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8/26【DDT】ディーノが入江の一騎打ち要求を拒否 プロデューサー辞任を表明

『BLACK OUT presents KING OF DDT 2018 FINAL ROUND』東京・後楽園ホール(2018年8月26日)
○男色ディーノ&大石真翔&スーパー・ササダンゴ・マシンvs入江茂弘&ジェイソン“ザ・ギフト"キンケイド&渡瀬瑞基×

 ササダンゴと入れ替わってだまし討ちしたディーノが渡瀬を絞殺。入江から一騎打ちを要求されたが、プロデューサーを辞任したことを告白し、対戦を拒否した。

 入江の体制批判により、プロデューサーを務めるディーノとの遺恨が発生。ここまで激しい舌戦が続いてきた。8・14新木場でディーノは突然、「いつでもどこでも挑戦権」を行使し、入江からKO-D無差別級王座を奪取。そこに、センダイガールズの里村明衣子が挑戦表明し、8・28新木場でのタイトル戦が決定している。ディーノは右肩を負傷したものの、昨日(25日)の後楽園大会で復帰。今大会では因縁の入江との対戦が実現した。

 ディーノは大石&ササダンゴと、入江はRENEGADESの渡瀬&キンケイドとそれぞれ組んで激突。遺恨を引きずる入江は、ゴングを待たずにタオルを被ったディーノに襲いかかり、場外でいたぶった。

 しかし、これはディーノ組の作戦。ディーノと思われていたのは男色コスチュームのマッスル坂井だった。リング上ではササダンゴが渡瀬を圧倒。垂直落下式ブレーンバスターで追い詰めると、マスクを自ら脱ぐ。そこから現れたのはディーノだった。身代わり作戦でチャンスを掴んだディーノは一気にメイコキラーIII(足極め式首4の字固め)で仕留めにかかったが、ギリギリで入江のカットが間に合った。

 荒ぶる入江はディーノの右肩破壊に動くが、大石と酒井が奮戦。入江を排除すると、その後もディーノ組が試合をリードする。入江は執拗にディーノを付け狙うが、酒井は垂直落下式リーマンショックで返り討ち。キンケイドもリングに飛び込んだが、ディーノのリップロックから酒井がバーティクトを繰り出して場外に叩き落とした。

 邪魔者がいなくなったところで、ディーノはDRAGON GATE・吉野正人の必殺技であるソルナシエンテに似たメイコキラーII(ホモ・ナシエンテ)渡瀬を絞殺。まんまと試合を制した。

 試合後、収まらない入江はベルトを見せつけるディーノに対し、「もうベルトなんてどうだっていいんだよ。お前を潰さなきゃ気が済まねえんだよ。プロデューサーさん、シングルマッチ組んでくれよ」と一騎打ちを要求した。しかし、ディーノは「シゲちゃん、ごめんね。それはできないわ」と対戦を拒否。「なぜなら私、昨日をもってプロデューサーを辞めたから」と告白すると、場内が騒然とする中、「ですので、シングルマッチは権限ないから、組むことできません」と高笑いを浮かべた。

 キレた入江はビースボンバーを一閃。そのままディーノを暴行すると、負傷中の右肩を絞め上げた。最終的にセコンドにバックステージへと下げられたが、入江の怒りは収まるどころか燃えさかるばかりで、今後に禍根を残す形となった。

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