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3/21【WWE】ダニエル・ブライアンが2年ぶりリング復帰へ 中邑はルセフに快勝、ヒデオはドラドと不完全決着

 現地時間20日に米テキサス州ダラスで開催されたスマックダウンで、2016年に引退していたダニエル・ブライアンが復帰することが電撃発表された。

 WWEのトップスターとして活躍していたブライアンだが、脳震とうなど“医療的な理由"で2016年2月に惜しまれつつも引退。同年7月にはスマックダウンGMに就任したが、リング復帰を目指してメディカルチェックを受け続けてきた。

 この日のオープニングに現れたブライアンは「2年前の引退は自分の人生で一番辛い出来事だった。リングに復帰したいのにできなくて落ち込んだ時期に私の妻が『あきらめるな。夢のために戦え』と励ましくれた。復帰は不可能に思えたが、ついに許可を出してくれる医者に出会うことができた。サポートしてくれた妻ブリー・ベラ、医師、WWE、そしてファンに感謝を伝えたい」と“医療的な理由"がクリアになったこと、そしてリング復帰を電撃発表。復帰時期が決まっていないことを伝えると、ファンからは会場に吊るされたサインを指差して“レッスルマニア"チャントが発生した。

 ブライアンも「レッスルマニアでの復帰はいいアイデアだと思うかい? どうなるか分からないけど、俺はWWEのリングに復帰するぞ!」と宣言し、ファンはYesチャントで声援を送った。

 かつて新日本の合宿所やロス道場でブライアンと同じ時を過ごした中邑真輔も「素晴らしいニュースだ。もう誰も願う必要はない。自分たち自身の目で見ることができる」と「#NakamuravsBryan」のハッシュタグを添えつつ、Twitter上でコメントした。

 一方で早速ブライアンに受難。先週コミッショナーのシェーン・マクマホンに暴行を加えたケビン・オーエンズとサミ・ゼインを呼びこんだブライアンGMは、先週の暴行映像を見せながら叱責。「これは事件だ。シェーンはお前たちのためにレッスルマニアの試合を組んでくれたのに。こんなことはしなくないけど、2人はクビだ」と解雇を電撃通告した。ぼう然とした2人は、すぐさまブライアンGMを襲撃。“選手"としての復帰許可が下りたブライアンも早速ドロップキックで反撃したが、ゼインからはヘルヴァキック、さらにオーエンズからは場外からエプロンへのポップアップ・パワーボムを決められてKOされてしまった。

 レッスルマニアでAJスタイルズのWWE王座に挑戦する中邑は、抗争状態にあるルセフと一騎打ち。得意の飛び付き腕十字固めをパワーで切り返されそうになったところで、さらに中邑が巧みに丸め込んで技アリの3カウントを奪ってみせた。

 試合後にはおさまらないルセフとセコンドのエイデン・イングリッシュが2人がかりで中邑に襲いかかったが、リングサイドで試合を見つめていたAJが立ち上がる。ところが中邑はハイキック、スピンキックで2人を蹴散らすと“助けはいらない"と言わんばかりにAJにほほ笑みかけた。

 バックステージでも中邑はAJに「助けは必要なかったよ。レッスルマニアではお前の顔面にヒザを叩き込んで倒す」と宣告。中邑とAJのWWE王座戦が行われる「レッスルマニア34」は日本時間4月9日にWWEネットワーク(日本語実況版有り)で生配信される。

 また、同日同所で行われた『205 Live』ではヒデオ・イタミがリンセ・ドラドとのシングル戦に挑んだ。先週のタッグ戦後に因縁が発生した両者。ドラドがプランチャ・スイシーダを決めれば、ヒデオがカウンターのクローズラインを決めて互角の攻防を展開。だが、ヒデオが場外に落ちるとセコンドのグラン・メタリックがヒデオを挑発。ヒデオが「黙れ」とメタリックを弾き飛ばし、乱闘に発展し、試合は不完全決着となった。

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