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7/16【全日本】ゼウスの勢い実感も宮原V3戦へ豪語「俺じゃなきゃ描けない未来がある」

『2018 SUMMER ACTION SERIES』長野・上田創造館(2018年7月16日)
○宮原健斗&野村直矢&青柳優馬vs諏訪魔&青木篤志&佐藤光留×

 宮原が三冠王座V3戦へ向け、挑戦者・ゼウスの勢いを実感しながらも、「僕じゃなきゃ描けない未来がある」と自信満々に頂点死守を見据えた。

 7・29大阪での三冠戦へ向けた7月シリーズが開幕。7・15後楽園大会ではゼウスが好調ぶりをみせつけ、宮原の眼前でヨシタツを豪快に料理した。

 挑戦者の勢いを宮原も当然、実感している。しかもそれは「もともと勢いのある選手だとは思ってますし、三冠に挑戦する時点でそれは認めてますけどね」と言うように昨日に限ったことではない。

 ただ、宮原にはそれを上回る自信がある。言うまでもなく宮原は三冠王者に君臨する男としての責任感が強く、「あのベルトってものは全日本プロレスの歴史上、最も盛り上げる、最高の試合をするという宿命を背負ってますからね」との思いを胸に日々、戦っている。そして「僕じゃなきゃ描けない未来があると思うし、今があると思う」と言い切るように、全日本をさらなる高みにもっていくのは自分しかないという自負もある。

 V3戦の舞台は大阪。挑戦者・ゼウスの地元だが、宮原は改めて「でも僕は日本がホームというのを今回テーマにしてますから、そこのスケール感のでかさを29日はみせつけてやろうかなと思ってます」と豪語した。確かに宮原は全国各地でメインを張り、「最高」マイクで締めてきた。それはこの日の上田大会も同様だ。「プロレス界の真夏を宮原健斗が絶対制するからな。7月29日だ。待ってろ大阪」と宣言した宮原は「下半期に向けてプロレス界の流れが変わるぐらいの一戦」と定めた大阪決戦で何としても頂点の座を守り抜く。

【宮原の話】(試合前)
――7月シリーズが開幕し、昨日の前哨戦ではゼウス選手に勝利され、開幕戦の締めも奪われたが、挑戦者の勢いは感じている?

▼宮原「もともと勢いのある選手だとは思ってますし、三冠に挑戦する時点でそれは認めてますけどね」

――宮原選手へのジェラシーも口にしていたが?

▼宮原「誰しもが抱くんじゃないですか。僕みたいな輝かしいレスラーには。と僕は思いますよ。やっぱりプロレスラーってジェラシーの塊なんで、それは別に和気あいあいとするつもりもないですし、それは認め合ったとしてもジェラシーを感じる部分はあると思います」

――ゼウスは自分をさらけ出してすべてをかけてきている感があるが?

▼宮原「それぐらいじゃないとあのベルトは巻けないし、挑戦できないですよね。やっぱり今、凄く三冠チャンピオンというのは大事だと思うんですよね」

――三冠=全日本の顔だと?

▼宮原「だと思うし、今の全日本プロレスっていうのは凄く今大事だと思うんで。だからあのベルトってものは全日本プロレスの歴史上、最も盛り上げる、最高の試合をするという宿命を背負ってますからね。それがあの証というか。プロのレスラーというものがありますからね」

――この先も8月の流山、10月の横浜文体、年末の最強タッグとビッグマッチが続く中で、その責任を全うすると?

▼宮原「もちろん。それは僕じゃなきゃ描けない未来があると思うし、今があると思うんで。僕はプロレス界で僕が担ってるポジションというのは自分で理解してるつもりなんで。別に高望みしてるわけでもなく、何より自分がプロレスラーとして上がるという意味で三冠チャンピオンでいたいというのが一番ですね」

――ずっと「全日本を高みに」と言い続けてきたが、その自信もあると?

▼宮原「もちろん。自信はね、ありますよ。ずっとあります。大阪っていうことで、あっちのホームということで、でも僕は日本がホームというのを今回テーマにしてますから、そこのスケール感のでかさを29日はみせつけてやろうかなと思ってますし。大阪も僕のホームだと思ってるんで。だから真夏大決戦、その名にふさわしい戦いになることは間違いないですね」

――ゼウス選手は三冠王者・宮原健斗の歴史が始まった時の相手だが、あの時以上の宮原健斗をみせる?

▼宮原「でもぶっちゃけ、あの頃を知らない人も多いですから。数年前を知らない人も多い中で、僕も別人だと思ってますから」

――その中で石川が勝者への挑戦を表明しているが?

▼宮原「全然。まだ。僕はそういう二歩三歩読んでないんで。やっぱり目の前のことを常々チャレンジしてやってきたタイプなんで。今回も同じですね、僕の生き方というのは。大阪はやっぱり僕のホームですからね。大阪も」

――ましてや久々の大阪府立第一だけに…。

▼宮原「もう宮原健斗映えのする会場ですよね。大阪府立来る人はホント、カメラ構えておいた方がいいですよ、僕の入場曲が鳴ったら。それぐらい映えますから。今回、非常に下半期に向けてプロレス界の流れが変わるぐらいの一戦ですからね」

【宮原の話】(試合後)「来たね。長野・上田のみなさんにパワーもらったぜ。体中もらった。7月29日、ゼウスよ、準備はいいですか? 準備はいいですか? 俺は常に、いつもこのベルトを持ってるんだ。いつも準備は整ってるんだ。ただ7月29日、プロレス界の真夏を宮原健斗が絶対制するからな。7月29日だ。待ってろ大阪」

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