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9/20【リアルジャパン】ブラックJr.が難敵クロコダイル粉砕 マスクマンT決勝進出

『新間寿プロデュース 初代タイガーマスク 佐山サトル認定「原点回帰プロレス」第4弾〜世界マスクマン・トーナメント準決勝〜』東京・後楽園ホール(2018年9月20日)
「世界マスクマン・トーナメント」準決勝=○ブラック・タイガーJr.vsドン・クロコダイル×

 ブラックJr.が難敵クロコダイルをハイブリッドブラスターで粉砕。世界マスクマントーナメント決勝進出を決めた。

 「世界マスクマントーナメント」準決勝でブラックJr.とクロコダイルが激突した。ブラックJr.は名前の通り、初代タイガーマスクのライバルだったブラックタイガーの息子を名乗る選手で、7・3後楽園で初参戦。1回戦でスーパーデストロイヤー・アインに秒殺勝利した。決め技はハイブリッドブラスターだっただけに、その正体として船木誠勝の存在が浮かび上がる。船木と言えば、「船鬼」として3・29後楽園に出場。誤爆にキレてタッグを組んだ納谷幸男を襲撃すると、初代タイガーマスクを突き飛ばす暴挙に出ただけに、ブラックJr.の存在は不気味に映る。対するは圧倒的なパワーを誇る実力者・クロコダイル。決勝進出を懸けた大一番となった。

 ゴングを待たずに両手を頭の上で合わせる「ドン」ポーズを連発したクロコダイルだったが、序盤戦はブラックJr.がグラウンドでも打撃でも圧倒。クロコダイルもヘッドシザースから「ドン」ポーズを決めてみせたが、流れは変わらなかった。

 ブラックJr.はミドルキック連打からランニングローキックに繋げると、腕ひしぎ逆十字固めに捕らえる。何とか耐え抜いたクロコダイルは逆水平でリズムを掴むと、カウンターのゼロ戦キックをお見舞いし、やっと反撃に成功した。

 すぐさま場外戦を仕掛けるも、ブラックJr.は入れ替わるようにしてリングに戻ったり、セコンドを盾にしたりと、のらりくらりとクロコダイルの攻勢を切り抜ける。クロコダイルは「ドン」ポーズを連発して場内を煽ったものの、ブラックJr.を恐がり始め、リングサイドのパイプイスに座って時間稼ぎを始めた。

 やっとリングに戻ったクロコダイルは、串刺しラリアット、串刺し背面エルボー、ランニングボディアタックとたたみかけ、クロコダイルクラッチ(変型コブラクラッチ)を狙ったが、ブラックJr.はすぐに抜け出し、ドロップキックやランニングローキックをぶち込んでいく。負けじとクロコダイルも張り手合戦からカウンターのラリアットをズバリ。今度こそとクロコダイルクラッチの構えに。

 しかし、ブラックJr.はレフェリーのブラインドを突いて急所蹴りをズバリ。もん絶するクロコダイルにハイブリッドブラスターを繰り出して3カウントを奪い去った。

 ブラックJr.はノーコメントで控室へ。結局、正体は分からずじまいだったが、何はともあれ、決勝進出が決定。舞台は12・6後楽園。もう一方の準決勝であるドス・カラスJr.vsイホ・デ・ブラック・タイガーも同日行われる。

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