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3/23【全日本】初出場・丸藤「秋山準しか映ってない」、鷹木の決勝指名にも呼応 『2018チャンピオン・カーニバル』公開会見

 『2018チャンピオン・カーニバル』(4月7日開幕)へ向けた公開記者会見が23日、東京・飯田橋のホテルメトロポリタンエドモントトーキョー(飯田橋)で行われ、リーグ戦出場全16選手が出席。初出場となるノア・丸藤正道は「俺の目には秋山準しか映ってません」と言い切り、秋山を撃破した上での優勝を宣言。鷹木信悟との決勝外敵対決も約束し合った。

 全日本春の祭典の季節が今年もやってくる。開幕を11日後に控えたこの日、出場全16選手が出席し、ファンクラブ会員限定の公開会見が行われた。

 Aブロックで注目されるのが鷹木信悟、火野裕士の初出場だ。両者とも全日マット参戦経験があり、今回、春の祭典でシングルの頂点獲りを狙う。DRAGON GATEのトップレスラーである鷹木は「俺はかませ犬になってたまるかと。白星配給係になるつもりはない」と断言。同じ山梨県出身のジャンボ鶴田、武藤敬司が歴代優勝者に名を連ねていることを意識し、「鷹木信悟が次のステップに行くには優勝しかない」と初出場・初優勝を誓うばかり。「あとはこのチャンピオン・カーニバルの歴史を見ると、ここ1、2年。優勝者がいつも他団体。16年、17年と所属じゃない人間が優勝してるんで、逆に決勝も他団体同士でやったら面白いんじゃないか」とし、決勝戦の相手に丸藤を指名した。

 一方、火野は「自分は結構でかい方やと思って試合してたんですけど、自分よりでっかいのがこんなにおると。楽しみでしゃあない」と大型ひしめく春の祭典に武者震い。中でも「同じプロレスラーなんですけど、普通にかっこええと思えるような選手なんですよ。だから、ここはシングルあるんでね。勝ち負けというよりも試合の白黒よりも、何だろう。どっちがかっこよかった、どっちがおもろかったでもいい。どっちが印象に残ったかですね。そこの勝負かな」と鷹木との外敵対決(公式戦は4・15博多)を意識した。

 Bブロックで最注目の存在はやはりノア・丸藤だ。かつて世界ジュニア王者に君臨したこともあるが、全日本のヘビー級タイトル獲りを狙うのは初めて。カーニバル出場を決めた一番の理由は秋山の存在だった。二人はノア時代から幾多の激闘を繰り広げてきたが、秋山のノア所属ラストマッチとなった2012年12・23有明(秋山が勝利)以来5年4ヶ月ぶりの再会対決が4・25後楽園大会の公式戦で実現する。「今この面子の中に確かに大きくて強い人間はたくさんいますけど、俺の目には秋山準しか映ってません」と言い切った丸藤は、「必ず優勝する。その中でも秋山さんに勝たないと意味がないと思ってるんで、有言実行でいきたい」と秋山を撃破したうえで初出場・初優勝を飾る構え。そして鷹木からの決勝指名を受けて「ラブコールを出してくれた鷹木選手とぜひとも決勝戦いたい」としっかり呼応していた。

☆『2018チャンピオン・カーニバル』

[出場選手]
▼Aブロック
・石川修司(2年連続2度目の出場/2017年優勝)
・宮原健斗(5年連続5度目の出場)
・ジョー・ドーリング(2年連続8度目の出場/2017年準優勝/現三冠ヘビー級王者)
・野村直矢(3年連続3度目の出場)
・崔領二(3年連続3度目の出場/現アジアヘビー級王者)
・ボディガー(4年連続4度目の出場/現世界タッグ王者)
・火野裕士(初出場)
・鷹木信悟(初出場)

▼Bブロック
・諏訪魔(2年連続13度目の出場/2008年優勝/2006、2012、2015年準優勝)
・秋山準(2年ぶり14度目の出場/2013年度優勝/98年&2014年準優勝/現アジアタッグ、GAORA TV両王者)
・ゼウス(5年連続5度目の出場/2016年準優勝/現世界タッグ王者)
・KAI(2年連続3度目の出場/2013年準優勝)
・吉江豊(2年ぶり6度目の出場)
・ヨシタツ(初出場)
・ディラン・ジェイムス(初出場)
・丸藤正道(初出場)


【会見の模様】
▼諏訪魔「全日本プロレス諏訪魔です。今までずっと参加させていただいているんですが、そうそうたる顔ぶれで今までで一番厳しい、強いレスラーが集まったなという感じですね。ただ、ここで優勝することができればプロレス界ナンバー1と言われるんじゃないかなと思うんで、絶対優勝しようと思います」

▼ゼウス「皆さん、よろしくお願いします。今回のチャンピオン・カーニバル、そうそうたるメンバーなんですけど、全日本プロレスの所属以外の強豪選手がたくさん出てますんでね。必ず全日本プロレス所属の選手として優勝を成し遂げたい。そう思っております。そして優勝して狙うは何年も言い続けてきてるんですけど三冠。三冠に挑戦し、必ず三冠ベルトをこの腰に巻きたいと思っています」

▼丸藤「皆さん、こんにちは。プロレスリング・ノアの丸藤です。過去のいきさつを知っている人間、知らない人間いると思いますけど、自分なりにいろんな思いと、そして考え、そういうものを持ってこのリングに上がりたいと思います。この全日本プロレスに前、上がったのは世界ジュニアの時だと思うんですけど、その時とはまた面子も風景も変わってますし、何よりもこの隣にいる秋山さん、そして同じブロックにまた秋山さん、何なら今この面子の中で確かに大きくて強い人間はたくさんいますけど、俺の目には秋山準しか映ってません。必ず優勝する。その中でも秋山さんに勝たないと意味がないと思ってるんで、有言実行でいきたいと思います」

▼秋山「去年は出てないんですけど、今年は出ると決めたのはやっぱり丸藤が出るということで俺がいこうと。もちろん同じブロックにも諏訪魔、ゼウス、強い選手はいますけど、彼には絶対に負けられないと思ってるんで、優勝もそうですけど、その戦いをしっかりしたいと思います。よろしくお願いします」

▼ジェイムス「全日本に迎え入れてくれた秋山選手、崔選手、とても助けてくれてありがとう。強豪ばかりが集うチャンピオン・カーニバルに出場できることをうれしく思っている。自分のベストを尽くしたい」

▼ヨシタツ「どうもヨシタツです。このたびは初めてチャンピオン・カーニバルに出させていただいて凄く光栄に思っています。しかも運のいいことに何の因果か諏訪魔が同じブロックにいるので、必ず4月24日、名古屋大会で、準地元なんで必ず勝ってリベンジを果たしたいと思います。そして決勝はAブロックから健斗に出て来てもらってヨシケンでぜひやりたいと思います」

▼吉江「これだけ見渡してみると素晴らしい選手の中で出場できることを大変光栄に思います。自分の全てを精根尽き果てるまでぶつけて、このチャンピオン・カーニバルを乗り切りたいと思います。最後この大会が終わったあとに、とても印象に残る、今までのチャンピオン・カーニバルの中で一番よかったという大会にできるように全てをぶつけたいと思います」

▼KAI「皆様、こんばんは。フリーのKAIです。まずは2年連続3回目の出場ができたことを感謝いたします。凄いメンバーが今年もそろいました。ワクワクしてます。初めて対戦する人、リベンジしなきゃいけない人、もう一度勝たなきゃいけない人。1試合1試合に意味があります。内容を残しつつ勝利を重ねて、最終日はこのトロフィーを家に持って帰りたいと思います」

▼野村「過去に2回このチャンピオン・カーニバルに出場しましたが、いずれも結果が出ませんでした。なので今年は結果にこだわって、もちろん出るからには優勝を目指して全力で頑張ります」

▼崔「最高のメンバーが集まったんですが、特に自分のブロックの目の前にいるこの7人。この7選手とシングルで確実に試合ができるということをうれしく思います。火野選手、鷹木選手、久々の対戦になるんですけど、本当に素晴らしい選手だと僕は知ってます。他のボディガーさんや野村選手、ジョーさん、宮原選手、石川選手。このシングルを大切に楽しんで、そして決勝でディランとやりたいと思います」

▼ボディガー「今年もこのチャンピオン・カーニバルにオファーいただき、ありがとうございます。今までチャンピオン・カーニバルならびにシングルというもので結果が出せてません。今年はシングル戦でも結果を出して、ベルトも狙いたいと思ってます。そして自分のポジションをワンランク上げたいと思ってるので、気合入れて臨みたいと思います」

▼火野「みなさん、こんばんは。火野裕士です。自分はね、プロレス始めて半分以上、千葉の方の団体でちょこちょこやってたんですけど、5年前ぐらいかな。フリーになっていろんな選手をみて、プロレス業界も凄い人がいっぱいおるな、世界は広いなみたいな、思ったんですよ。でも今日、改めてまた思いました。もっと広いな、こんなでかいのいっぱいおるんやと。自分は結構でかい方やと思って試合してたんですけど、自分よりでっかいのがこんなにおると。楽しみでしゃあないですね。チャンピオン・カーニバル出場、出させてくれてありがとうございます。全日本プロレスさん、誰が自分をオファーしてくれたのかわからないですけど。最後に言いたかったんですよ。ボディガーさん、おしゃれすぎますよ。スターですね(とボディガーと握手)。この二人も対戦するんでねシングルで、それも楽しみです。鷹木選手、ジョードーリング、ルパン見たいな方(崔)も、楽しみでしゃあないですね。(集まったファンに向かって)皆さんも来るんでしょ、もちろん試合も。楽しんでください」

▼鷹木「どうも。山梨県出身のプロレスラー鷹木です。普段はDRAGON GATEで試合してます。面子を見たらホント物凄いメンバーが揃ってるんでね。この歴史あるリーグ戦に出ること自体がうれしいことなんですが、オファーいただいてうれしいなと思ったけど、よくよく考えたら俺はかませ犬になってたまるかと。白星配給係になるつもりはないんでね。いい意味で期待を裏切りたいと思います。最初に自己紹介で山梨県出身と言ったのは理由があって、山梨県には偉大なレスラーが何人かいまして、亡くなられましたけどジャンボ鶴田さん、武藤敬司さん、二人ともチャンピオン・カーニバル優勝してるんでね。鷹木信悟が次のステップに行くには優勝しかないと。初出場・初優勝。決勝はね、あえて言いますけど、他団体同士の丸藤さんと決勝やれたら最高だなと思うんで。1試合1試合、しんどい試合になると思いますが、死に物狂いでオンリーワンのインパクトを残したいと思います」

▼ジョー「俺はジョードーリングだ。Aブロック、Bブロック関係なく誰よりも強いと思っている。三冠ベルトを持っている今、決勝で誰と当たっても勝つ自信がある」

▼宮原「宮原健斗です。三冠チャンピオンになってチャンピオン・カーニバル出場して、三冠チャンピオンとしてこのチャンピオン・カーニバルに優勝して、全日本プロレスの新たな歴史の幕開けを僕が先頭になって引っ張っていくつもりなので、このチャンピオン・カーニバルは三冠チャンピオンとして優勝します」

▼石川「フリーの石川です。今回そうそうたるメンバーでみんなドキドキワクワクしてると思います。僕も凄くドキドキワクワクしてます。そのドキドキを超えるような、皆さんが思ってる期待を超えるような試合をして優勝。僕しか連覇の可能性を持ってないんで連覇したいと思います」

――丸藤選手が出場を決めた一番の理由は秋山選手の存在が大きい?

▼丸藤「それしかないですね。あとは私事なんですが、今年は20周年イヤーということで、そんな中で自分なりにやれること、やっておきたいこと、そのタイミングと今回のお話をいただいたタイミングがちょうど合ったということで決めさせてもらいました」

――同じブロックでは諏訪魔選手との初対決も注目されるが?

▼丸藤「そうですね。秋山さん以外の選手との試合は純粋に楽しみにしてます」

――若手時代にセコンドとしてチャンピオン・カーニバルを見ていたと思うが、カーニバルの印象は?

▼丸藤「それは自分が直接かかわった偉大なる先輩たちが体を酷使しながらやってきたというのは見てますし、その時とはまた違う面子かもしれないけど、それに関しては変わりないと思ってるんで。しっかりケガだけはしないように。ノアのシリーズに出ながらのチャンピオン・カーニバルなので、4月しっかりコンディションを整えてやっていきたいと思います」

――諏訪魔選手は丸藤選手との初対決について?

▼諏訪魔「初めてなんでね。そこはどういう試合になるか自分としても楽しみにしてますし、そうそうたる面々なんでね。そこは気を引き締めていかないと体がもたないなと感じますね。しっかりコンディション整えて全員ベストを尽くして勝ちたいなと思ってます」

――鷹木選手、火野選手は今の全日本に対する印象、チャンピオン・カーニバルに対する印象は?

▼鷹木「何年か前かわからないですけど、正月の時に試合に出て、DRAGON GATEでも毎月、後楽園やってるんですけど、地団太を聞いたのは全日本の時がたぶん久々というか、ファン時代は何回かみたことあるかもしれないけど、4階の控室にいて地団太、地鳴りが聞こえたのが全日本の時だったんで、全日本のリングはそんな熱いのかと。ホント興味あったんで、出れること自体がホントうれしく思ってますね。そのうれしいだけで終わらないように一戦一戦やるだけです」

▼火野「今の印象? ぶっちゃけみてるわけじゃないんでわからないけど、前回出た時も凄い団体だなと。大きい人多いし、凄い人多いなと思ったんで。今日改めて変わらず凄いなと。地団太って何ですか? (鷹木から説明されて)はいはい。あれ聞けるんですか? あれ自分、ファン時代から聞いてるんですよね。あれ実はお客さんがやってるんですね。誰か太鼓叩いてるのかと思ってたずっと。あれ聞けるんですね。それは楽しみですね。あれが聞けるっていうことはそれだけ熱いリングなんですね。それを聞いて今、熱いリングだなという印象ですね」

――ブロックに関係なく気になる選手は?

▼鷹木「全員気になりますけど、たぶん本人は意識してないと思うんですけど、ジョードーリングは同級生なんでね。そういった意味では意識します。一度、小橋さんの興行『FortuneDREAM』でタッグを組んだんですけど、その時は正直、パートナーでよかったなっていうぐらいの暴れっぷりだったんで。逆にその時ちょっとビビッてた自分がいたんで、戦うとなったら正面からぶつかっていくしかないんでね。現三冠王者なんで、さいたまの結果どうなるかわかりませんけど、どんな手を使ってでもね。宮原選手はよく試合後『最高ですか!?」って聞いてるじゃないですか。自分からしたら最低でもいいから、丸め込みだとかリングアウトでもいいから勝ち点を取りたい。そういう気持ちです」

▼火野「気になる選手は基本的に自分より大きい人はみんな気になりますね。ゼウスとかボディガーさんとか力強いい人気になるし、ほぼですね。みんな気になりますよね。自分より小さい選手で気になる選手って前におる鷹木選手。この中でもそうですけど、パワーファイターの中でもそんな大きいわけじゃないじゃないですか。自分『FortuneDREAM』でケガ中に解説で出たことがあって、その時は見る側やったんでじっくり試合観させてもらったけど、違うんですよね。みせ方というか、同じプロレスラーなんですけど、普通にかっこええと思えるような選手なんですよ。だから、ここはシングルあるんでね。勝ち負けというよりも試合の白黒よりも、何だろう。どっちがかっこよかった、どっちがおもろかったでもいい。どっちが印象に残ったかですね。そこの勝負かなと思いますね。そんな感じかな」

――決勝で対戦したい相手は?

▼野村「決勝で戦いたい相手は特にいないですね。まず自分のブロックで勝ち上がることしか考えてません」

▼崔「先ほども言いましたが、やはりディランのポテンシャルを知ってる僕としてはディランと戦いたいと思うと同時に、ゼウスに上がってきてもらって、この前の借りを返したいと思いますね」

▼ボディガー「ゼウスです」

▼火野「決勝なんでね、そっちのブロックですもんね。やっぱり同じ大阪のゼウスかな。誕生日も一緒なんですよ。年齢は違いますけどね。年齢はちょっとお兄ちゃんですけどね」

▼鷹木「さっきのコメントで丸藤さんとやりたいと言ったのは理由があって、去年WRESTLE-1の文体の大会でホント震えたぐらいだったんですけど、凄い印象的だったんで。年明けて長州さんの『POWER HALL』の大会で初タッグを組ませてもらって、タッグでも魅力は感じるけど、やっぱり戦いたいなと思って。あとはこのチャンピオン・カーニバルの歴史を見ると、ここ1、2年。優勝者がいつも他団体。16年、17年と所属じゃない人間が優勝してるんで、逆に決勝も他団体同士でやったら面白いんじゃないかなと。ただそれだけですよ」

▼ジョー「誰でも構わない」

▼宮原「俺は三冠を敗れた相手でもある諏訪魔上がってこいと。その借りを返しますよ」

▼石川「暴走大巨人のパートナーである諏訪魔選手とずっと最近組んでばかりなので、こういった舞台で戦いたいなと思います」

▼KAI「いろんな共通項がある鷹木選手です」

▼吉江「先日タッグで対戦した石川選手ですね。久々に自分の体がぶっ壊れるかなぐらいの衝撃だったんで、シングルやってみたいと思います」

▼ヨシタツ「健斗ですね」

▼ジェイムス「ジョードーリングだ」

▼秋山「向こうのチームから誰も僕を言ってくれないという寂しいものを感じますけど。やっぱり次のさいたまで宮原とジョーがやるんで、同じブロックにいるんで、その勝った人間とやりたいですね」

▼丸藤「僕もあんまり人気ないみたいなんで、ラブコールを出してくれた鷹木選手とぜひとも決勝戦いたいと思います」

▼ゼウス「崔さん、ボディガー、火野さん、3人ともやってみたいっていう気持ちはもちろんあって、とてもうれしい気持ちなんですけど、一番やっぱりぶっ倒したい相手はジョードーリングですね。三冠王者のジョー・ドーリングを決勝でボッコボコにしばき上げたいっていう気持ちが物凄くみなぎってますね」

▼諏訪魔「宮原は石川選手に負けると思うんで、決勝は石川選手とやりたいですね」

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