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9/2【WRESTLE-1】左ヒザ負傷のイケメンが惨敗 CIMAがW-1糾弾「全員丸坊主にして出直して来い」

『2018プロレスLOVE in YOKOHAMA』
神奈川・横浜文化体育館(2018年9月2日)
「WRESTLE-1vs#STRONG HEARTS」対抗戦4対4キャプテンフォールイリミネーションマッチ=○CIMA&トアン・イーナン&ビッグマネー・クランチ&ビッグマネー・プラスvs稲葉大樹&頓所隼&立花誠吾&黒潮“イケメン”二郎×

 試合中に左ヒザを負傷したイケメンがCIMAに惨敗。完勝を果たしたCIMAはW-1軍を「全員丸坊主にして出直して来い」と糾弾した。

 CIMA率いるSTRONG HEARTSは6・13後楽園で電撃乱入。W-1との抗争がスタートした。当初はSTRONG HEARTSが圧倒していたものの、7・18後楽園でのイリミネーションマッチではW-1軍が逆転星。しかし、8・11後楽園では再びSTRONG HEARTSが制している。

 そんな抗争の真っ直中に飛び込んだがのイケメンだった。8・11後楽園でタッグ王座から転落したイケメンをCIMAが挑発。CIMAとの一騎打ちを猛アピールしている頓所も加わり舌戦に。そこで、イケメン&頓所と今大会で復帰を果たす稲葉と立花がカルテットを組み、CIMAに未知の外国人勢であるイーナン&クランチ&プラスを加えたSTRONG HEARTS軍と、キャプテンフォールイリミネーションマッチで対戦することになった。イケメンとCIMAがキャプテンを務める。

 選手コール直後にSTRONG HEARTSが奇襲を仕掛ける波乱の幕開け。大混戦になると、CIMAがリングに入って、イケメンを挑発する。ここはスカしたイケメンだったが、その直後にスワンダイブ式ミサイルキックをお見舞い。W-1軍が怒濤の連係攻撃でCIMAを攻め立てた。稲葉は一気に卍固めで仕留めにかかるが、これは間一髪でカットが間に合う。

 ピンチをしのいだSTRONG HEARTSは巻き返す。イーナンがノータッチトペコンヒーロを決めれば、クランチ&プラスが連係攻撃で稲葉を一気に沈めた。さらに、STRONG HEARTSは勢いのまま場外戦に持ち込むも、機転を利かしたイケメンが2階席に飛び乗り、ケブラーダで飛翔。CIMAたちを場外で足止めする。孤立したイーナンをリングに押し入れると、3人がかりで猛攻。立花がシルバーロックでギブアップを奪い取り、3対3のイーブンに戻した。

 STRONG HEARTSはその立花を蹂りん。CIMAは変型フィッシャーマンバスターからのシュバインで仕留め、再び数的有利を作る。ならばと、キャプテンのイケメンが奮闘。頓所のアシストを得て、ムーンサルトプレスを投下し、クランチを撃破して、2対2の状況に。

 イケメンが場外に排除されると、プラスに攻め込まれた頓所だったが、連続して丸め込んで殊勲の3カウントを奪取。だが、その直後に背後からCIMAはメテオラを投下。フラフラの頓所を赤コーナーに投げつけ、イケメンを挑発する。それにイケメンが応じ、キャプテン同士が対峙した。

 イケメンはムーンサルトの際にヒザを打ったのか、左足を引きずってリングに入る。見逃さないCIMAは低空ドロップキックで奇襲を仕掛けると、直撃を受けたイケメンは左ヒザを押さえて立ち上がれない状態に。すかさずCIMAはヒザ固めで絞めあげて、そのままギブアップを奪い取った。

 対抗戦は波乱の結末に。試合後、コーナーに陣取ったCIMAは、リング上で動けないイケメンを見下ろすと、マイクを持つ。イケメンの人気に関心を示したCIMAは、「それは俺もな、21年やっててもプロレスラーや。人気あると言われたら楽しみになるわ。上海から飛んでくるわ」と試合前の心境を告白した。

 「凄い今日は楽しみに来たのに、このザマや。おい、イケメン。俺はこの続きはシングルマッチしかないと思ってたんやぞ」と一騎打ちを視野に入れていたことまで明かすと、「お客さんもわからん、対戦相手もチームもわからん、誰もわからんような状況で自爆して、プロレスできませんって言うようなヤツとCIMAを同じレベルで扱ってくれるなよ」とバッサリ斬り捨てた。

 「確かにお前は平たい人気はあるかもわからん。上辺だけの人気はあるかもわからん。でもな、お前は挫折を経験してないんや。21年やってきた俺が言うんや。ええ薬やないか。でもな、戦わずして、CIMAとイケメンの差がわかったやろ」と上から目線で通告したCIMAは、「こういう言葉があるんや。みんなにはわかるかな。俺を誰矢と思ってるねん」と言い放つと、客席からは「CIMA!」の合唱が巻き起こる。さらに、CIMAは「おい、W-1。お前ら全員丸坊主にして出直して来いや」と罵声を浴びせ、ノーコメントで去っていった。

 W-1軍は悔しさをあらわにするも、イケメンは動けず担架送りに。その後、救急車で病院に直行。左ヒザ後十字靭帯と内側靭帯損傷と診断された。

【試合後の稲葉&頓所&立花】
▼稲葉「復帰戦で、対抗戦で。リング上であんなこと言われて。あんな胸くそ悪く、リング上で『俺、CIMAやぞ』って言われて。あんなムカつくことないな、頓所、立花。ムカつくことねえぞ。自分の会社の年一のビッグマッチで、勝手に来たヤツらにあんな大口叩かれて、胸くそ悪いな。クソ野郎が。借り返すぞ」

▼頓所「やってやりましょう、俺たちで。借りを絶対返しましょう」

▼稲葉「イケメンだけじゃねえよ。頓所だって、立花だって、俺だっているんだよ。いつだってやってやるよ、あいつらと」

▼頓所「いつでも、どこでもやってやりましょう」

――イケメン選手は左足を負傷したようだが、稲葉選手は気づいた?

▼稲葉「リングに上がって引きずっているのを見て、ちょっと違うなっていう。いつもと全然違って、もしかしたら本当にヤバいのかなと思って見てたんですけど。検査の結果とか出てないんで何とも言えないですけど、僕が見た時点では、結構ヤバいのかなと思いました」

――キャプテンが敗れて、試合的には厳しい結末となったが?

▼稲葉「そうですね。やっぱりイケメンがああいう状態になっちゃうと、キャプテンだったんで。相当なハンディになっちゃって。対抗戦という形だったんで、絶対に負けられない中での、ああいうアクシデント。とはいえ、負けは負けですから。ただ、これで終わったら、W-1は負けたままになっちゃうんで。頓所でも、今までやってきた対抗戦に出てきたヤツらでもいいし、俺と立花だって、今日から復帰したんですから、乗り込んだっていいし。まだまだ、イケメンだけじゃないっていうのを見せつけたいと思います。あと、個人的に言えば、W-1で次にタッグリーグが始まるんで。そこで僕はちょっと、僕の中では征矢さんを。征矢さんのプロレスを感じたいなと思っています。これはいい機会ですんで。それを僕は次の目標というか、征矢さんとのタッグというのも目指して、個人的には動いていきたいなと思っています」

▼頓所「何度も言ってるけど、俺がCIMAを終わらせる。以上」

▼立花「ただただ情けねえよ。なにも言うことねえよ。俺が不甲斐ねえだけだよ。クソが!」

※STRONG HEARTSはノーコメント

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