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8/20【WWE】ジェフ返り討ちで中邑US王座防衛 レインズがレスナー破ってユニバーサル王座初戴冠、ラウジーもRAW女子王者に

 WWE夏の一大イベント『サマースラム』が現地時間19日、米ニューヨーク州ブルックリンのバークレイズ・センターで開かれ、US王者・中邑真輔がジェフ・ハーディを退けて防衛に成功。ローマン・レインズがブロック・レスナーを破ってユニバーサル王座戴冠を果たしたほか、ロンダ・ラウジーもRAW女子王座奪取に成功した。

 ジェフからUS王座を奪った中邑だが、その後も抗争は継続。サマースラムでのリターンマッチを受けて立った。中邑の「カモォォオン」を小馬鹿にして“パクった"ジェフが攻勢。中邑得意のキンシャサやローブローも空転させ、ツイスト・オブ・フェイトからのスワントーンボムで押し込んだ。劣勢が続いた中邑だったが、続くスワントーンボムは回避して巻き返し、最後はカカト落としからのキンシャサで3カウントを奪って防衛に成功した。試合後には無言ながらランディ・オートンがステージに登場。新たな抗争を予感させた。

 ユニバーサル王者のレスナーにはレインズが挑戦。マネー・イン・ザ・バンク(いつでも挑戦できる権利)を持ったブラウン・ストローマンがリングサイドで見守る不穏な空気のなかでゴングが鳴った。場外戦に発展したところでストローマンに誤爆。怒りのレスナーはストローマンにF5を決めると、ブリーフケースを投げ飛ばしてパイプ椅子でメッタ打ちにした。だが、その直後。レスナーがリングに戻ったところでレインズが急襲、一気にこん身のスピアーをさく裂させて3カウントを奪い、ユニバーサル王座初戴冠に成功した。

 ラウジーはアレクサ・ブリスのRAW女子王座に挑戦。独自のアイシャドウメイクで登場して気合十分のラウジーだったが、アレクサは逃げ回って試合にならず。するとラウジーはリング中央で目を閉じて瞑想状態に入り、チャンスとばかりにアレクサがスリーパーを仕掛けた途端に開眼。そのまま豪快に持ち上げて投げ飛ばし、圧巻のアームバーでタップを奪った。WWEデビューから4ヶ月で新ロウ女子王者となったラウジーは、自身初のタイトル獲得の喜びをを盟友のナタリアやリングサイドにいた夫とともに分かち合った。

 WWE王者・AJスタイルズはサモア・ジョーの挑戦を受けた。AJの妻ウィンディ・スタイルズと幼い娘が見守るなかで、ジョーは「ウィンディ、心配するな! パパは今夜帰らないから」と挑発したが、AJは「俺がお前を倒すのを観るために来たんだよ」と応戦して試合前から舌戦を展開。パワーに勝るジョーは強烈な打撃やトペ・スイシーダ、セントーンを繰り出して攻め込んだジョーは、場外戦でも「パパは帰れないから、俺が新しいパパになってやる」と愛娘に言い放った。これに怒りを爆発させたAJは、ジョーに襲いかかってパイプ椅子でメッタ打ちに。試合はジョーの反則勝ちとなった。反則裁定で王座移動はなかったものの、敗れたAJは家族に駆け寄り、一家で会場を後にした。

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