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7/1【全日本】ジェイク肉薄も宮原が1年3ヵ月ぶり一騎打ち制す「次やる時は三冠かける時」

☆『2018ダイナマイトシリーズ』北海道・ホテルエミシア札幌(2018年7月1日)
○宮原健斗vsジェイク・リー×

 宮原が1年3ヵ月ぶりとなったジェイクとの一騎打ちで苦戦を強いられながらも快勝。「次やる時はこれ(三冠ベルト)をかける時だ」とジェイクをライバル候補に定めた。

 長かった北海道巡業もこの日が最終戦。メインを飾ったのは三冠王者・宮原とSweeperリーダー・ジェイクの一騎打ちだった。両者は2017年4月のチャンピオン・カーニバル公式戦以来1年3ヵ月ぶり2度目の一騎打ち。前回以上にジェイクが肉薄してみせた。

 首攻めで先手を取った宮原はブラックアウトを鉄柱に誤爆させられながらも、エプロン上での攻防をフロントハイキック、ブラックアウトで制して流れを作った。が、打撃戦に移るとジェイクが本領を発揮。胸板への掌底を連発し、宮原がノーモーション頭突きで応戦しても、アンクルホールド→変型逆片エビ固めで捕獲。複合関節技で大いに宮原を苦もんさせた。

 しのいだ宮原もジャーマン、ブラックアウトで反撃に転じるものの、ジェイクはニーリフト、胸板への掌底で最高男の動きを止めた。ジャイアントキリング、ランニングローキックで一気にたたみかけ、バックドロップで勝負に出た。

 これを宮原が体を浴びせて食い止め、流れが変わった。ジェイクの後頭部にブラックアウトを突き刺した宮原は二段式ジャーマンで追い討ち。打撃の雨を降らせるジェイクをブラックアウト連射で返り討ちにすると、シャットダウン・スープレックス・ホールドを爆発させて3カウントを奪った。

 宮原が熱戦の末にジェイクを下し、三冠王者の面目を保った。試合後は何度も苦しそうな表情をみせたが、それもジェイクが肉薄した何よりの証。宮原は「ジェイク、次やる時はこれをかける時だ」と三冠ベルトを掲げた。「ジェイク・リーはこのベルトに挑戦してもおかしくないだろ。今日、特別シングルマッチだったけど、俺の気持ちの中ではこのベルトかけてる気持ちだった」というようにすでにジェイクを認めていたが、一騎打ちを通じてその思いはさらに強くなったようだ。「彼はメインイベンターとして必要なものを持ってる男」と評したうえで、「宮原健斗のライバルはジェイク・リー、お前じゃないのか?」と定めた宮原は、近い将来の三冠戦を見据えた。

 ジェイク戦を突破し、これでようやく7・29大阪のゼウスとの三冠V2戦に集中できる。「ゼウス、大阪はお前のホームでもあり、俺のホームでもある。俺は日本がホームだからな」と言い切った宮原はジェイクとの三冠戦を実現させるためにも勝利あるのみだ。

【宮原の話】「よっしゃ。勝ったぞ。何とか勝ったぞ。何とか勝った。(ジェイクに追い詰められたが?)当たり前だ。特別シングルマッチってうたわれてる選手だぜ。そんなの当り前だ。ジェイク・リーはこのベルトに挑戦してもおかしくないだろ。俺は今日、特別シングルマッチだったけど、俺の気持ちの中ではこのベルトかけてる気持だったから。だからコールの後にベルトを掲げた。あっちもそうだろ。ジェイク・リーという選手と宮原健斗の物語は始まってたけど、そして間あいたけど、今日がまたスタートだ。(ジェイクといずれ三冠をかけて戦うためにもゼウス戦は負けられないと?)ジェイク・リー、いずれじゃない。すぐだ。すぐにくるよ、あいつの場合は。彼はメインイベンターとして必要なものを持ってる男だから。だから俺も負けられなかった。俺は常にナンバー1を目指してる。そしてこの業界で先頭に立つために常に必死だ。次は7月29日ですか。ゼウス、大阪はお前のホームでもあり、俺のホームでもある。俺は日本がホームだからな。宮原健斗とジェイク・リー、とにかく今日いえるのは宮原健斗のライバルはジェイク・リー、お前じゃないのか?」

【ジェイクの話】「今はこんなもんですよ。今は…」

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