10/18【WRESTLE-1】タッグリーグ全敗の征矢&岩石がエニウェアフォール戦Wヘッダーのペナルティ 大和プロデュース10・28東京ドイツ村
WRESTLE-1は18日、大和ヒロシプロデュース10・28東京ドイツ村大会の全カードを発表。征矢学とタナカ岩石が『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017』で全敗したペナルティとして、エニウェアフォールマッチによるシングル対決をダブルヘッダーを行うことになった。
タッグリーグ開幕前、副社長の近藤修司が最下位チームにペナルティを課すと提案していた。全敗で最下位となったのは征矢&岩石。二人には10・28東京ドイツ村大会でペナルティが課せられることになり、3つの条件が提示された。内容は其の一「10・28東京ドイツ村大会でエニウェアフォールマッチをダブルヘッダーで行なう」、其の二「10・28東京ドイツ村大会へ家から逆立ちで会場入りする」、其の三「衆議院選挙の候補者のふりをしてコスチューム姿で街頭演説をする」というもの。当初は「なんでペナルティを受けなきゃいけないんだ?」と反発していた征矢だったが、岩石が其の一を受けると決め、最終的に承諾した。詳細は以下の通り。
☆10/28(土)千葉・東京ドイツ村『大和ヒロシプロデュース「WRESTLE-1 in 東京ドイツ村」』第一部11:00開始、第二部14:00開始※観戦無料(別途、東京ドイツ村入園料がかかります)
---第一部---
◇第1試合◇
アンディ・ウー
稲葉大樹
vs
熊ゴロー
土肥孝司
◇第2試合◇
▼エニウェアフォールマッチ
タナカ岩石
vs
征矢学
◇第3試合◇
伊藤貴則
河野真幸
vs
吉岡世起
黒潮“イケメン"二郎
※13:00より武藤敬司トークショー&サイン会
---第二部---
◇第1試合◇
ジェイク・オーメン
vs
佐藤嗣崇
◇第2試合◇
▼エニウェアフォールマッチ
タナカ岩石
vs
征矢学
◇第3試合◇
立花誠吾
児玉裕輔
芦野祥太郎
vs
黒潮“イケメン"二郎
近藤修司
カズ・ハヤシ
【征矢インタビュー】
──まず、岩石選手と組んで出場した『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017』で全敗という結果に終わってしまいました。
▼征矢「まあ、岩石とはUWAの6人タッグ王座を獲ったりしましたけど、タッグチームとして機能したこともあまりなかったので、とりあえず2人で出られたことが私たちのタッグのスタートとしてはよかったんじゃないかなと思ったんですよ。あいつは勝ち負けにこだわってますけど、それ以上に身につけることってあると思ったんでね」
──とりあえず結果よりも出ることに意義があったと?
▼征矢「そういうことですよ。あいつの同期の伊藤や、ちょっと先輩の立花たちが活躍してる分、岩石が慌てる気持ちはわかります。私にも経験がありますから。ただ、私が言いたいのは、『岩石よ、リング上でお客さんの声を聞け』ということですね。私は勝ち負けにこだわらない試合を追求していきたいし、自分が楽しんでいればお客さんにもその楽しさは伝わるんですよ。今はそういうことを感じることのほうが大事だと思うんですよね」
──征矢選手自体はタッグリーグは楽しめたんですか?
▼征矢「もちろん楽しめましたよ。それなのに負けてしまったことについてグチグチ言っているのはまだまだケツの穴が青いですよ。もっと楽しめと。楽しくやろうぜと言いたですわ」
──でも、そんなことを言っているから、チャンピオンの芦野選手から「ヘラヘラしてふざけすぎだ」なんて言われちゃうわけじゃないですか?
▼征矢「それはあいつらが楽しめてないからでしょ? あのチーム自体もよくわからない。中途半端なヒールにしか感じられない。やるならもっとだいそれたことをやれよって思いますよね」
──芦野選手からは「Enfants Terriblesに入るか?」みたいなことも言われてましたけど。
▼征矢「いいんですか? 入れてくれるんですか?」
──入りたいんですか?(笑)。
▼征矢「ギャラを2試合分くれるなら入りますよ。ちょっと聞いておいてくれますか?」
──芦野選手たちにギャラの金額を決める権利はないと思いますけど(笑)。それはさておき、今回の最下位になったことで近藤副社長よりペナルティが提示されましたね。
▼征矢「いやあ、権力ですよね。だいたい、ペナルティをやるなんて情報は一切入ってこなかった。なんだこれはっていう感じですよ」
──でも、近藤副社長がその提案をした会見に、記者に紛れて征矢選手もいらっしゃったじゃないですか?
▼征矢「いや、あれは近藤さんのいるブロックのことだけだと思ってたんですよ。我々のブロックではそういう話はなかったので、なんで勝手にペナルティをやらされることになっているのか、疑問があります。だいたい、向こう側のブロックはどこが最下位なんですか?」
──チーム246と東京愚連隊が最下位ですね。
▼征矢「自分たちが最下位じゃないですか! じゃあ、ペナルティはこの4人にやってもらうっていうことでいいですか?」
──でも、優勝チームはブロック関係なく出るんですし、最下位もブロック関係なく最も点数の低いチームになるっていう解釈もできるんじゃないですか?
▼征矢「じゃあ、そうしておきましょうか」
──納得しましたか(笑)。そのペナルティですが、10月28日の東京ドイツ村で岩石選手とエニウェアフォールマッチをダブルヘッダーでやることになりました。これはペナルティとして提案された3つの中から岩石選手が強く主張して決まったカードです。
▼征矢「いや、果たしてこれがペナルティになるのか? はなはだ疑問ですよ。
──と、言いますと?
▼征矢「ドイツ村っていろいろあるんですわ。ボートにも乗れるし、動物もいますし、なんと言っても便所があるんですよ」
──トイレはどこの施設にもありますよ(笑)。
▼征矢「いや、岩石が以前言ってたことがあるんですよ、う○こまみれになりたいって」
──本当ですか?(笑)。
▼征矢「あいつはスカ○ロ趣味でしょうね。夢が叶うんですよ。だから、それを見越してエニウェアフォールマッチをやりたいって言ったんじゃないですか? 私は汚いことは好きじゃないので罰ゲームになりますけど、あいつはなかなか計算高いですよ。岩石にとってこれがペナルティになるのかが心配ですね」
──別にエニウェアフォールマッチだからと言って、戦場をトイレに限定することないと思うんですけどね(笑)。それで、この試合はどうしたいんですか?
▼征矢「もう高い所から落とすしかないですね。それにはドイツ村の地形を把握しないといけない。それか花壇があるんで、そこに岩石を植えてくる。岩石花を作ってやりますよ!」
──わかりました。それでは最後に決戦を前に岩石選手に伝えたいことはありますか?
▼征矢「動物のババを体感してくれ。お前にできんのか?」
【岩石インタビュー】
──まず、全敗に終わってしまった『WRESTLE-1 TAG LEAGUE 2017』について振り返っていただけますか?
▼岩石「僕は征矢さんと組んで出ることですし、改めて2人の力を感じながらやっていきたいと思って臨んだんですけど、結果的に全敗という形で終わってしまいまして……。それなのに征矢さんはヘラヘラしていたのがもう……」
──「気楽に行こうぜ」って言ってましたね。
▼岩石「心の中だけで思っているのならばまだしも、さすがにそんな言葉を表に出しちゃうのはちょっと……。表情にもそういうのが出てましたし、先輩とはいえ、さすがに頭に来てしまいましたね」
──10月11日の後楽園大会の試合後には激しくかかってましたもんね。
▼岩石「試合ではいつも通りに気持ちでぶつかっているように見えたんですけど、闘い終わったあとの態度がいつもと違うというか、以前なら『負けても立ち上がってこそワイルドだ』とか『次こそ勝つんだ!』っていう意気込みがあったのに、今回はそうじゃなかったじゃないですか?」
──そういう征矢選手の変化はリーグ戦中に感じられたりしたんですか?
▼岩石「いや、それは感じなかったですね。ただ、試合後がいつもヘラヘラしすぎている。だって、後楽園での8人タッグマッチでは随分と後輩の立花さんからギブアップを取られているんですよ? チャンピオンの芦野さんからもボロクソ言われていたのに、ヘラヘラしてましたからね。さすがにも僕も我慢がならなかったです」
──征矢選手はW-1のチャンピオンシップを巻いたこともあるし、『W-1 GP』2連覇という実績まで持つ男です。それなのにっていう気持ちもありますよね。
▼岩石「正真正銘、W-1のトップの選手ですよ。それが後輩からギブアップを獲られてヘラヘラしているわけですから」
──まあ、そんな征矢選手とタッグリーグで最下位になったペナルティということで、10月28日の東京ドイツ村大会ではエニウェアフォールマッチで闘うことになりました。近藤副社長から提示された3つのペナルティのうち、これをやりたいと岩石選手が強く主張して決まったカードですけど、やはり闘いの中で決着をつけたいということですか?
▼岩石「そうですね。8月のサマフェスでシングルをやっているんですけど、もう一度闘って征矢さんの気持ちを確かめたいんですよね。言葉だけで言ってもしょうがないし、身体で直接ぶつかって、征矢さんに自分の気持ちをぶつけたいんです。そのチャンスなのでこのエニウェアフォールマッチをペナルティとして選びました」
──ただ、岩石選手はこういう形式の試合は未経験ですよね?
▼岩石「経験はないです。正直、東京ドイツ村ってどういうところなのかもわからないし、どれぐらい広くてどこまで使っていいのかわからないです。でも、せっかくこういう試合形式のカードが組まれたので、リング外でも思いっきりやりたいですね」
──プロレス総合学院では半年先輩の1期生の立花選手が征矢選手からギブアップを奪っていますし、やはり岩石選手も勝ちを狙いにいきたいんじゃないですか?
▼岩石「もう自分が勝たなきゃいけないと思っています。そうじゃないと征矢さんもわかってくれないと思うので。
──デビューして丸1年が経ちましたし、この1年の経験を思いっきりぶつけたいということですね。
▼岩石「9月27日で1年経ったので、いろんなことがありましたけど、この1年で培ってきたものを全て出してたいですね。せっかくの征矢さんとのシングルなので僕の全てをぶつけます!」