10/14【NOAH】大流血・原田が屈辱KO負け Jr王座戦へ鼓太郎「同格と思うな」
『Autumn Navig. 2018』兵庫・神戸サンボーホール(2018年10月14日)
○鈴木鼓太郎&小川良成vs宮脇純太&原田大輔×
10・30後楽園大会のGHCジュニア王座戦に向けた前哨戦で、手荒な手段に出た挑戦者・鼓太郎が王者・原田を大流血に追い込んだ末で完全KO。原田の地元・関西に屈辱を味わわせ、「同格と思うな」と徹底的に見下した。
現ノアジュニアの王者・原田と、そのノアジュニアを「最弱」と切り捨てるグローバル・ジュニアリーグ戦覇者・鼓太郎。これまで2戦行われた前哨戦で鼓太郎は目立った動きを見せなかったが、原田の地元・関西の地で動いた。
小川と組んで、原田&宮脇組と対決。ゴング前から原田を急襲した鼓太郎は、ベルトの金属部分で原田を殴打し、試合前から大流血に追い込んだ。
さらには宮脇をも小川との合体式タイガードライバーで完全KO。ゴングが鳴るや、“2対1"のハンディキャップマッチ状態で、一方的に血だるまの原田をいたぶった。
原田も必死に反撃に転じたものの、鼓太郎も兄貴分・小川との“三沢&小川組"を思わせる連係で容易に鎮圧。ようやく目覚めた宮脇がカットに入っても、すぐさま小川が場外ボディスラムで再び動きを止め、鼓太郎も原田めがけてローリングエルボーをドンピシャリ。続けて原田の血を絞り出すように、ネックハンギングツリーで反則カウント4まで吊り上げると、アッパー式のエルボー“ジャベリン"をズバリ。まともに浴びた原田は視線をさまよわせながら後方に倒れ込み、危険と判断した西永レフェリーが即座に試合を止めた。
手荒に大流血に追い込んだ末のKO勝利。大の字の原田をまたぎ、その頭上でGHCジュニアベルトを掲げてみせた鼓太郎は「どんな気分だ? 大好きなベルトで殴られて、追い込まれる気分は。屈辱だろ? 30日はもっと屈辱的な勝ち方であのベルトをもらう」と不敵に笑った。
先のリーグ戦公式戦ではタイガードライバー、優勝決定戦ではレクイエム、そして今日はシャベリン。あらゆるフィニッシュの“幅"を見せつける鼓太郎は、「俺の技を勉強しろ」と原田に“宿題"を与えているが、原田は「鼓太郎が何をやって来ようが対応してやる、俺は片山ジャーマン一発で決める」と返答してきた。
鼓太郎はこれを一笑。「ぶはは(笑) そりゃこっちのセリフだよ。片山ジャーマン一発? 違うだろ(笑) 片山ジャーマン“しか"ないんだろ? 引き出しの数が俺とは違うんだ。それに片山ジャーマン一発で俺が仕留められると思ったなら、それは大変大きな見当違いだな。俺の受け身を甘くみるなって。何千、何万と取ってきた受け身なんだ。しっかり吸収してやる」と通告したうえで、「そんなに勝ちたいんだったら、片山ジャーマンを超える、俺の知らない何かを用意してくれ」と余裕しゃくしゃくに“想定外"を要求。続けて王者に「…同格と思うなよ?」とクギを刺し、徹底的に現ノアジュニアの中心・原田を見下した。
【試合後の鼓太郎】
▼鼓太郎「どんな気分だ? 大好きなベルトで殴られて、追い込まれる気分は。屈辱だろ? 30日はもっと屈辱的な勝ち方であのベルトをもらう。だからこそ、よーく勉強してこい」
――原田は『鼓太郎が何をやって来ようが対応してやる、俺は片山ジャーマン一発で決める』と言っているが?
▼鼓太郎「ぶはは(笑) そりゃこっちのセリフだよ。片山ジャーマン一発? 違うだろ(笑) 片山ジャーマン“しか"ないんだろ? 引き出しの数が俺とは違うんだ。それに片山ジャーマン一発で俺が仕留められると思ったなら、それは大変大きな見当違いだな。俺の受け身を甘くみるなって。何千、何万と取ってきた受け身なんだ。しっかり吸収してやる。しかも、あんなモン、喰らわなきゃなんてことはない。そんなに勝ちたいんだったら、片山ジャーマンを超える、俺の知らない何かを用意してくれ。…同格と思うなよ?」
――くぐってきた修羅場が違う?
▼鼓太郎「当たり前でしょ。やってきたことが違いすぎるでしょ」
――前哨戦続くが?
▼鼓太郎「まぁ明日もあさってもあるし、横浜ラジアントもある。まぁゆっくりやろうや。ゆっくりな」
