうじゃないですから」
──ああ、河野選手がデスペラードから追放されて、それからリアル・デスペラードになったんですよね。
▼河野「でも、リアル・デスペラードさんもKAZMA SAKAMOTOが辞め、土肥が熊と組み始め、NOSAWAさんも東京愚連隊があるという状況で、呼ばれてきたけど火野くんもひとりぼっちということになっちゃいましたからね」
──なるほど。王者組に対してはどのようなイメージがありますか?
▼河野「どこかのモロパクリで学ジャパンとか言ったり、無茶苦茶なチームですよね。3人が3人とも言っていることが無茶苦茶ですからね。分析しづらいですよ。僕としては征矢と会見をするだけで大変だから。あいつの言っていることはいちいちツッコミどころしかないし、横にいる岩石もよくわからない」
──岩石選手はそれほどしゃべる人ではないですけどね。
▼河野「吠えてるっていうイメージしかないから」
──床や木に頭を打ち付けて(笑)。
▼河野「そうそう。頭の細胞を自分で殺してね。あんなことしてたらバカになっちゃうよ。NOSAWAさんはNOSAWAさんで裏でいろいろ考えて動いてそうだし、一筋縄ではいかない曲者感があるじゃないですか?だから、3人が3人とも面倒臭い」
──だけど、その面倒臭い3人ですでに3度の防衛をしていますよ。
▼河野「だから、チームとしては強いんでしょうね。うまく機能しているっていうことですからね。ちゃんとそれぞれが役割を果たして、勝利につなげている。負けられないね」
──では、こちらのチームの強みはなんですか?
▼河野「寄せ集め(笑)。でも、みんなキャリアがありますから合わせられますよね。3人が3人とも普段通りやれば勝てるような気がしますけどね。火野vs征矢、MAZADAvsNOSAWAという図式がある中で、俺が岩石を相手にどれだけ貯金を作れるかによってチームの貯金も作れるから。頭突きだけには注意して。あとクルクル回ってやる関節技ね」
──岩石選手はブラジリアン柔術やってましたからね。でも、まだデビューして1年経ってないですけど、力をつけてきたという実感はありますか?
▼河野「あいつはちゃんと練習していますからね。僕の考えでは上手いとか下手とかよりも、練習をきちんとしていることが大事だと思うんで。きちんと練習している奴は下手くそでも僕は認めます。まあ、ACEの奴らも三富くんとかにいろいろ言われて大変らしいけど、練習はしっかりしています。だから、合同練習でも『お前らナメられんなよ!』って特訓中ですよ」
──なるほど。河野選手も若手の障害物になったり、教える立場になったり大変ですね。
▼河野「ただ、そうやって教えることによって昔、先輩に言われたことや師匠のケンドー・カシンさんに言われたことを思い出すんですよね。若手の奴らを見たり、あるいは闘ったりしている中で、忘れちゃいけないことを日々思い出している37歳ですよ」
──ただ、今回の文体は若い人たち同士のタイトルマッチも多いですけど、このUWAは岩石選手以外はベテラン勢が集まっているわけですから、一味違う試合を見せてほしいですね。
▼河野「オッサンにしかできない試合もありますからね。そこはがんばりますよ。文体で終わるお話もありますけど、文体から始まるお話もありますから。僕も文体からお話を始められるようにがんばります」