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11/19【WWE】ユニバーサル王者レスナーがWWE王者ブライアンをF5葬、US王者・中邑はIC王者ロリンズに惜敗 『サバイバー・シリーズ』

 PPV大会『サバイバー・シリーズ』が米国現地時間18日、カリフォルニア州ロサンゼルスのステイプルズ・センターで開催され、ユニバーサル王者ブロック・レスナーがWWE王者ダニエル・ブライアンとの王者対決に勝利。US王者・中邑真輔はインターコンチネンタル王者セス・ロリンズとの初対決に敗れた。

 ロウとスマックダウンの2大ブランド対抗女子5対5エリミネーション戦が行われ、チームロウからはナイア・ジャックス、ミッキー・ジェームス、タミーナ、サーシャ・バンクス、ベイリー、チームスマックダウンからはアスカ、ナオミ、カーメラ、ソーニャ・デヴィル、マンディ・ローズが出場した。タミーナとナオミの顔合わせで幕を開け、タミーナがコーナーのスマックダウンメンバーにも攻撃して乱闘に発展。そのタミーナを脱落させたカーメラが“ダンスブレイク"で踊り出して会場を盛り上げた。さらにベイリーとソーニャが2人同時に場外カウントアウトで脱落し、これでスマックダウン軍はアスカのみ。ロウ軍のサーシャとナイアを相手に1対2の状況に追い込まれた。それでもアスカはサーシャの顔面にニーを叩き込むと、2人にヒップアタックを見舞って孤軍奮闘。さらにナイアが突然チームメイトを裏切り、コーナートップのサーシャを故意に押してリングに落とすと、アスカがアスカロックで捕まえてサーシャをタップさせた。これで1対1の状況となったが、ナイアのレッグドロップ3発を食らったアスカは豪快なサモアンドロップで叩きつけられて3カウントを聞き、ナイアには大ブーイング。女子5対5エリミネーション戦はチームロウの勝利となった。

 “ナカメリカ"ことUS王者・中邑はIC王者ロリンズとの初対決に臨んだ。実力者同士の対決は中邑の挑発に対し、ロリンズが中邑を真似て挑発し返す心理戦でスタート。ロリンズが場外の中邑にトペ・スイシーダ3連打を決めれば、中邑も飛びつき腕十字、三角絞めを決めて譲らず。白熱の攻防が展開される中、ロリンズのフロッグスプラッシュを避けた中邑が必殺のキンシャサをクリーンヒットさせたものの、3カウントは奪えない。さらに追撃のキンシャサを狙った中邑だったが、ロリンズのスーパーキックからのカーブ・ストンプを食らって勝負あり。ロリンズとの王者対決に惜敗した。試合後、ロリンズと因縁のディーン・アンブローズによるIC王座戦がPPV大会『TLC』で行われることが発表された。PPV大会『TLC』は日本時間12月17日にWWEネットワーク(日本語実況版あり)で生配信される。

 ロウとスマックダウンの2大ブランド対抗男子5対5エリミネーション戦が行われ、チームロウからはブラウン・ストローマン、フィン・ベイラー、ボビー・ラシュリー、ドルフ・ジグラー、ドリュー・マッキンタイア、チームスマックダウンからはザ・ミズ、シェイン・マクマホン、レイ・ミステリオ、ジェフ・ハーディ、サモア・ジョーが出場した。試合前からチーム内不和を露呈するチームロウだったが、マッキンタイアがジョーをクレイモアで沈めて脱落に追い込むことに成功。しかし、ストローマンとマッキンタイアが揉めて乱闘に発展すると、チームスマックダウンはチームワークを発揮してストローマンを解説席に寝かせ、シェインがトップロープから豪快なダイビングエルボーをさく裂。さらにシェインはジグラーにコースト・トゥ・コーストを決めて脱落させた。が、ストローマンがダメージから復活すると状況が一変。パワースラムでジェフ、ミステリオ、ミズを立て続けに脱落させて3対1の圧倒的有利な状況を作り、最後に残ったシェインもランニングパワースラムで沈めてチームロウの圧勝を決めた。

 ロウ女子王者ロンダ・ラウジーがシャーロット・フレアーと激突した。先週のロウではスマックダウン女子王者ベッキー・リンチ率いる女子スマックダウン軍がロウを占拠。しかし、これが原因で負傷欠場となったベッキーは代理にシャーロットを指名してこのカードが実現した。ロンダが腕十字固め、シャーロットがフィギュア・エイトをそれぞれ狙い、両者は激しいせめぎ合いを展開。シャーロットが放ったムーンサルトを足で撃墜したロンダがスタンディング・リバース肩車を決めれば、シャーロットもスピアーをさく裂させて譲らない。ロンダが2発目のスタンディング・リバース肩車で攻め込んだものの、最後はシャーロットは竹刀を持ち出してロンダを殴打し、反則判定に終わってしまった。試合後もシャーロットは狂気の表情で竹刀2本が折れるまでロンダを殴りつけ、パイプ椅子上にナチュラルセレクションを決める暴走ぶりをみせた。

 ユニバーサル王者ブロック・レスナーと新WWE王者ダニエル・ブライアンの王者対決が実現した。体格とパワーに勝るレスナーに対して、リング周辺を回りながらチャンスを狙うブライアンだったが、レスナーの大振りの一撃を被弾すると、スープレックを5連発されてしまう。圧倒的な破壊力をみせるレスナーは不敵な笑みを浮かべながら必殺のF5をさく裂させたが、3カウントが入る前に自らブライアンを起こし、さらなる追撃を狙った。だが、2発目のF5がレフェリーに接触して失敗に終わると、そのスキにブライアンが急所攻撃からニープラスをさく裂させて形勢逆転。イエスキック連打から顔面ストンピングでたたみかけ、ミサイルドロップキック、ニープラス2発からイエスロックで捕らえて勝機を作ったものの、レスナーは沈まず。最後はブライアンを力ずくで持ち上げたレスナーがF5で投げ飛ばして頂上決戦に勝利した。この結果、ロウとスマックダウンの2大ブランド対抗戦はロウの6戦全勝に終わった。

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