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9/6【DRAGON GATE】U-Tがススム撃破でトライアングル王座獲りに弾み 望月&シュンが9・24大田区でのツインゲート王座挑戦を“予約”

 『THE GATE OF ADVENTURE 2018』後楽園ホール大会が6日、行われ、オープン・ザ・トライアングルゲート王座挑戦を控えるU-Tが王者・横須賀ススムから殊勲の勝利を奪取。ベルト奪取に弾みをつけた。

 9・9仙台ではNATURAL VIBESのKzy&横須賀ススム&堀口元気に、TRIBE VANGUARDのKagetora&ヨースケ・サンタマリア&U-Tが挑むトライアングル王座戦が行われる。セミファイナルではその前哨戦として、堀口に代わって“brother"YASSHIを加えた6人タッグ戦が組まれた。

 序盤は王者組ペース。U-Tを一方的に痛めつけて試合をリードする。しかし、Kagetora&サンタマリアが怒濤の連続攻撃で反撃の狼煙。勢いに乗ったTRIBE VANGUARDは、Kagetoraの延髄斬り、U-Tの飛びつきコードブレイカー、サンタマリアのダイビング飛びつきギロチンを立て続けに繰り出して、Kzyを追い詰めた。

 負けじとNATURAL VIBESも連続串刺し攻撃からススムの雪崩式エクスプロイダー、Kzyのダイビングエルボードロップ、YASSHIのダイビングビッグヘッドが時間差でKagetoraに見舞い、試合は一進一退の接戦に。

 右肩負傷の影響を感じさせないススムがジャンボの勝ち!を乱れ打って勝負を急ぐも、U-Tはダウンを拒否して受け止め、丸め込みを連発する。うるさいとばかりにススムはなおもジャンボの勝ち!で浴びせ倒したが、倒れながらもU-Tはススムに絡みつき、ビエンジャベ(変型肩固め)に捕獲。カットを狙うYASSHIやKzyをKagetoraたちが鎮圧すると、長時間捕まったススムが耐えきれず、U-Tが殊勲の勝利をあげた。

 U-Tはビエンジャベで8・5名古屋では堀口を仕留めており、連続して王者狩りを果たし、ベルト奪取に向けて弾みをつけた。マイクを持ったU-Tは「Kzy! 次はあなたから僕がギブアップを取ってみせます。そして、僕たちがトライアングルゲートの新チャンピオンになります」とKzyを挑発した。一方、Kzyは「しびれるような展開じゃないの…うまくいけばな。いいか、先に言っておくぞ。俺もいろんな選手にボコボコにされて、やっとここまで来たんだよ。俺のここ(心)がそう簡単に折れると思うなよ。NATURAL VIBESの総大将は俺だ。その覚悟があるなら、ガッチリ俺を狙いに来いよ」と呼応。「俺は楽しみにしてるからな。折る気で来いよ」と言い放った。

 シュン・スカイウォーカーは望月成晃とともに全日本の『Jr.TAG BATTLE OF GLORY』に参戦。3勝3敗で2位タイの成績を残し、この夏に確かな成長を果たした。そんなシュンが望月に背中を押され、初のタイトル挑戦。第4試合で、ハウス・オブ・ハードコア&ハリウッド・ヘリテージ王者のウィリー・マックに挑んだ。

 ヘビー級のマックは強烈な張り手を胸板に叩き込み、快音を鳴らしてどよめきを誘う。パワーだけでなく、ジュニア負けのスピードも披露。シュンは序盤から守勢を余儀なくされた。三角飛び式プランチャで反撃を狙っても楽々とキャッチされてしまう。しかし、勝負を捨てないシュンは、そこからフランケンシュタイナーに持ち込んで逆転。プランチャ、前転ギロチンドロップ、長距離ダイビングプレスとスワンダイブ攻撃3連発で巻き返した。

 だが、マックも豪快なトペコンヒーロで逆襲。投げ捨てジャーマン、エクスプロイダーと投げまくる。まさかのフロム・コーナー・トゥ・コーナーも披露。シュンも丸め込みを連発して最後まで粘りを見せたが、マックはダイビングボディアタックをキャッチすると、そのまま強引に担ぎ上げ、チョコレートサンダーボム(ジャンピングパワーボム)で一気に3カウントを奪い取った。

 悔しさをあらわにしたシュンだったが、マックと入れ替わるようにリングに入った望月が「お前に悔しがっている暇なんてねえんだよ、コノヤロー。なんだか土井がドリームゲートの次の挑戦者を予約しているらしいけど、俺とお前は全日本のジュニアタッグリーグでそこそこの成績を残してきた。このいい感触を掴んでいるうちに、俺たちもツインゲート挑戦予約だ。こういうのは言ったもん勝ちだ」と9・24大田区でのツインゲート挑戦を宣言。9・9仙台では「(王者)YAMATO&B×Bハルクvs斎藤了&ドン・フジイ(挑戦者)」のタイトル戦が決まっており、その勝者に照準を定めた。

 その望月は、第3試合でワタナベヒョウと組み、8・7後楽園に続いての参戦となったKAI&大和ヒロシの元全日本同期タッグと対戦した。望月がサッカーボールキック、三角蹴りで相手軍をナデ斬りにすると、ヒョウがトペコンヒーロで飛翔して先制。その後も望月組が優勢に試合を進めた。しかし、劣勢を耐え抜いたKAIがトラースキック、延髄斬り、ラリアットとヒョウに猛攻。同期・大和とのスパイダーフロントスープレックスと雪崩式ブレーンバスターの合体技で勝機をたぐり寄せると、最後はメテオインパクトでヒョウから3カウントを奪い取った。

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