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11/5【NOAH】ジュニア奪回へHAYATAが鼓太郎直接ピン まさかのマイクで「大阪でも同じや!」

『GLOBAL LEAGUE 2018』東京・後楽園ホール(2018年11月8日)
○HAYATA&クワイエット・ストーム&林棟軒vs齋藤彰俊&常剣鋒&鈴木鼓太郎×

 11・17大阪大会でGHCジュニア王座に挑戦するHAYATAが、王者・鼓太郎の直接撃破に成功。“しぶしぶ"だった鼓太郎をその気にさせ、異例のマイクでノアジュニアへの王座奪回を誓った。

 10・30後楽園大会で約7年ぶりに古巣ノアジュニアの王座戴冠を果たした鼓太郎は、次期挑戦者になんと故・三沢光晴さん門下の“兄(あに)弟子"丸藤正道を指名。だが、名乗りを上げたHAYATAの意向を受け、鼓太郎の承諾なしにノア側がタイトルマッチを発表していた。

 この日の試合前に行われた公開調印式で、鼓太郎はしぶしぶサイン。調印式でも無言のHAYATAに「何もしゃべらない挑戦者、勝手に決まった選手権、まあ、言いたいことはたくさんありますけど、ただひとつ俺が言いたいのは、何も言わないということはリング上で全てを表現するということ。それは何より難しいはずです。そんな挑戦者が俺に何を見せてくれるのか期待しています」と通告していた。

 そして第1試合で迎えた前哨戦。6人タッグマッチでのっけから先発したHAYATAは、鼓太郎との先の読み合いを制して場外へと追いやると、中盤過ぎにも鼓太郎の動きをことごとく上回ってみせた。

 鼓太郎もムーンサルトを剣山で撃墜したうえでエクスカリバーからのブルーディスティニーを狙ったものの、HAYATAはこれをアームホイップで切り抜けるや、クロスフィックスでニアフォールまで追い込む。さらには旋回式の延髄斬り、顔面へのトラースキック連発と畳み掛けるや、最大奥義のヘデックを発射。王者・鼓太郎から直接3カウントを奪ってみせた。

 鼓太郎の要求通り、結果と内容で“雄弁"に語ってみせたHAYATAは、珍しくマイクを自ら握ると「大阪でも……同じや」と実際の言葉でも通告。挑戦を受ける“理由"を作ってしまった鼓太郎が悔しげに首を気にするなか、場内はノアファンの拍手喝采に包まれた。

【試合後の鼓太郎】
――リング上で何を見せてくれるか、と言っていたが?

▼鼓太郎「早速、見せてもらったね。でも覚えたよ。タイミング、衝撃。どう受けるか、どう返すか。あれ(へデック)奥の手でしょ? 奥の手使って先に手詰まりになったほうが負けんだよ、本番では」

――指名していた丸藤は承諾していないが?

▼鼓太郎「出てこない理由が分からない? なんて言ってるの? 今じゃないって? 俺はちゃんと言ってる。今すぐじゃなくていいって。(グローバル)リーグ戦終わってからで十分だって。だから俺は今日のあの人の試合後に出ていくつもりとかは毛頭ない。リーグ戦に集中してくれ。今の話じゃない。“近い内に"やりましょうってこと」

――これでHAYATAに集中しないといけない理由ができたが?

▼鼓太郎「そうですね。あぁ、理由は作るもんでもあるから。侮れない相手ってのも分かったし、一度(得意技を)受けておく必要もあったから」

――HAYATAは珍しくマイクを持ったが?

▼鼓太郎「しゃべれんじゃん。しゃべれないと思って気ぃ使ってたのに。しゃべれんだったら、調印式でもしゃべってくれよ。せっかく出席したんだから。いいの? 俺の話ばっかり聞いてて。アレだな。HAYATA戦より丸藤戦のほうが面白いと思ってるからでしょ? お客さんもそう思ってるはずだよ。俺もそう思うもん」

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