プロレス/格闘技DX

『戦国炎舞-KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28』香川・高松市総合体育館・第1競技場(2018年7月30日)
Aブロック公式戦 ○バッドラック・ファレvs真壁刀義×

　セコンドのタンガ・ロアを乱入させてチャンスを掴んだファレが、真壁のチェーンを強奪すると、腕に巻きつけてラリアットを一閃。なりふり構わぬ暴走で3勝目をあげた。

　2勝3敗で並ぶ真壁とファレがAブロック公式戦で激突した。真壁は開幕2連勝と好スタートを切ったものの、3連敗で急ブレーキ。対するファレは、G1前にタマ・トンガ、ロアとともにBULLET CLUB OGを結成すると、全ての公式戦で仲間たちを乱入させ、試合をぶち壊してきた。両者はG1で4年連続の対戦。ファレが3連勝している。

　ロアを引き連れて登場したファレに対し、真壁は真っ向勝負を選択。ショルダータックルやエルボーを突き刺した。しかし、ロープに飛んだ瞬間、ロアが足をすくって介入。場外戦になると、ファレが鉄柵や観客席に投げつけ、一方的に暴行する。リングに戻っても、ハンマーパンチやエルボーを振り回した。

　苦しい戦いが続いた真壁だったが、その目は死なず。あえて手招きして挑発すると、ナックルパート連打で逆襲に転じた。串刺しラリアットを2連続でぶち込み、コーナーで馬乗りになってまたもナックルパートを乱射。ラリアットの相打ちも3発目で競り勝つ。

　体格で勝るファレは、カウンターのショルダータックルで足止め。串刺しボディアタック、ランニングボディプレスと体重を活かした攻撃で畳みかける。それでも真壁は続くグラネードを振り払い、またもラリアット合戦に持ち込み、左腕、右腕の順に振り抜いてチャンスを掴んだ。

　しかし、ロアはカウントを取ろうとする浅見レフェリーを場外に引きずり下ろして介入。リングに乱入する。荒ぶる真壁は両腕ラリアットで2人を返り討ちにすると、「真壁」コールの中、キングコングニードロップを狙って、コーナーに上がった。

　ロアが足を掴んでダイブを防ぐと、ファレはデッドリードライブで鎮圧。真壁のチェーンを奪い取ると、腕に巻きつけてラリアットを振り抜く。ロアが浅見レフェリーをリングに押し込むと、このままカウント3。ファレが3勝目を強奪した。

　ファレが反則負けを取られることなく、まんまと4年連続で真壁を粉砕。次戦の8・2福岡ではマイケル・エルガンと対戦する。