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8/20【全日本】昨年覇者撃破 岩本&TAJIRIが連敗脱出の3勝目で単独首位

『2018 SUMMER EXPLOSION』
岐阜・じゅうろくプラザ(岐阜市)(2018年8月20日)
「Jr.TAG BATTLE OF GLORY」公式戦=○岩本煌史&TAJIRIvs竹田誠志&丸山敦×

 “ひと夏のかげろう"岩本&TAJIRIが昨年覇者の丸山&竹田を撃破。連敗を2で止めて3勝目を挙げ、単独首位に浮上した。

 ひと夏のかげろうは前夜の岡崎大会で梶&旭に敗戦。開幕2連勝から一転、2連敗と苦しい状況に追い込まれている。これ以上、落とせない5戦目となったこの日は昨年の優勝チームの丸山&竹田と対決したが、苦戦を強いられた。

 序盤から岩本が竹田のイス攻撃、場外ボディスラムで動きを止められ、丸山の串刺しハイキック、トラースキック連打を浴びてしまう。昨年覇者の猛攻は止まらず、丸山がブレーンバスター、竹田がランニングニー、ロックボトムで岩本は防戦一方に追い込まれた。

 TAJIRIがハンドスプリングエルボーで巻き返しを図ったが、竹田のスピアーを食らって流れを作れない。ならばと岩本がニーアッパー、DDT、コブラツイストで丸山を攻め立てたが、竹田がフロントスープレックスで丸山を投げ飛ばす人間爆弾攻撃。合体フェースバスターの連係に追い込まれた。

 それでも岩本は相手の連続串刺し攻撃を読んで竹田を孤高の芸術で叩きつけて突破口を開いた。TAJIRIがロープ越しのミドルキックで丸山を蹴りつける援護射撃に出ると、岩本は孤高の芸術からの肩固めで絞め上げて逆転勝利を決めた。

 岩本&TAJIRIが苦戦の末、ディフェンディングチャンピオンの丸山&竹田を撃破して連敗から脱出。3勝目をもぎ取り、勝ち点6で単独首位に浮上した。その前に近藤&鼓太郎が2敗目を喫し、リーグ戦は団子状態。運も味方した感のあるひと夏のかげろうの残る公式戦は8・25仙台大会の青木&佐藤戦のみ。他チームの得点状況にもよるが、4勝目を挙げて優勝の可能性を残すしかない。「何とか崖っぷち。あとは仙台だけ」(岩本)、「一番怖い相手が仙台」(TAJIRI)とともに気を引き締めて必勝を誓った。

 一方、連覇を狙う丸山&竹田は3戦目で初黒星を喫した。次戦は明日8・21大阪大会の望月&シュン戦。失点率では首位だけに、残り3戦を全勝できれば優勝を決めることになる。好連係を連発したように二人の呼吸はピッタリ。「明日またもう一つの山がありますから。そっちで切り替えていきましょう」と丸山が気持ちを切り替えると、竹田も「望月&シュンですか。バチバチやって、俺らがガッとやってやりますよ」と呼応していた。

【試合後の岩本&TAJIRI】
▼TAJIRI「2回負けたけど」

▼岩本「崖っぷちですね」

▼TAJIRI「ウチらの前の試合で近藤&鼓太郎組負けてたね」

▼岩本「負けてましたね。助かりました」

▼TAJIRI「今、並んでるから」

▼岩本「まだ自力の可能性はあるんですかね?」

▼TAJIRI「みんなあるんじゃない、まだ」

▼岩本「何とか崖っぷち。あとは仙台だけなんで」

▼TAJIRI「そうだね。一番怖い相手が仙台という」

▼岩本「でも今日まで思い返して、開幕戦獲れてよかったなって心底思いますね。あそこ落としてたら終わってましたね」

▼TAJIRI「そうだね。いやしかし竹田選手が頑丈な感じが…肉体じゃなくて何か岩でできてるみたいな、そういう珍しい頑丈さを感じたね」

▼岩本「触れた時点でわかる凝縮された、詰まったものが。タフだなというのは。ホントに危なかったです」

▼TAJIRI「とりあえずあとは仙台です」

▼岩本「そうですね。とりあえず期間あるんで」

▼TAJIRI「また頑張ろう」

▼岩本「はい、ありがとうございました」


【試合後の丸山&竹田】
▼丸山「いやぁ、TAJIRI、岩本には弱点があると自分気づいてたんですけど、弱点それ竹田さんに言ってなかったですね」

▼竹田「聞いてないですね」

▼丸山「いや、すいません」

▼竹田「でも俺、昨日この大日本のベルトかけてデスマッチ名古屋でやってきたんだけど、やっぱりちょっとリミッターが切り替えられなかったね。途中でラフファイトにいったけど、あれも俺らの強みだと思いますよ」

▼丸山「岩本選手、一発がありますね。それが僕の計算に入ってなかった。竹田さんがハードスケジュールなのはわかってたんですけど」

▼竹田「それは言い訳に過ぎないんで」

▼丸山「そういうのも全然、勝てると思ってるから出てるわけですから」

▼竹田「でもね、前にも言ったけど、全然しゃべってもいないし、普段一緒に行動もしないのに、ああやって新しい連係も出たりね。凄くないですか?」

▼丸山「あれ、よく前に落とすってわかりましたね」

▼竹田「わかりますよ。後ろじゃないって。シンパシーですよ、シンパシー。まだ1敗。あと3試合あるな。全然、今日の負けは運が悪かったということで」

▼丸山「そうですね。一つヤマ場を越えれなかったんで、明日またもう一つの山がありますから。そっちで切り替えていきましょう」

▼竹田「望月&シュンですか。バチバチやって、俺らがガッとやってやりますよ」

▼丸山「明日にはカサブタ取れてんぞ」

▼竹田「まだカサブタになってねぇぞ。熟してるぞ、俺は」

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