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12/20【全日本】1・3世界タッグ戦へ会見 諏訪魔&石川がタッグ完全制覇へ大森狙いを予告

 1・3後楽園大会で世界タッグ選手権試合を争う王者組・秋山準&大森隆男、挑戦者組・諏訪魔&石川修司が20日、神奈川・横浜市の全日本事務所で会見。最強タッグ優勝チームの暴走大巨人コンビはタッグ完全制覇へ向けて「そこに全部、技ぶつけてぶっ殺してやろうかななんて思ってる」(諏訪魔)と大森狙いを予告した。

 暮れの『2017世界最強タッグ決定リーグ戦』に優勝した諏訪魔&石川は1・3後楽園大会での世界タッグ挑戦を決めた。この日、両チームが揃っての会見が行われ、暴走大巨人コンビが怪気炎を上げた。

 最強タッグを制覇し、世界タッグのベルトも獲ればタッグ完全制覇を成し遂げることになる。しかもプロレス大賞の最優秀タッグチーム賞を受賞したばかりとあって、二人は「最強タッグの時に負けてる相手なんで、もちろん油断はしてないですし。ただ、自分らが全日本プロレスの真ん中で戦っていくためにこのベルトが必要なんで、必ず勝ちたい」(石川)、「最優秀タッグにも選んでもらって、それを証明する勲章を絶対に獲りたい」(諏訪魔)と誓うばかり。秋山&大森には12・2大阪大会での最強タッグ公式戦で敗れているが、雪辱あるのみだ。

 ラストマウンテンを完成させた諏訪魔&石川の圧倒的な強さは最強タッグで猛威を振るった。「当然、攻撃力というのが一番のウリなんだから、激しい攻めをどっちに当てるのか」とポイントを挙げた諏訪魔は、「大森隆男。そこに全部、技ぶつけてぶっ殺してやろうかななんて思ってるよ」と宣言した。理由は「最強タッグで俺、バックステージで弱ってるのみてるから。相当苦しそうにしてたから」というもの。石川も「諏訪魔選手が大森さんを狙った瞬間、僕が秋山選手を押さえて、大森さんを二人がかりでボコりたい」と呼応した。

 一方、秋山&大森は25周年記念大会となった10・21横浜文体で第78代王者組に輝いて以来、初防衛戦となる。大森は「初防衛戦にして最強のタッグチームを迎えた」と気を引き締めつつ、「一人ひとりが強力なチームだから、分断したら落とし穴が僕はいくつでもあるんじゃないかなと思いますね」と確信。「彼らは最強タッグを制した覇者です。プロレス界でも認められたチーム」と暴走大巨人コンビを認めた秋山は、「今回は僕らが世界タッグチャンピオンではありますけど、最強タッグ覇者に挑むという気持ちをもって当日迎えられれば」との構え。ラストマウンテンを警戒しつつ、「新年からもう一回、仲間割れになってもらうようにしっかり考えますよ」と揺さぶりをかけることも忘れなかった。

【会見の模様】
▼石川「最強タッグ優勝できて、東スポの最優秀タッグも選んでもらって、今勢いあると思うんで、この勢いのまま1月2日の世界タッグ挑戦、勝ってベルトを奪って、自分と諏訪魔選手が全日本プロレスを引っ張っていく戦いをしていきたいなと思ってます。最強タッグの時に負けてる相手なんで、もちろん油断はしてないですし。ただ、自分らが全日本プロレスの真ん中で戦っていくためにこのベルトが必要なんで、必ず勝ちたいと思います」

▼諏訪魔「今、石川選手から出てきて、大阪で負けたって、あって思い出して、仲間割れとか同士討ちとか、そういうのは乗り越えたわけで、あの時は崩されたけど、その時のリベンジという意味が物凄ぇ俺の中で芽生えた感じですね。さっき石川選手も言ったけど、最優秀タッグにも選んでもらって、それを証明する勲章を絶対に獲りたいなと思いますね。ここでこけたらどうっちゃうんだろうなとも思うし、新年、前もアキレス腱を切った過去もあるし、そこは気をつけていきたい、気を引き締めていきたいと思いますね」

▼大森「25周年・横浜文化体育館大会で世界タッグのベルトを戴冠して、初防衛戦にして最強のタッグチームを迎えたなというふうに思いますね。年代、世代間の闘争というものもありますけど、タッグ王者として自信を持った、ふさわしい試合をしたいというふうに思います」

▼秋山「僕らチャンピオンですけど、彼らは最強タッグを制した覇者です。プロレス界でも認められたチームで、僕は今まで追う側の方が力も発揮できたんで、今回は僕らが世界タッグチャンピオンではありますけど、最強タッグ覇者に挑むという気持ちをもって当日迎えられればなと思います。でも、まだまだ彼らに負けないすべを僕は持ってますので、それらを駆使して必ず防衛したいと思ってます」

――王者組のお二人は公式戦で勝利しているが、挑戦者組になかったその時になかったラストマウンテンという新たな武器が脅威になるのでは?

▼秋山「そこまでラストマウンテンという技にいくまでの時間がたくさんあると思う。そこにセットするまでとかね。そこにいくまでに体力をしっかり残してれば回避できるんじゃないかと。あれをいきなりスパッと出されたら怖いなと思うけど、そこのタイムラグもあるんで、そこさえちゃんと注意していれば、あの場面になってもどちらかが体力があれば、そこは何とか回避できる。お互い体力をなくされるのが一番怖いけど」

▼大森「ラストマウンテンも脅威ですけど、タッグ戦の極意というか、勝ち方というのはチームの分断なんでね。一人ひとりが強力なチームだから、分断したら落とし穴が僕はいくつでもあるんじゃないかなと思いますね」

▼秋山「新年からもう一回、仲間割れになってもらうようにしっかり考えますよ」

――その言葉を受けて?

▼諏訪魔「仲間割れはもうしょっちゅう喧嘩してるからね。それの繰り返しですよ、俺らは。いつも仲直りして酒飲んで喧嘩して、そのサイクルなんで。そこは全然バッチシ大丈夫だと思いますよ」

▼石川「正月早々、喧嘩したくないんで、正月は仲良く過ごして、ベルトを獲ってから喧嘩したいなと」

――2年前は三冠戦で、今年はアジアタッグからスタートしたが、正月からタイトル戦でスタートするのは気持ちの部分でどう?

▼秋山「引き締まりますよ、そりゃ。目標というかそこに照準合わせられるんで。48になってまだこうやって照準合わせられるのはいいことですよ。やる気になりますよ」

――ラストマウンテンを完成させ、タッグの勲章を獲った今、王者組を攻略する自信は?

▼諏訪魔「当然、攻撃力というのが一番のウリなんだから、激しい攻めをどっちに当てるのかと。俺の中でここで言っちゃっていいのかな?」

▼石川「どうぞ」

▼諏訪魔「いいの言って? 俺は最近ずっと見てて、隣にいる大森隆男。そこに全部、技ぶつけてぶっ殺してやろうかななんて思ってるよ。俺たぶんきついと思う。もうやりまくってやる。そこが1月2日の見どころでもあるよ。3日、立てないぐらいにしておいた方がいいのかなって思うよ。最強タッグでも相当苦しんでたの見てるから」

――なぜ大森選手に照準を?

▼諏訪魔「それは俺、バックステージで弱ってるのみてるから。相当苦しそうにしてたから」

▼石川「(笑)」

▼大森「記憶にないなぁ」

▼秋山「いっぱいいっぱいになってるだけだよ。大丈夫。俺が守ってやるよ」

▼大森「ピンピンしてます」

――狙われても問題ない?

▼大森「はい、分断させます」

――その作戦は二人の間で一致している?

▼石川「そうですね。もし諏訪魔さんが…」

▼諏訪魔「いった方がいいでしょ。いった方がいいに決まってるよ。一点集中」

▼石川「諏訪魔選手が大森さんを狙った瞬間、僕が秋山選手を押さえて、大森さんを二人がかりでボコりたいなと思います」

▼諏訪魔「社長は絞めてね」

▼石川「チャンピオンチームはたたみかけが怖いんで。勝機と見たときのたたみかけが凄くて、この間の大阪でもそれやられてるんで、それに気をつけながら大森さんを二人で…」

▼秋山「ちょっと待てよ。わかった、わかった。じゃあ俺は元気だってことだな。じゃあ全然こっちも勝機があるよ。いけるよ」

▼諏訪魔「いってやる。マジいってやるから」

――大森選手は強がりではなく大丈夫?

▼大森「はい、最高のコンディションで登ります」

――挑戦者チームは勝てばタッグの勲章を総なめになるが?

▼諏訪魔「出だしから飛ばしていきたいですよね。出だしでもうずっこけたくない」

▼石川「そうですね。僕もフリーの立場ではありますけど、正月からこのタッグの戦いで全日本プロレスの戦いの中に加わって、そういう勢いをみせてこの中で残っていきたいなと思ってるんで、最高の戦いをしてその上で勝ちたいと思います」

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