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6/28【全日本】世界タッグ最後の前哨戦 ジェイムスが石川ピン、崔「諏訪魔にベルト巻かせない」

☆『2018ダイナマイトシリーズ』北海道・苫小牧市総合体育館(2018年6月28日)
○ディラン・ジェイムス&ジェイク・リー&崔領二vs諏訪魔&青木篤志&石川修司×

 世界タッグ最後の前哨戦はジェイムスが石川を直接ピンフォールして王者組に凱歌。崔は「諏訪魔にベルト巻かせない」と断言した。

 王者組・崔&ジェイムスと、挑戦者組・諏訪魔&石川が対決する6・30世界タッグ戦はいよいよ2日後。この日は6人タッグによる前哨戦が組まれた。

 中でも感情的に対立する崔と諏訪魔が敵がい心をむき出しに渡り合った。序盤から激しく殴り合い、崔がフロントハイキックを打ち込めば、諏訪魔もすぐさまフロントハイキックでやり返して譲らず。その後も諏訪魔が串刺しラリアット、フロントスープレックスの猛攻を浴びせると、崔はラストライドを阻止してブレーンバスターで逆襲した。

 そして勝負はジェイムスと石川の間でついた。序盤はタックル合戦や力比べで意地を張り合ったが、終盤になるとさらに激化。串刺しラリアット、ダイビングフットスタンプで攻め込んだ石川はフルネルソンスープレックス、ランニングニーリフトで一気呵成。諏訪魔との境川もさく裂させた。が、コーナーに上がったところを崔が雪崩式ブレーンバスターで叩き落として流れが変わった。ジェイムスが猛烈なラリアットでなだれ込むと、ハイアングルのチョークスラムで巨体を叩きつけて石川から3カウントを奪った。

 ジェイムスとの真っ向勝負を見据えている石川をピンフォール。2日後に迫ったV2戦へ向けて王者組が最後にして最高の弾みをつけた。が、崔の心は晴れない。「あいつが俺にリスペクトなしに仕掛けてきた、試合を無視して一方的にやってきた」と増幅した諏訪魔への怒りをぶちまけると、「体力も技も気迫も全部素晴らしい。だけどやったことはそのまんまやり返すからな」と徹底抗戦を宣言。「あいつはこうやって相手潰してのし上がってきた。他の奴はそうさせても、俺はそうさせない。俺とディランはさせない」と言い切った崔は「だから俺はお前にベルトを巻かせない。諏訪魔にベルトを巻かせない」と断言した。

 さらに遺恨が深まって本番を迎えることになった6・30世界タッグ戦。崔と諏訪魔の攻防がこの日以上に激化するのは確実だ。

【崔の話】「よーくわかりました。諏訪魔が俺にやってきたこと、俺はあさってそのまま返す。いいか、全部あいつが俺にリスペクトなしに仕掛けてきた、試合を無視して一方的にやってきた。同じこと返すから。体力も技も気迫も全部素晴らしい。だけどやったことはそのまんまやり返すからな。あいつが何で何回もチャンピオンになったり、何でこんだけ上がってきたかよくわかった。全てが凄まじい。だけど俺にそれやったらおんなじこと返すから。俺はお前の下じゃない。だから俺はお前にベルトを巻かせない。チームとかじゃない。諏訪魔にベルトを巻かせない。あいつはこうやって相手潰してのし上がってきた。他の奴はそうさせても、俺はそうさせない。俺とディランはさせない。まぁ狙った獲物は逃さないタイプのそういう猛者なんやとわかりました。もう十分です。こんだけ言えば十分。ありがとうございました」

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