8/19【全日本】世界タッグ逸すも宮原が火野との4ヵ月ぶり再戦に照準

『2018 SUMMER EXPLOSION』
愛知・岡崎市竜美丘会館(2018年8月19日)
○宮原健斗&ヨシタツ&青柳優馬vsジェイク・リー&崔領二&ディラン・ジェイムス×

　世界タッグ返り咲きを逸した宮原だが、再び浮上のチャンスをつかむべく8・26流山での火野裕士戦に照準を絞った。

　前夜の後楽園大会でヨシケンは世界タッグ王者・諏訪魔&石川の暴走大巨人に挑戦したものの敗戦。6ヵ月ぶりの返り咲きはならなかった。

　一夜明けたこの日、二人はメインの6人タッグに登場。青柳を加えたトリオでジェイク&崔&ジェイムスのSweeperと対戦した。前夜の敗戦ショックを感じさせない最高男は岡崎の地で躍動。ラリアットを連発するジェイムスの怪力に攻め込まれたものの、青柳とヨシタツの援護射撃もあって必殺のシャットダウン・スープレックス・ホールドで勝利を決めた。

　試合後は恒例の「最高」マイクで締め。その姿は無冠ながらもエースにふさわしいオーラを放っていた。そこには「無冠にもかかわらず、変わらず俺はプロレス界で最も最高な男なのは間違いない」との揺るがぬ自信がある。世界タッグを獲り逃し、「チャンスをつかめなかった男」と自称しながらも、「ただな、俺はどこで戦おうが常にチャンスを狙ってる。それはチャンスをつかむ男の必須条件だからな」と言い切った。

　そんな宮原にとって目下の大勝負は8・26流山大会で組まれた火野との一騎打ちだ。4月のチャンピオン・カーニバル公式戦以来4ヵ月ぶり2度目の対決で、前回は宮原が勝利している。これに勝利すれば9月に控える王道トーナメントへ向けて何よりの弾みとなるはず。「チャンスはすぐ転がってたね。チャンピオン・カーニバル、俺が勝ったから、相手はどう出てくるんだ? 8月26日、流山。火野よ、特別シングルマッチだ。勝負だコノヤロー」と宣戦布告した宮原は、対火野連勝を主役返り咲きへの足がかりとするつもりだ。

【宮原の話】「さっそくきたチャンスを逃した男だ俺は。せっかくきたチャンスを逃した男・宮原健斗だ。それは俺の心の奥底で、チャンスをつかめなかった男、これからどうするんだ? ここからだろ俺は。ただな、俺はどこで戦おうが常にチャンスを狙ってる。それはチャンスをつかむ男の必須条件だからな。チャンスはチャンスをつかもうとする男にしか出てこない。それが俺が考えてるプロレスラーとしてのハートだからな。(8・26流山で火野とチャンピオン・カーニバル以来となるシングル対決がチャンスになるかもしれないが?)チャンスはすぐ転がってたね。チャンピオン・カーニバル、俺が勝ったから、相手はどう出てくるんだ? 8月26日、流山。火野よ、特別シングルマッチだ。勝負だコノヤロー」