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2/17【NOAH】杉浦戦へ拳王「“強さの象徴"の座も奪い取る」 清宮は「潮崎さんの想像覆して勝つ」 3・11横浜文体へ公開調印式&公開会見

 横浜市内の複合商業施設『トレッサ横浜』で17日、3・11横浜文体大会に向けた公開会見および公開調印式が開かれた。

 週末のにぎわいをみせる『トレッサ横浜』で13回目となるコラボイベント。そのなかでGHCヘビー級選手権試合「(選手権者)拳王vs杉浦貴(挑戦者)」、同タッグ選手権試合「(選手権者)モハメド ヨネ&クワイエット・ストームvs中嶋勝彦&マサ北宮(挑戦者)」に向けた公開調印式、この日決まった「潮崎豪vs清宮海斗」に向けた公開会見が開催された。

 まずは潮崎と清宮が登場。グローバル・タッグリーグ戦に出場する両者だが、潮崎が「組む前に戦いたい」と“確認作業"を望んで実現する一戦となる。「カナダから帰ってきた清宮選手とシングルマッチをやりたい…とずっと思ってました」と明かした潮崎に対して、清宮は「横浜文体では潮崎さんが思ってる『これくらい来るんだろうな』というのをしっかり僕が覆して、勝ちたいと思います」と面と向かって通告。潮崎も「しっかり勝ちにきてもらわないと、こっちも面白くない」と応じ、「タッグパートナーとしても、彼の可能性を引き出せるように、このシングルマッチを意味のある、熱い闘いにしたいと思います」と意気込んだ。

 続いてはタッグ王座戦に向けた公開調印式が開かれ、挑戦者の“ジ・アグレッション"北宮が「アグレッションとしては過去2度挑戦し、2度ともタイトル奪取に失敗している。今回、3度目の正直で必ず! こちらにベルトを引き寄せたいと思う。意地と執念でこれまでやってきた。次こそは栄光をつかんでアグレッションの時代を必ず築きます」と宣言。中嶋も「今のノアでタッグチームとして一番長く組んでるのは、俺たちジ・アグレッションなんで。もちろんチャンピオンチームも素晴らしいタッグチームだと思いますが、きっと俺たちの思いのほうが上だということを、3・11横浜では証明できると思います」と言い切った。

 迎え撃つ王者“50ファンキーパワーズ"ヨネも、王者のままグローバル・タッグリーグ戦を迎えるためにも負けられぬ一戦。「横浜で我々が防衛したらね、とっても残念だな!って思う人もいると思うんですよ。彼らに獲らせてあげたかったな…と。でも、あえてそうすることによって、タッグリーグ、盛り上がるんじゃないですか? いつまでもこのアフロのオッサンと化け物腕男にね、チャンピオンで居させていいのか!?っていう思いが生まれて、リーグ戦も盛り上がるんじゃないかな、と。そのためにも横浜、何としてでも防衛したいと思います」と見据え、ストームも「横浜で防衛スル! タッグリーグも優勝スル! そして今年はベストタッグチーム。来年もベストタッグチーム」とタッグ戦線独占を誓ってみせた。

 そして最後にGHCヘビー級王座を争う王者・拳王と挑戦者・杉浦が公開調印式に臨んだ。前夜(16日)の新宿大会では、まさかの“シングル前哨戦"が実現。壮絶な打撃戦の末に両者KOに終わったばかりでもあった。

 「ノア=丸藤・杉浦を覆す」とノアの新価値観創造を至上命題としてきた拳王は、「俺はチャンピオンだけど、今度のタイトルマッチ…このベルトを防衛するだけではなく、杉浦貴。コイツがつかんできた大きな実績、ノア・イコール・杉浦貴という“ノアの顔"、すべてを奪って防衛してやりたい」と改めて王者ながら“奪う"という表現を使って防衛を誓った。

 一方の杉浦は勝てば4度目の戴冠。最多防衛記録も持つが、「“挑戦者"という立場で、強いチャンピオンに向かっていきたい」と改めて強調。「やっぱりこの世界に入る時は『トップになりたい。チャンピオンになりたい』という思いで入った。そしてプロレスリング・ノアが生まれて、三沢さんが築いたあの場所に行きたい。そう思って、今でもその気持ちでやっているので、思いは強い」とGHCヘビー級王座への強い思い入れも語った。

 杉浦は“方舟強さの象徴"ともいわれ、三沢さん、小橋建太さんらから続く重みある戦い、いわば“ノアらしさ"の根拠ともなってきた男。アマレス日本王者だった杉浦同様、拳王も日本拳法世界王者のアスリートだけに、“強さの象徴"の座に関しても「それも含めて、次のタイトルマッチでこいつを倒して、杉浦貴が持ってるプロレスラーとしての大きさ、重みを奪い取る」と宣言。あえて“ベルトを守る"以上のハードルを自らに課し、方舟の新価値観創造への責任感を垣間見せた。

 この日の公開会見および公開調印式における各選手の詳細コメントは以下の通り。


【潮崎、清宮公開会見の模様】
――シングルマッチに向けた心境を

▼清宮「皆さん、こんにちは! 潮崎さんとはタッグリーグで組むことも決まっていまして、タッグパートナーという形になるんですが、僕が帰ってきてからの“お互いの力量"というのは、まだ分からないと思うので、横浜文体では潮崎さんが思ってる『これくらい来るんだろうな』というのをしっかり僕が覆して、勝ちたいと思います!」

▼潮崎「皆さん、こんにちは! 若干、服装がかぶってしまったんですが…。自分はカナダから帰ってきた清宮選手とシングルマッチをやりたい…とずっと思ってました。タッグリーグ、清宮選手と組んで出場しますが、その前に。組んで分かることもあると思うんですが、戦って分かることもあると思ってます。そして自分もね、若い清宮海斗というパワーを味わって、さらにシングルプレイヤーとしてもタッグチームとしてもお互い上がっていければ…と思ってます。このシングルマッチを意味のあるシングルマッチにしたいと思っています。皆さん期待してください」

――改めて互いの印象は?

▼清宮「潮崎さんの印象は……豪腕です」

▼潮崎「一緒に組んで戦ってみた感想は、正直『まだまだいけるんじゃないかな』と。タッグパートナーとしても、彼の可能性を引き出せるように、このシングルマッチを意味のある、熱い闘いにしたいと思います」

――清宮選手から面と向かって『勝つ』と言われたが?

▼潮崎「闘うからには、負けると思って闘う人間はいないと思いますし。しっかり勝ちにきてもらわないと、こっちも面白くない。もちろん俺は叩き伏せるつもりだし、清宮海斗も俺を叩き伏せるつもりでリングで向かい合いたいと思います」

――潮崎選手にも4大GHC戦にも負けない戦いをする?

▼清宮「絶対負けません!」


【GHCタッグ選手権試合公開調印式の模様】
――王座戦に向けた意気込みを

▼中嶋「皆さん今日はありがとうございます。ついにこのチャンスが来た!…ということで。今年のノアのスローガンは“NOAH the Live"と掲げているので、タッグチームとして“NOAH the Live"にふさわしいのはもちろん、俺たちジ・アグレッションだということを3・11横浜で証明したいと思います」

▼北宮「アグレッションとしては過去2度挑戦し、2度ともタイトル奪取に失敗している。今回、3度目の正直で必ず! こちらにベルトを引き寄せたいと思う。意地と執念でこれまでやってきた。次こそは栄光をつかんでアグレッションの時代を必ず築きます。応援よろしくお願いします!」

▼ヨネ「皆さん、こんにちは! マクドナルドの良い匂いのする良い日差しのなかで、お待たせをいたしました。(※開場付近にマクドナルドがあったため) 強くて若くてかっこいいチャレンジャーの中嶋勝彦、黒い面積が多いモジャモジャのマサ北宮。(※北宮は黒い革ジャンを着用) ホントに強いチームだと思います。でもね、まだまだ俺たちのベルト姿を皆さんが見たいと思ってくれたら、その結果は必ず“防衛"になると思います。皆様3・11横浜、応援のほどよろしくお願いします!」

▼ストーム「ヨコハマ、コンニチハー! 来てくれてアリガトー!! ヨコハマ、3月11日。50ファンキーパワーズ、そのままチャンピオンズだよ。負けナイ! 50ファンキーパワーズ、フォーエバー、チャンピオンズ! ユー・ノウ・ホワイ!? ファンキーバスターボム・イン・ヨコハマ……レッツゴー!!!」

――アグレッションの二人もファンキーパワーズに負けない絆がある?

▼中嶋「今のノアでタッグチームとして一番長く組んでるのは、俺たちジ・アグレッションなんで。もちろんチャンピオンチームも素晴らしいタッグチームだと思いますが、きっと俺たちの思いのほうが上だということを、3・11横浜では証明できると思っています」

▼北宮「(中嶋は)直属の兄弟子だし、タッグを組んでる歴も長い。あとはベルトに対する“欲"ですね。僕らの野心がチャンピオンチームを上回って、勝ちたいと思います」

――タッグリーグ戦に向けても王者としては負けられない一戦になる?

▼ヨネ「横浜で我々が防衛したらね、とっても残念だな!って思う人もいると思うんですよ。彼らに獲らせてあげたかったな…と。でも、あえてそうすることによって、タッグリーグ、盛り上がるんじゃないですか? いつまでもこのアフロのオッサンと化け物腕男にね、チャンピオンで居させていいのか!?っていう思いが生まれて、リーグ戦も盛り上がるんじゃないかな、と。そのためにも横浜、何としてでも防衛したいと思います」

▼ストーム「横浜で防衛スル! タッグリーグも優勝スル! そして今年はベストタッグチーム。来年もベストタッグチーム。ずーっとずーっとずーっとチャンピオンズ!!……です」


【GHCヘビー級選手権試合公開調印式の模様】

――決戦に向けた意気込みを

▼杉浦「“挑戦者"という立場で、強いチャンピオンに向かっていきたいと思っています」

▼拳王「俺はチャンピオンだけど、今度のタイトルマッチ…このベルトを防衛するだけではなく、杉浦貴。コイツがつかんできた大きな実績、ノア・イコール・杉浦貴という“ノアの顔"、すべてを奪って防衛してやりたいなと思います」

――改めて勝てば4度目の戴冠、最多防衛記録も持つGHCヘビー級王座への思い入れは?

▼杉浦「思いはひじょうに強くて。やっぱりこの世界に入る時は『トップになりたい。チャンピオンになりたい』という思いで入った。そしてプロレスリング・ノアが生まれて、三沢さんが築いたあの場所に行きたい。そう思って、今でもその気持ちでやっているので、思いは強い」

――最多防衛記録を持っていて、時代を築いたと言っていいはずだが、『まだ時代を築いていない、挑戦者として向かっていく』と言っているが?

▼杉浦「そういうことは、俺のプロレスラー人生が終わってから思われることで、自分で思うことはない」

――杉浦のこのスタンスについて王者としては?

▼拳王「挑戦者としては当たり前のことだと思う。でも俺はこのベルトを渡すつもりはないし、杉浦のプロレスラーとしての存在感すべてを奪ってやりたいなと思います」

――杉浦は“方舟強さの象徴"とも言われてきたが、その側面も引き継ぐ…というより奪い取る気持ち?

▼拳王「それも含めて、次のタイトルマッチでこいつを倒して、杉浦貴が持ってるプロレスラーとしての大きさ、重みを奪い取る」

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