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8/20【WRESTLE-1】芦野とイケメン一触即発、熊ゴローはスーツ姿でセントーン披露 9・2横浜文体4大王座戦へ公開会見

 19日に都内・GENスポーツパレス内にあるWRESTLE-1道場内で開催された『WRESTLE-1 サマーフェスティバル』内で、9・2横浜文体大会『プロレスLOVE 2017 in YOKOHAMA』に向けた公開記者会見が開かれた。

 会見はW-1リザルトチャンピオンシップの立花誠吾vs伊藤貴則、W-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップのアンディ・ウーvs吉岡世起、W-1タッグチャンピオンシップの土肥孝司&熊ゴローvsカズ・ハヤシ&近藤修司、そしてW-1チャンピオンシップの芦野祥太郎vs黒潮“イケメン"二郎の各タイトルマッチごとに行なわれた。

 8・11後楽園大会のリマッチとなる立花と伊藤のリザルト王座戦の会見はフォトセッションで立花が竹刀で伊藤を暴行。いきなり当日も荒れた試合になりそうな雲行きとなってきた。NEW ERA同士の対戦で、4.19後楽園大会以来の再戦となるアンディと吉岡は、それぞれ口を揃えて横浜文体のベストバウトを狙うと宣言している。
そして、タッグ王座戦を闘う土肥熊とチーム246の会見は、熊ゴローが近藤副社長の言葉に乗せられいきなり謝罪をしたり権力に屈したかに思われた場面もあったが、土肥の言葉に乗せられスーツ姿でセントーンを披露し、集まったファンから喝采を浴びていた。最後に登場した芦野とイケメンは、会見後に一触即発状態になるなど、両者ともすでに臨戦態勢。W-1年間最大のビッグマッチでメインイベントを務めるにあたり、各々が闘志を燃やしていた。

 会見の模様は以下の通り。

【リザルト王座戦会見の模様】

▼立花「まあ次も俺がこいつからギブアップ取って終わり」

▼伊藤「この間の後楽園で武器使って反則されて、金的で負けてしまって。反則しかできないこいつをチャンピオンから引きずり下ろしてやりたいと思います」

──伊藤選手、また立花選手が反則攻撃をしてきた時の対策は考えていらっしゃいますか?

▼伊藤「前回は考えていなかったんで対応できなかったんですけど、まあ今回は全部跳ね返して、竹刀も叩き割ってやりたいと思います」

──立花選手、前回同様反則攻撃もじさぬというおつもりですか?

▼立花「勝つためにはなんでもやってやるよ」

──学院生の時代から行動を共にしていたと思いますけど、お互いに気に入らないところがあれば教えてください。

▼立花「まあ、こいつは入ってきたときから空手の日本チャンピオンというバックボーンがあって、そこがみんなからちやほやされて俺は凄く気に食わなかった」

▼伊藤「学院時代って言っても自分は2期生で、こいつは1期生なんで全然印象はなかったですね。印象がきたのは最近ですね。前は全然ですね」

──変わった立花選手の風貌を見てどういうお気持ちでしょうか?

▼伊藤「変わりすぎっていうか、スタイルも変わっちゃったんで。前はACEの『W-1 GP』の時のトーナメントでやった時はそのまま熱い試合ができて自分も気持ちよかったんですけど、前回の後楽園はまったく気持ちよくなくて、反則ばっかりで。文体で叩き潰して元のこいつに戻したいと思います」

──今の伊藤選手の言葉を聞いて、立花選手はどう思われますか?

▼立花「こいつはACEの大会でも気持ちよかったって言っているけど、それは勝ったから言えることであって、俺は全然気持ちよくないし、ただただ悔しかっただけだから。それだけだよね」

──立花選手に質問ですけど、新しいユニットに入って芦野選手と行動をしてどのような練習をしているのでしょうか?

▼立花「そんなの言う必要ないでしょう。対策されるから」

※フォトセッション中に立花が竹刀で伊藤に暴行

▼立花「横浜文体でぶっ殺してやるからよ! 憶えてろ!」


【クルーザーディビジョンチャンピオンシップ会見の模様】

▼アンディ「9月2日はこのベルトを必ず守ります」

※ここでフリーマーケットの店長をやっていた征矢学が「アンディ! 売れたぞ!」と声をかける

▼アンディ「シー! このベルトを守りますが、守りに入らずにドンドン攻めて闘っていきます。当日は全試合の中でクルーザーの試合が一番おもしろい試合になるような試合をしたいと思います」

▼吉岡「9月2日、W-1年間最大のビッグマッチで自分がベルトを獲りたいと思います」

──アンディ選手、たった今、ひげ屋の皆様から熱いエールが送られてきましたがどのように受け止めたでしょうか?

▼アンディ「なんで今言うねんって感想ですけどね(笑)」

──両選手にお聞きしたいと思います。横浜文体大会のベストバウトを狙うという発言がありましたが、クルーザーならではの魅力をここにお集まりの皆さんにお話いただければと思います。

▼アンディ「吉岡選手とはバチバチしたファイトスタイルの中、華麗な技があったり、殺伐とした試合になると思いますのでそこを楽しみにしていただきたいですね」

▼吉岡「今アンディ・ウーはたぶん日本でも屈指のスピードとスタミナを持っていると思うので、その上をいけば日本でもトップクラスの世界でに誇れるハイスピードな試合ができると思うので、クルーザーはそこを楽しみにしていただきたいと思います」

──今回のタイトルマッチはNEW ERA同士となりますが、そこは意識して闘うつもりでしょうか? それともそういったことを抜きにして闘うつもりでしょうか?

▼アンディ「元々NEW ERAだからといって、組んでるからNEW ERAじゃなくて、闘ってもNEW ERAというのを見せていきたかったので、吉岡選手とは闘うのが楽しみです」

▼吉岡「右に同じです」

※ひげ屋の店長の征矢学が質問

▼征矢「現在ひげ屋でアンディさんが出品された大きいやつ(青龍偃月刀)と刀が売れたんですけども、この売上金は募金をW-1にするということでよろしいでしょうか?」

▼アンディ「全額いただきます(笑)」

▼征矢「いいのかそれで!」

▼アンディ「ただ持って帰る時は気をつけてください。銃刀法違反なので(笑)」


【W-1タッグチャンピオンシップ会見の模様】

▼土肥「俺ら土肥熊がW-1で最強のタッグチームになるために初代王者で、最多防衛回数を持っている246とタイトルマッチをします。試合の内容的にも絶対に一番の試合をして、なおかつ防衛をして、俺らが最強のタッグだということを証明します。そしてやっぱり土肥熊が最低で最高のタッグチームだったなということを皆さんにお見せします」

▼熊ゴロー「かつて歴史や伝統を作ってきた246と頂上決戦を必ず制して、俺たち土肥熊が伝説を作っていきたいと思います。ちょっと一つ言いたいんですけど、(甚平姿のカズ&近藤に向かって)なんでスーツ着てないんですか? 俺、スーツって言われたんですけど、おかしいでしょう。俺たち太ってんですよ。暑いでしょう」

▼カズ「今日は夏フェスですよ? わかります?」

▼熊ゴロー「スーツって言われたら……ちょっとどうなってんですか? おかしいでしょう? 俺たちだけ。涼しいじゃないですか、この人たち。なんですか、陰謀ですか?」

▼近藤「夏フェスの正装だったらこれでしょう。謝ってもらっていいですか? 甚平を作っている会社にも謝って? 甚平を売っている会社にも謝って」

▼熊ゴロー「どうもすいませんでした!」

▼土肥「権力に屈するな!」

▼熊ゴロー「逆らったらちょっと……給料が。以上です」

▼カズ「本当に試合を見てますと今のチャンピオンはちぐはぐしていて、仲悪いのかなと思ったら最終的に仲良くなっちゃってうまくいっちゃってるっていう。これは考えられているのかたまたまそうなっているのかわからないですけど、本当に素晴らしいチームだと思っています。ただカズ・ハヤシ、近ちゃんね。いろいろな立場はありますけど、そういのは関係なく1人の選手として、2人のタッグチームとしてやはり今のチャンピオンに勝ってチャンピオンになりたい。というか、9月2日になります。以上です」

▼近藤「正直なんで甚平かっていうと……2人ともスーツを忘れまして(笑) 僕が急遽ドンキホーテで買ってくるという……」

▼熊ゴロー「副社長でしょう!」

▼近藤「うるせえな! 謝れ! 人がしゃべっている時に間からしゃべるなんて失礼だぞ! 謝れ!」

▼熊ゴロー「どうもすいませんでした」

▼近藤「下がれ! ぶっちゃけ言うとそれだけ社長業は大変でして結構自分のことは二の次という部分があります。たぶん2人とも偶然忘れたんで、カズさんもそういうことだと思います。ただ、そういうのを言い訳にせず、文体ではタッグタイトルを本気で獲りにに行こうと思っています。そういう部分でも背中を見せていきたいなという思いです」

──今チャンピオンがチャレンジャーの命令を聞いて頭を下げるという権力に屈するという非常に珍しいケースを我々は見てしまったわけですけど、パートナーがこんなに簡単に権力に屈してしまったところを目の当たりにして、土肥選手は何を思いますか?

▼土肥「まあ、こいつはそういう奴なんでしょうがないですね。そこは俺がうまくコントロールしてやっていかないとなと。なんで謝るんだよ(笑)」

──非常にタイトルマッチが不安になってきたんですけど大丈夫でしょうか?

熊ゴロー「大丈夫です」

──じゃあ、熊ゴロー、大丈夫だという意気込みを実際にここで見せていただければと思います。

▼熊ゴロー「だって今は試合関係ないじゃないですか」

▼土肥「セントーンいきま〜す! スーツでセントーンいきま〜す!」

──それでは熊ゴロー、セントーンをお願いします。

※机の前に出てきた熊ゴローは「セントーンいきま〜す!」と叫んで、本当にセントーンを披露

▼土肥「予想よりめっちゃ低いな(笑) では、熊ゴローのほうから意気込みを」

▼熊ゴロー「もうね、ここまでやらされて絶対負けるわけにはいかないですからね。絶対に土肥熊がやってやりますから! 最低で最高で最強になってやりますよ! 皆さん見に来てください! よろしくお願いします!」

──今のを目の当たりにして、カズ選手、近藤選手、見方が変わったとか感じたものはございましたでしょうか? それとも何も感じなかったでしょうか?」

▼近藤「すいません、今セントーンを見てなかったんで」

▼カズ「僕もちょうどいい時に目をつぶっちゃっていて」

▼熊ゴロー「おかしいでしょう!」

──先程、カズ選手から仲が悪そうで実はいいチームだという発言がありましたけど、どういったところが土肥熊のいい点だということをおっしゃっていただければと思います。

▼カズ「タッグチームって基本的に同じ人同士、自分の良さとパートナーの良さが同じだとうまくいかないんですよね。夫婦みたいなもんでね。やっぱり補う。彼氏、彼女もそうじゃないですか? そういうふうなものを持ってますよね。自分にないものを持っていて。だから自分にないものを土肥選手が持っていて、土肥選手にないものを熊ゴローが持っててっていいうのがあるので、体型とかパワーとかはパッと見て似ているんですけど、実はお互い補っているところが見えるのがタッグチームの良さかなと思います」

──熊ゴローは土肥選手のどこを補っていると思いますか?

▼土肥「難しい質問はやめてください! 熊ゴローに難しい質問はやめてください!」

▼熊ゴロー「ああ、そうですね。ないかな?」

──熊ゴローが補っているところは何一つないと。

▼熊ゴロー「土肥さんもやっぱりトンパチだと思いますけど、さらにトンパチだと思うのでそういうところを補っていると思います」

──もう一回セントーンが見たいです。

▼熊ゴロー「頭打ってんだよ!」

※文句を言いながら、再び熊ゴローはスーツ姿でセントーンを披露

──カズ選手、近藤選手、今のセントーンを見て感じたことがあればお願いします。

▼熊ゴロー「さすがに見てたでしょう!」

▼近藤「今のは見てました。従順な素晴らしい試合になると思います」

▼カズ「僕はちょっと向こうが気になっちゃって。また機会があればと思っています」


【W-1チャンピオンシップ会見の模様】

▼芦野「第11代W-1チャンピオンシップ王者の芦野です。皆さん、今日はたくさんのご来場、誠にありがとうございます。文体でのメインでですね、タイトルマッチ。去年の舞台はケガで出てません。3階席から見てました。イケメンvs飯伏、しっかり見てました。その時、率直にイケメンはすげえなと天才だなと正直にそう感じました。まあ、そのイケメンを文体のメインで僕がタップアウトさせられるというのは非常に楽しみですね。いつも明るい黒潮“イケメン"二郎の泣き顔、吠え面を楽しみに文体に来てください。まあ、ハッピーエンドにはならないと思います。皆さんが大好きな黒潮“イケメン"二郎が無様に負けますから。それを楽しみに来てください。以上です」

▼イケメン「黒潮“イケメン"二郎です。すいません、緊張してます。芦野とは2回シングルで闘って2回負けてます。3度目の正直と言いますが、その3度目の正直が横浜文化体育館、ビッグマッチで訪れているという時点で風が向いていると思います。難しいことは言わないです。俺は彼を超えて、このベルトを巻きます。フィニッシュ!」

──2人とも所属している団体の年間最大のビッグマッチ、そのメインイベントを初めて務めることになるわけですけど、横浜文体のメインに立つという感慨がご自身にありましたら、お話いただきたいと思います。

▼イケメン「僕は横浜文化体育館のメイン、いろんなお客さんがカード発表される前は丸藤さん絡みかなと思っていたと思うんですけど、やっぱりW-1のメインに立つのは俺しかないと思っております。今年の横浜文化体育館、トーナメントに優勝して出るからには今度こそこのベルトを巻いて、W-1をもっと上に。以上です。フィニッシュ」

▼芦野「初の文体なんですが、最初からメインということで非常に楽しみですね。大きい舞台になればなるほど血がたぎるというか、そこでしっかりとした強さであり試合を見せられればいいなと思っています。僕もW-1を上にという気持ちは一緒です。いや、イケメン以上だと思っています」

──お二人はキャラクターも正反対ですが、プロレスのスタイルも正反対です。イケメン選手、自分とはまったく違ったタイプの芦野選手を相手にするわけですけど、そちらの領域に踏み込むつもりでいるのか、それとも自分のスタイルに引き込むつもりなのか、今の時点ではどちらでしょうか?

▼イケメン「土俵に踏み込むというか、自分と一番対角にいる人とリング上で向き合った時に怖かったりするんですよ。まあ、俺だけかもしれないけど。まあでも凄くつまらないことを言いますけど、どんなに違うスタイルでも元は一緒だと思うんで、そこを芦野、イケメン、真ん中を行ったり来たりして、真ん中に行った時にまた熱いものが生まれるんじゃないかと思います。すいません、つまらなくて」

──芦野選手は自分のプロレススタイルを貫いてチャンピオンになりましたが、自分の真逆にいるイケメン選手を相手にします。これについてはどうでしょうか?

▼芦野「僕、彼みたいにプロレスできないんですよ。ひたすら真っすぐしかプロレスできないんで、正直うらやましいなと思ったりするところはありますが、まずは自分のプロレスですね。ブレずに貫いて勝ちたいなと思っています」

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