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5/16【WRESTLE-1】武藤が大会委員長 全国のショッピングモールでローカル団体参加の無料イベント『プロレスフェス2018』開催決定

 武藤敬司が16日、東京・大久保のGSPメディアセンターでグレート☆無茶とともに会見し、『プロレスフェス2018 BEST OF SUPER LOCAL WRESTLING』の開催を発表した。地方ローカル団体が参加し、7月の長野を皮切りに全5大会を各地のショッピングモールで開催。武藤が出場選手を選別しての最終戦が12月に行われることになった。

 きっかけは武藤が無茶と会食中に「地方を束ねてガチでプロレスフェスをやってみようぜ」と発言したことだった。昨年9・2横浜文体大会で武藤と無茶がタッグを結成した試合後、武藤がプロレスフェス開催指令を正式に出し、本格的に動き出すことになった。

 プロレスフェス2018実行員会が立ち上げられ、武藤が大会委員長、信州プロレスの無茶が運営実行委員長をそれぞれ務めることになった。「プロレスに興味のない人にプロレスに興味を」がメインコンセプト。7月の中部大会(長野)を足がかりに、8月・東北大会(福島)、9月・関西中国大会(奈良)、10月・九州四国大会(長崎)、11月・関東大会を各地のショッピングモールで無料開催し、プロレスファン以外の一般層にもプロレスを観てもらう機会とすることを目指す。また、最終戦は12月に開催予定で、会場は未決定ながら後楽園ホールも候補のひとつ。そこには大会委員長の武藤が全大会に来場した際に選んだ選手が参戦することになる。

 「底辺の底上げ」を見据える武藤が「野球しかりサッカーしかり、地方からも子供たちが上に這い上がっていくシステムが出来上がってる中、ぜひプロレスもそのようなシステムが出来上がって、たとえば九州とか北海道の団体から、いずれはWWEとか新日本プロレスとかWRESTLE-1とかにいける選手もいたりしたらいい」と話したように、地方ローカル団体で活動する選手を発掘・お披露目する目的もある。最終戦出場選手を選ぶ武藤は「固定概念が固まりすぎてるといけないような気がして。ちびっ子に受けるレスラーもいれば、女の子に受けるレスラーもいるわけであって。お笑いが嫌いかもしれないし、好きかもしれないし」と会場の反応を参考とする意向を示した。

 無茶は「これ一回こっきりで終わらることなくできれば、毎年続けていきたい」と継続開催を見据えている。そのためにもまずは今年の第1回大会を何としても成功に導くつもりだ。


☆『プロレスフェス2018 BEST OF SUPER LOCAL WRESTLING』

[開催予定地]
▼7月:中部大会(長野)

▼8月:東北大会(福島)

▼9月:関西中国大会(奈良)

▼10月:九州四国大会(長崎)

▼11月:関東大会

[大会コンセプト]
▼メインコンセプト
「プロレスに興味のない人にプロレスに興味を」

▼コンセプトスタイル
・全大会、観戦無料
・試合終了後に募金活動(オレンジリボン運動)
・子供に夢を与える

▼イベントスタイル
・武藤選手&レジェンド参戦
※武藤選手が全大会来場
・コラボイベント同時開催
プロレスだけでなく、同時にイベントやキャンペーンも開催予定。有名選手とのツーショット撮影やサイン会など
・事前告知と連続事後告知
事前告知は、ポスターやWEB&インスタなどで告知。大会当日は、無料配布の協賛広告付きパンフを配布

[各大会スケジュール]
(1)オープニングアクト ご当地イベント&スポンサーイベント
※ご当地のアイドル(リングのラウンドガール的存在も兼任)や、モノマネ、スポンサーが望むイベントなどを開催

(2)第1試合 各県約2名参加のバトルロイヤル

(3)第2試合 A県●●団体の提供試合

(4)武藤選手登場

(5)メインイベント 最終戦招待へのチャレンジ試合

(6)武藤選手が最終戦出場選手を決定してリング上で発表

(7)大会参加選手による募金活動

[最終戦イメージ]※12月後楽園ホール(予定)
(1)オープニングアクト ご当地イベント&スポンサーイベント

(2)エリア別の対抗試合
第1試合 北陸・甲信越vs東海
第2試合 北海道・東北vs北関東
第3試合 東京vsチーム関東
第4試合 大阪vsチーム関西
第5試合 チーム四国vsチーム山陰・山陽
第6試合 福岡vsチーム九州・沖縄
※エリア別の対抗試合で決定する内容
・最優秀選手賞=10万円+武藤選手1回無料出場
・最高試合=20万円
・最優秀タッグ=20万円
・武藤特別賞=10万円×5名
・寄付金贈呈=試合開始前&休憩時間に集まった寄付金全額を武藤選手から進呈

(3)休憩&投票タイム
休憩時間中にWEB投票でアンケート受付

(4)スペシャルマッチ
地方全大会を通じて参加した大手団体選手の試合

(5)スペシャルレジェンドマッチ
地方全大会を通じて参加したレジェンドレスラーの試合

(6)授賞式&エンディング
武藤選手から投票タイムで集計された各賞の発表と寄付贈呈

[会場予定地]
集客効果とご当地のコラボを期待したショッピングモールでの開催
※PRブースも設置
※椅子がある指定席の設置

[ケーブルテレビで全試合放送]
ケーブル4Kで基本放送+ケーブル各地域で協力放送+最終戦リアルネット放送

[プロレスフェス2018実行委員会]
大会委員長:武藤敬司
実行委員長:グレート☆無茶
実行委員:小林尚貴((株)ファニーエモーション代表)、佐藤フロンズ((有)ABCいわき)
※実行委員を現在募集中


【会見の模様】
▼武藤「大会委員長の武藤敬司です。実はですね、3、4年前ですかね。俺が信州プロレスに招かれた時にですね、試合終わったあと、隣の無茶とお食事をしている中でですね、いろんなことを語り合っている中で、日本にいっぱいプロレス団体があると。地方のプロレス団体もたくさんあるということをいろいろ聞いたり、勉強させてもらったりして。ちょうどたまたまその時、巷では肉フェスとかラーメンフェスが流行ってましてですね。酒の席ですから、何気ない会話の中で、『オイ、無茶、地方を束ねてガチでプロレスフェスをやってみようぜ』というのを俺が投げかけたことがあって。カジュアルな気持ちで言ったのに、まさかここまで頑張って段取りを作って、若干驚いております(笑) 私事なんですが、3月30日に両ヒザの手術をしまして、無事、手術は成功して、リハビリに励んでいたんですが、ゴールデンウィークが始まる時、4月の後半にあまりにも調子がよすぎてですね、スクワットやって。稼動域が凄く伸びてたんですね。今まで曲がらなかったよりかなり深くヒザも曲がるようになって、うれしくてしょうがなくてね。そこでスクワットをやったら、ちょっと重量の重い。膝蓋骨、その皿がですね、割れてしまってですね。またちょっと1ヶ月ぐらい安静にしていなきゃいけない状況で、もしかしたら若干復帰の方も遠のいた中で、たぶん年内は復帰がない中で、ある意味こういう形でもプロレス界の発展に携われることが本当にうれしく思います。あとはこれを大成功するように俺も頑張っていきますので、どうかよろしくお願いします」

▼無茶「本日はお集まりいただきまして、ありがとうございます。私、長野からやってきました信州プロレス代表のグレート☆無茶と申します。よろしくお願いします。先ほど武藤さんからお話があったように、3、4年前、武藤さんとこんな話をしながら『お前やってみろよ』というお話をいただいたら、僕としたら動かなきゃいけないということで。もうこのことばかり頭にある中で、昨年のWRESTLE-1さんの9月の大会にオファーをいただきまして、一緒に試合させていただいたあとの記者会見の中で、いよいよ武藤さんのプロデュースするプロレスフェス、動き出せという指令を多くのメディアさんの中でいただきまして、さぁ実行だということで」

▼武藤「そんなのあったか? そんなの忘れてたよ」

▼無茶「あれでもう、これはやらないかんぞということで動き出して、いろいろ計画させていただきました。いよいよ実行になったということでございます。開催地についてはですね、これは全国を巻き込んでやっていこうというコンセプトでございます。各地方にいろんな小さい団体から中間の団体からありますが、今まで点でしか存在してなかったその点を線でつなげて、面で何か大きな力を発信できないかというコンセプトの中で、各地方で毎月1回大会を行い、最後12月、各地方から集まってきた選手の中で一番面白い奴は誰なのかということをやってみようじゃないかということで計画しております。大会のコンセプトとしましてはプロレスに全く興味のない方にプロレスを届けてみようというところでございます。各地方団体ではその地方で根を下ろして、いろんな方を巻き込んで、もちろんプロレスをもともと知ってる方もそうですが、知らない方も巻き込んで、地元を盛り上げていることはできていると思います。そのパワーを1+1を2ではなく、5にも10にもして、大きな力を発信しようじゃないかというコンセプトでございまして、あくまでもプロレスに興味のない人にどこまで届けられるかというのが今回一つのコンセプトになっています。それと我々、地方でいろいろ活動していく中でですね、プロレスに憧れている少年、あとは大人になっていった人間たちに、こうして自分のやりたいことを、夢を叶えることができるんだというものを広く多くの方に伝えたいというのと、あと信州プロレスでやらさせてもらってることなんですけど、地方で募金活動ということをやらせていただいて、多くの社会貢献活動にも何かしら尽力できる大会にできればいいなと思っております。今回、各大会を行わせていただく会場は体育館とかではなくショッピングモールという所での開催を考えております。なぜショッピングモールかと言ったら、本当に不特定多数の方が集まるだろうというところで、プロレスというものをもう一度観ていただきたい。そして今回、日本全国のケーブルテレビ局にご協力を全面いただきまして、この放送を全て全国のケーブルテレビで配信することが決まりました。どの大会も全て放送することが決まりましたので、より多くの方に会場に来ない方にもプロレスを観ていただけるチャンスになると考えています。あとSNSですとか、大会告知は参加する全ての団体が行うことによって、多くの方に伝わるのではないかと。従来のプロレス団体がやられてきたことではなく、我々、地方の団体だからこそできるもので今回プロレスを底上げして盛り上げていきたいなと。そしてそこに武藤さんという絶大なる力を持っている方が、影響力を持っている方がトップに就くことで、これはかなりのフェスになるんじゃないかと、そのように思っております。そんな計画でおります」

――武藤さんは全ての大会に参加する?

▼武藤「俺、いらねぇだろ?」

▼無茶「いやいや、武藤さんのスケジュールに合わせます」

▼武藤「行って何するの? プロレスやれないよ」

▼無茶「もちろん、もちろん。武藤さんに地方で頑張ってる選手をまず見ていただきたいというのと、武藤さんがどうお感じになられるかというのも一つの意見として我々ほしいところですし。このフェスの顔は武藤さんですから」

▼武藤「ということです」

▼無茶「可能な限りですけど」

――今回のイベントに期待することは?

▼武藤「やっぱりプロレス界、底辺の底上げ。野球しかりサッカーしかり、地方からも子供たちが上に這い上がっていくシステムが出来上がってる中、ぜひプロレスもそのようなシステムが出来上がって、たとえば九州とか北海道の団体から、いずれはWWEとか新日本プロレスとかWRESTLE-1とかにいける選手もいたりしたらいいななんて思ったりしております。(資料を見ながら)今、初めて見たけど、ショッピングモールって有料かよ?」

▼無茶「有料じゃないです。無料です」

▼武藤「じゃあお前、俺のギャラどうやって捻出するんだよ?」

▼無茶「それはちゃんと(苦笑) 一緒にやっていただいてる広告代理店の社長が考えてますのでご心配なく」

▼武藤「OK」

▼無茶「ショッピングモールでやる一番のいいところというのは、全く興味のない方でも武藤さんっていう影響力で絶対足を止めると思うんですよね。そこからプロレスをちょっとでも観てもらったら、面白いじゃんプロレスっていうところから底上げが始まると思いますし、子供に何か夢を与えられるものを提供できるんじゃないかなと」

▼武藤「逆もあるからね。プロレスって面白くないねってパターンもあるからね」

▼無茶「どうしてそんなネガティブになってしまうんですか?(苦笑) それもひとつかもしれないですけど、正直、我々のレベルでやらせてもらってても、観てる方はプロレスってなかなか面白いねっていうきっかけで、メジャーなプロレスを観るようになってどっぷりハマる方って結構いますので、そのへんは自信はありますよ」

▼武藤「地方のプロレスラーのプライドみさせていただきますよ」

――参加団体は資料にある団体で決まり?

▼無茶「決まりではなく、さらにここから、これを見ていただいてさらに手を挙げていただくという。どんどん声をかけていこうと思ってます。あとはスケジュール的にもその日は参加できない団体が出てくると思いますので」

――各団体の反応はモチベーションとして高い?

▼無茶「やっぱり正直二つに分かれてます。モチベーションの高いところと、いや俺たちは俺たちでやるよとおっしゃってる方たちも中にはいらっしゃいますので。これ一回こっきりで終わらることなくできれば、毎年続けていきたいなと思ってます。そんな中で1回目をみて2回目はぜひ参加してみたい、そんな大会にできればと思ってますので」

▼武藤「俺、今初めてこの資料見てんだけどさ、賞金が出んじゃん」

▼無茶「はい、賞金出ます。賞金も一応、用意させてはもらってるんですけど、なかなか賞金のためにじゃあ出ようって地方団体ってないんですよね。武藤さんがやるからと」

▼武藤「最優秀選手賞、これ10万円+武藤選手一回無料出場権って、勝手にお前」

▼無茶「これは3、4年前のああいう席のところで、武藤さん『あぁ、いいね』ってお話しされていたんで、一応載せてはいるんですけど、来場するだけでもいいと思います」

▼武藤「本当か? 出場だからな。焦るよ」

――12月の最終戦が後楽園となるが?

▼武藤「さっき聞いたんだけど、後楽園とは限らないらしいですね、最終戦」

▼無茶「いろいろ事情がありまして、平日動けない人間がたぶん出てきますので」

▼武藤「地方から来るからな。なるべく土日に持っていきたいみたいな。ただ箱が見つからないらしくてですね」

▼無茶「武藤さんにやれと言われれば箱みつけますので、何としてでも」

――最終戦の出場選手を選ぶ役割もあるが、どんなポイントを重視して選ぶ?

▼武藤「どうですかね。やっぱりその会場全体の雰囲気、そこは普通に冷静になって、あんまり自分の考えというものを固めないで、そういう雰囲気の中、固定概念が固まりすぎてるといけないような気がして。ちびっ子に受けるレスラーもいれば、女の子に受けるレスラーもいるわけであって。お笑いが嫌いかもしれないし、好きかもしれないし、わからない。会場の雰囲気ですね」

――大会へ向けた意気込みを?

▼武藤「意気込みですか? 俺、別にそんなに意気込んではいないんですけど(笑) 逆に楽しみにしてますので、いろんな地方に行って、いろんなレスラー見てみたいです。よろしくお願いします」

▼無茶「僕も憧れの武藤さんから命を受けて動かさせていただいてますので、成功するように頑張りたいと思いますし、より多くの方に伝わればいいなと思っております。よろしくお願いします」

▼武藤「継続しなきゃダメだからな。継続は力なりで、やっぱり継続できるように一発目成功させて2回目につながるようにしたいですね」

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