8/31【WWE】戸澤が1年2ヵ月ぶり凱旋もクルーザー王座返り咲きならず
『WWE Live Osaka』
エディオンアリーナ大阪(2018年8月31日)
トリプルスレット形式WWEクルーザー級王座戦=○セドリック・アレクサンダーvs戸澤陽vsドリュー・グラック×
戸澤が1年2ヵ月ぶりの凱旋を果たしたものの、クルーザー級王座返り咲きはならなかった。
戸澤が昨年7月以来、1年2ヵ月ぶりに凱旋した。しかも今回は故郷・西宮、古巣ドラゲーのお膝元・神戸にほど近い大阪の地。2016年11月3日のドラゲーラストマッチとなった時と同じ会場で王者・アレクサンダー、グラックとのトリプルスレット戦でクルーザー級王座挑戦のチャンスを得た。
昨年8月以来1年ぶり2度目の戴冠を狙う戸澤は躍動。のっけからグラックをジャーマンで投げ、アレクサンダーにはスピーディーな攻防でしのぎを削ってからローキックで胸板を蹴り飛ばした。
その後、グラックによって場外に転落させられ、しばらく戦線離脱に追い込まれた。息を吹き返しても、グラックに場外ボディスラムを敢行されたが、ミサイルキックでグラックに反撃すると、フランケンシュタイナーで場外に吹き飛ばし、二人にトペスイシーダを連発して戸澤コールの大合唱を起こした。さらに変型卍固めで捕らえた。
だが、アレクサンダーがドロップキックでカット。それでも戸澤はエルボー合戦で渡り合い、マウスピースを外して気合を入れたものの、アレクサンダーが強烈なローリングエルボーで競り勝った。戸澤もフェイントからの延髄斬りを繰り出すものの空を切る。丸め込み合戦で渡り合うと今度こそ延髄斬りをさく裂させたが、アレクサンダーはその場飛びスパニッシュフライで応戦した。
すかさずグラックがボディスラムでアレクサンダーめがけて投げつけ、戸澤は再び戦線離脱に。アレクサンダーとグラックが目まぐるしい攻防を繰り広げ、グラックがパワーボムで叩きつけたが、蘇生した戸澤がシャイニングウィザードをさく裂させてカット。アレクサンダーの反撃をDDTで切り返すと、ダイビングセントーンを狙ってコーナーに上がった。
絶好の勝機だったが、グラックがコーナー上から叩き落として妨害。ならばとアレクサンダーがハンドスプリングレッグラリアットでグラックを鎮圧。すかさずバックドロップの体勢からバッククラッカーをさく裂させる、ランバーチェックでグラックから3カウントを奪取。戸澤のクルーザー王座奪取はこの瞬間ついえた。
【囲み取材における戸澤】
――凱旋の地が大阪ということで、どんな思いがある?
▼戸澤「大阪は前にいた団体で最後に上がった会場でもあるんで、同じ会場なので、結構思い入れのある会場ではありますね、この大阪は」
――8月にクルーザー級王者になって今日は返り咲きを狙うが?
▼戸澤「ぜひまたあのベルトを腰に巻きたいですけどね」
――ここ最近のWWEでの活動を振り返って?
▼戸澤「ベルトを失ってからなかなか目立った活躍がないんですけど、今回のタイトルマッチを機にチャンピオンになって、また輝きたいなとは思います」
――この先どんな活躍をしていきたい?
▼戸澤「常に205といえば戸澤陽っていうふうに言われるような、話題の中心になっていけるようにはしたいですね」
――女子が盛り上がっているが?
▼戸澤「結構、女子が盛り上がってるのは肌でも感じてるので、205の他のメンバーも俺たちも頑張ろうぜっていうのは感じますね。他のレスラーより俺たちが一番凄いことやってやろうぜって気持ちはみんな持ってますね」
――日本のファンにメッセージを?
▼戸澤「大阪のみなさん、お久しぶりです。戸澤陽です。タイトルマッチということで結果にはこだわりたいところなんですけど、とりあえず自分が楽しむというところに一番重点を置いて、自分が楽しんで、そしてお客さんにも楽しんでもらいたいと思いますので、皆さん応援よろしくお願いします」