12/9【NOAH】デビュー3周年・清宮が改めて新風景の誓い W前哨戦は大原技アリ「Jr.も世代闘争」
『Winter Navig. 2018』静岡・キラメッセぬまづ(2018年12月9日)
○大原はじめ&清宮海斗&熊野準vs杉浦貴&田中稔&Hi69×
デビュー3周年となったホープ・清宮が12・16横浜文体大会でのGHCヘビー挑戦を前に、改めて“新風景"の誓い。横浜文体に向けたダブル前哨戦を制した大原は、「ジュニアも世代闘争」のテーマを掲げた。
今年のグローバル・リーグ戦を史上最年少で制して年末大舞台でのGHCヘビー挑戦を決めた清宮だが、12・7後楽園大会での前哨戦第1ラウンドでは王者・杉浦に圧倒的な実力差を見せつけられたうえでボロボロの惨敗。迎えた沼津メインでの第2Rでは、GHCジュニアタッグ挑戦を控える“背面砕者達"大原&熊野組と挑戦者トリオを組み、ジュニアタッグ王者のHi69&稔と王者トリオを組んだ杉浦と当たった。
のっけから先発して杉浦に突進した清宮だったが、猛打でことごとく弾かれてマットを這う展開。中盤過ぎにも強烈な逆エビ固めで徹底的に追い込まれ、ドロップキックで振り払うのがやっとだった。
それでも最後は、Hi69のストゥーカ・スプラッシュを剣山で撃墜した大原が巧みなムイビエンクラッチで技あり勝利。試合後にはマイクを握った大原から「今日、清宮に組んで勝てて本当に良かったと俺は思ってる。なんでか分かりますか? 今日、彼はプロレスラーとしてデビューして3年目になります。今日はプロレスラー清宮海斗の誕生日。なので今日は僕じゃなくて、清宮に締めてもらおうと思います」と締めを託された。
清宮も「12月9日、今日で3周年でした。本当にここまでやってこられたのは皆さんの応援があるからだと思います。世代闘争、まだまだ終わってません。12月16日、横浜文体でGHCのシングルのタイトルマッチをします。相手は最強のチャンピオンかもしれません。でも! 僕は杉浦さんを倒して、今日こうやって応援してくれる皆さんと一緒に新しい風景が見たいです。皆さん、応援よろしくお願いします!」と改めてデビュー3周年記念日に“新風景"の誓いを立てた。
一方でジュニアタッグ王座奪取へ弾みをつけた大原も“世代交代"の誓い。「やっぱり2018年のノアといったら世代闘争だったと思う。その中でヘビーばかりがクローズアップされてたけど、ジュニアだってシングルは今、鈴木鼓太郎がベルトを持ってる。タッグもキャリアのあるHi69&田中稔が持ってる。Hi69にいたってはXX時代から含めたらずっとジュニアタッグでいるイメージが俺にはあるから。そういうものを俺は変えていきたい」とテーマを掲げた。
さらには「2004年デビューの同期である中嶋&潮崎がベルトを獲ったシーンを見て刺激にもなったし、自分も中心になってやっていきたいという気持ちが強くなりました」といい、「だから絶対に横浜文体では俺たちがベルトを奪う。そして熊野と組んで約2年間、ずっと悔しい思いをしてきたから。あきらめないでやっていれば良い結果がつかめることを証明したいと思ってる」と強調。改めて暮れの捲土重来に向けた思いを強くした。
【試合後の清宮】
――デビュー3周年をGHCヘビーの挑戦者として迎えたが?
▼清宮「次の年は、4年目は大きなステップになる…というより自ら先頭に立って行きたいと思ってるので、今日の勝ちは必ずそこにつながると思ってます」
――とはいえ先日の後楽園といい、杉浦に壁の高さを見せつけられる状況だが?
▼清宮「ホントに毎日毎日叩き潰されてるかもしれないですけど、俺は絶対に!あきらめないんで。その気持ちと今日みたいなお客さんの声援があれば、どんなことが起きても明日はあると思ってるんで、必ず勝ってみせます。気持ちも技も今までやってきたことに自信がありますし、今日の大原さんの言葉も、皆さんからの声援にも本当に感謝してるので、その気持ちに結果で報いたいと思っています」
【試合後の大原】
※大原がコメントしようとするところへ稔が現れる
▼稔「あれで勝ったと思ってんのか? 横浜を含めてあと4つ、全部圧倒してやるからな」
▼大原「3カウントは3カウントじゃないですか。楽しみにしてます。チャンピオン、熱くしたんじゃないですか? 俺たちが本気でベルト獲りに行ってるってことが伝わってるんじゃないですか? さっきマイクでも言ったけど、やっぱり2018年のノアといったら世代闘争だったと思う。その中でヘビーばかりがクローズアップされてたけど、ジュニアだってシングルは今、鈴木鼓太郎がベルトを持ってる。タッグもキャリアのあるHi69&田中稔が持ってる。Hi69にいたってはXX時代から含めたらずっとジュニアタッグでいるイメージが俺にはあるから。そういうものを俺は変えていきたい。2004年デビューの同期である中嶋&潮崎がベルトを獲ったシーンを見て刺激にもなったし、自分も中心になってやっていきたいという気持ちが強くなりました。だから絶対に横浜文体では俺たちがベルトを奪う。そして熊野と組んで約2年間、ずっと悔しい思いをしてきたから。あきらめないでやっていれば良い結果がつかめることを証明したいと思ってる。残りの前哨戦も全部勝って、時代を変えたっていう証明をしていきたいと思ってます。というワケで今日もムイビエン」
