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2/15【WRESTLE-1】3・14後楽園でのW-1王座戦「芦野vs征矢」が正式決定 征矢“笑い"封印で覚悟示す

 WRESTLE-1は15日、3・14後楽園大会の決定カードを発表。WRESTLE-1チャンピオンシップ「芦野祥太郎vs征矢学」が正式に決まった。

 2・14後楽園大会でAKIRAとの『new Wild order』を再結成した征矢は芦野&立花誠吾に快勝。試合後、W-1王座挑戦を表明し、王者・芦野も即諾していた。芦野は8度目の防衛戦。征矢は2016年1月に第6代王者から陥落以来2年2ヶ月ぶり2度目の戴冠を狙う形となる。

 両雄はこの日都内で会見。会見での“笑い"も封印し、真摯にベルトへの思いを語った征矢は、芦野率いる『Enfants Terribles』の無法っぷりを糾弾。「ああいう暴力的な行為はチャンピオンとして相応しくない」と持論を展開したものの、一方の芦野も「この業界は勝つことが正義。負けたら何も言えない」と応戦して火花を散らした。

 とはいえ芦野も“本気の征矢"を引っ張り出したことで「文体でのイケメンとの試合よりも気合いが入っている」と語り、「負けるようなことがあれば、若手でやってきたことがすべて崩れると思っている」と世代闘争も強調。「俺は俺なりにやってきたことを3月14日のリングで証明したい」と約1年間にわたって歩んでいる防衛ロードの成果を見せつけることを宣言していた。

 3・14後楽園大会の決定分カードおよび会見における芦野、征矢のコメントは以下の通り。


☆3/14(水)東京・後楽園ホール『WRESTLE-1 TOUR 2018 TRANS MAGIC』18:00開場、19:00開始

▼大和ヒロシ復帰戦
※カード未定

▼「WRESTLE-1 CRUISER FES 2018」トーナメント決勝戦
「土方隆司vsアレハンドロ」勝者
(1/無)
「MAZADAvsアンディ・ウー」勝者

▼WRESTLE-1チャンピオンシップ
[挑戦者]
征矢学
(1/60)
芦野祥太郎
[第11代王者]
※芦野8度目の防衛戦


【会見の模様】

▼征矢「自分の中でいろいろ悩み、模索をしていた時期があったんですが、周りにいるAKIRAさんをはじめ、岩石に思いというか、気持ちというか、思いやりで自分の中に一本の道ができまして、ようやく時間はかかりましたが、ベルトに挑戦しようかなと。もう一度ベルトを巻いて、W-1を変えていきたいなと心から思いました」

▼芦野「昨日リング上で挑戦表明をされたので受けました。僕は以前、やりたい人間としかタイトルマッチはやらないと言ったんですけど、受けたということはそういうことですね。やりたい人間がでてきたと。僕の中ではやっときたなという感じですね。ずっとNEW ERAとやっていておもしろくない。主張のない人間たちとやっていて。今、やっとこうして、昔の征矢学が戻ってきたのかなと。僕の中ではある意味、文体でのイケメンとの試合よりも気合いが入っていますね。ここで負けるようなことがあれば、若手でやってきたことがすべて崩れると思っているので。あいつらのためにとは言わないですけど、俺は俺なりにやってきたことを3月14日のリングで証明したいと思います」

──芦野選手はずっと征矢選手に対して厳しい言葉を投げかけていたと思うんですけど、挑戦を受けるということは昨日試合をしてみて、挑戦者に相応しいという手応えがあったんでしょうか?

▼芦野「以前からなぜこの人はチャンピオンシップの路線に絡んでこないんだろうという不満は持っていましたね。NEW ERAじゃないだろうと。それこそ今NEW ERAとやってますけど、河野、近藤、あの人たちも一緒ですよね。副社長にいたっては他団体のリーグ戦に出ているんで、それをW-1でも気合い入れてやってほしいなというところですね」

──征矢選手は軸ができたということなんですけど、ここでベルトに挑戦しようと思ったのはなぜなんですか?

▼征矢「AKIRAさん、岩石の気持ちというものが自分の心に届いたというのが一つ。もう一つはこの時期、2月に他団体の話になるんですけど、全日本プロレスさんでKAIが挑戦して、新日本プロレスでSANADAが挑戦した。次、大日本プロレスで中之上が挑戦するんですよ、ベルトに。みんな同じ釜の飯を食べて、切磋琢磨してきた仲間だと思っているので。その仲間が挑戦者として名乗りを上げているのに自分がいかないわけにはいかないのかなと。そういう気持ちにもなったし、一番は自分に自信がなかった部分があったのかもしれないです。それを破らないといけないと。自分ためではなく、もしかしたらAKIRAさんとか応援してくれる人のために何か恩返しじゃないですけど、そういうものを周りの人にしていかなければいけないのかなと。自分の精一杯をベルトにぶつけたいなと思っています」

──征矢選手は昨年の5月に芦野選手に挑戦されていますけど、その時と比べて現在のチャンピオンとしての芦野選手はどのような印象を持たれていますか?

▼征矢「デビューして3年でここまでの地位を作り、元々持っているポテンシャルは相当高いと思います。自分が3年の時に何していたかと思うと差もありますし、プロレスの才能は凄く評価しています。ただ、やっぱり彼のスタイルなのかわからないですけど、チャンピオンだったらチャンピオンらしく。昨日の自分の同じチームのメンバーに暴力を振るう。そういった行為は相応しくないんではないかと。これはあくまでも俺の自論ですから。そういうイデオロギーというか、気持ちはあります」

──暴力的な行為はチャンピオンとして相応しくないという言葉がありましたが、どのように思われますか?

▼芦野「僕らは俺らのやり方でいいんですよ。かわいがりです」

──征矢選手の髪の毛を切ったのもかわいがりだったと。

▼芦野「あれは彼(立花)の独断ですね。俺は関わってないです。試合前に自分やりたいことあるんでって言うから、じゃあ好きにやればと。ベルトを持っているユニット……そういうことは特に意識はしてないですね。タイトルマッチで勝てば。勝つことが正義なんですよ、この業界は。負けたら何も言えないです。ただそれだけです」

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