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9/6【DRAGON GATE】鷹木がフリー転向を表明、10・7博多で所属ラストマッチ

 鷹木信悟が6日、東京・後楽園ホール大会終了後に会見し、フリー転向を表明。10・7博多大会でDRAGON GATE所属としてのラストマッチを行うと発表した。

 かねてからフリーとして活動していくことを団体側と話し合ってきたという鷹木は、5月の新体制移行、そして7・22神戸大会でオープン・ザ・ドリームゲート王座獲りを逃したことで区切りを付け、フリー転向を決断。団体側も承諾し、今回の発表となった。

 「日本国内にも、世界中にも凄いレスラーがいるから。今しかできないことを胸いっぱいやるために、自分のワガママを…。DRAGON GATEには決断してもらいましたね」と鷹木。2004年10月の博多スターレーン大会でデビューしたこともあり、ラストマッチは10・7博多大会に決定した。

 「会社のほうとは全然対立関係でもないし、自分の意志を尊重していただき、ワガママを聞いていただきました。ただ、これで別にDRAGON GATEとは終わりじゃないと思っているし。フリーになっても、プロレスを辞めるわけじゃないから、また上がることもあるだろうし」と将来的にDRAGON GATEへ参戦する可能性を示唆したが、一旦は距離を置く意向。上海OWEとの合流は「ハッキリ言いますと、そこに行くことは100%ないかな。120%ないかなと」と否定した。

 6日深夜、DRAGON GATEから鷹木のフリー転向が正式発表された。10月7日の契約満了をもって14年間在籍したドラゲーを退団することになった鷹木は団体を通じて改めてコメントを出し、「プロレスラーとして国内はもとより世界中のレスラーたちと自由に闘っていける環境に憧れを抱いて」と理由を説明。「ドラゴンゲートの所属として闘う10月7日までの約1ヶ月間は、精一杯ドラゴンゲートの鷹木信悟として大暴れすることでファンの皆さんに恩返ししたい」と誓っている。木戸亨ドラゴンゲートエンターテイメント代表取締役もコメントを発表し、「鷹木選手のこれまでのドラゴンゲートでの活躍や貢献を鑑みても、我々は当然ながら快く送り出してあげるべき」とし、「同じドラゴンゲートの出身者として現在海外で大活躍している戸澤陽選手のように、鷹木選手もまた様々なリングで活躍してくれることを期待しています」とエールを送った。会見における鷹木のコメント、発表された鷹木、木戸代表のコメントは以下の通り。

【会見の模様】
▼鷹木「結論から言いますと、私、鷹木信悟は、今後フリーとして活動していくことを決意しました。これはかねてから、実は何年も前から会社には相談してきたことで。自分自身が、今年36になるので、今しかできないことを胸いっぱいやりたい。その思いで、この近年は様々な団体に出てたけど、自分の中で、まだまだもっとやれるという気持ちがあって。それだったら、一旦DRAGON GATEを卒業して。日本国内にも、世界中にも凄いレスラーがいるから。さっき言ったように、今しかできないことを胸いっぱいやるために、自分のワガママを…。DRAGON GATEには決断してもらいましたね。これは旧体制では叶うことがなかったので。それが今年5月から新体制になって、自分時自身ももちろん手抜きなく14年間やってきましたけど、神戸ワールドで吉野に負けて、自分の中で思うことがあって、ワールド以降に会社と相談して。自分の意志が固かったんで。会社のほうとは全然対立関係でもないし、自分の意志を尊重していただき、ワガママを聞いていただきました。ただ、これで別にDRAGON GATEとは終わりじゃないと思っているし。フリーになっても、プロレスを辞めるわけじゃないから、また上がることもあるだろうし。ただ、一旦距離を置きたいと思っています。自分としては、10月の博多でデビューしたんで、所属として最後は、節目として、10月7日の博多スターレーン、そこを最後に、一旦DRAGON GATEから離れたいと思います。アンチアスに関しては、今日もああやってBen-Kが入って。若いヤツらがドンドン力を付けているんで。無理に俺が出て行くっていうのも違うと思うんで。ちょうどいいタイミングとして、24日に大田区体育館でユニット名を変えると。新ユニットのスタートには俺は合流しないと。ただ、そこまではしっかりアンチアスとして。別に彼らとも対立するわけじゃないんで。大田区まではしっかりアンチアスとして、協力してやっていきたいなと。10月7日はだいぶ唐突で、残り1ヶ月だけど。俺はずっと反体制でやってきたけど、実は心の中、胸の中に置いてあった俺のモットーというのは、やっぱ義理・人情・恩返しというものがあったから。残り1ヶ月はDRAGON GATEの関係者やファン…散々悪態ついてきたけど、恩返しをしたいなと思います。別にしんみりするところじゃないですよ。プロレスを辞めるわけじゃないし。自分自身はステップアップだと思って」

――このタイミングでの発表ということで、上海OWEに関係があるのか気になるが?

▼鷹木「俺もそこについては熱く言ってきたこともあるから。ファンを混乱させたくないんで、ハッキリ言いますと、そこに行くことは100%ないかな。120%ないかなと。それはないです」


【鷹木信悟選手より】
この度、私、鷹木信悟はドラゴンゲートを離れ、今後フリーとして活動していくことを決意致しました。

以前より、ドラゴンゲートという枠に捉われず、プロレスラーとして国内はもとより世界中のレスラーたちと自由に闘っていける環境に憧れを抱いており、数年前よりこの夢の実現のため会社とも相談を重ねてきましたが、今年4月までの旧体制のドラゴンゲートではどうしてもこの夢が叶うことはありませんでした。しかしながら、この度の新体制となったことにより、7月の神戸ワールド記念ホール大会の後に改めて申し入れた結果、私の意思を尊重していただき、団体との契約が満了となる10月7日を持ってフリーとさせていただくこととなりました。木戸社長を始め、自身の我儘を受け入れてくれたドラゴンゲートの仲間たちに心から感謝しています。

10月7日の博多大会がドラゴンゲート所属として最後の試合となりますが、思えば私がデビューしたのが2004年のちょうど10月に開催された博多大会でした。これも何かの因果を感じます。

もちろんフリーである以上、ドラゴンゲートと決別するわけではなく、機会があればいつでもこのリングに戻って来たいと思っています。成長著しい今の若い選手たちが更に成長を遂げた時に迎え撃つのは私自身の楽しみでもあります。

なお、現在所属するアンチアスに関しては、新ユニットとして生まれ変わると発表された9月24日の大田区総合体育館大会以降は、これと距離を置いてユニット無所属となり、ファンの皆さんに喜んでもらえるようなカードの提供に貢献が出来たらと考えています。

ドラゴンゲートの所属として闘う10月7日までの約1ヶ月間は、精一杯ドラゴンゲートの鷹木信悟として大暴れすることでファンの皆さんに恩返ししたいと思います。

今後とも、鷹木信悟、そしてドラゴンゲートを宜しくお願い致します。


【株式会社ドラゴンゲートエンターテイメント 代表取締役 木戸亨より】
本人の言葉のとおり、数年前よりフリーとして活動の場を求める旨の申し入れがありました。4月までの旧体制においては彼の希望を叶えてあげることは非常に困難な状況でしたが、皆様もご存じのとおり現在の株式会社ドラゴンゲートエンターテイメントの新体制となった今、ようやく彼の意志を尊重し、背中を押してあげられることとなりました。

鷹木選手のこれまでのドラゴンゲートでの活躍や貢献を鑑みても、我々は当然ながら快く送り出してあげるべきだと考えます。同じドラゴンゲートの出身者として現在海外で大活躍している戸澤陽選手のように、鷹木選手もまた様々なリングで活躍してくれることを期待しています。

関係者の皆様、ファンの皆様も、鷹木選手へ今後も変わらぬ応援をいただけますよう、心よりお願い申し上げます。

プロ格 情報局