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12/14【新日本】ジェイ介入もオカダが外道に快勝でドームへ弾み

『Road to TOKYO DOME』東京・後楽園ホール(2018年12月14日)
○オカダ・カズチカvs外道×

 オカダが注目された外道との一騎打ちに快勝。試合後、ジェイの暴挙によって大の字にされたものの動じず、「ほんの少し風が吹いただけかもしれない。でもさ、俺ってそういうのに乗っていく男」とドームでの報復に自信をみせた。

 かつてオカダを後方支援してきた外道が裏切り、ジェイと結託したのが9・23神戸大会。これがきっかけとなってオカダとジェイの遺恨は深まる一方で、2019年1・4東京ドーム大会でシングル決着戦を迎える。ドーム決戦へ向けた前哨戦となる後楽園2連戦の初日。オカダと外道の一騎打ちが組まれた。

 先入場の外道は右腕を吊り、松葉杖をついて入場してきた。「実は交通事故にあいまして、とても試合ができる状態ではありません」と切り出した外道は「また体調が万全な時にやりたいと思います。というわけでさよなら」と欠場を告げた。場内はブーイング。そこへオカダがやってきて大オカダコールだ。オカダは「外道さん、さっさと試合しましょう。別にケニーみたいな試合するわけじゃなくて、すぐ終わるんで」と通告すると、外道の松葉杖を蹴散らし、「これで試合やれるよな!」と叫んだ。

 すると外道はオカダの顔面にスプレーを噴霧。カバーに入ったが、オカダはキックアウト。ならばと外道は場外戦に持ち込んでフェンス攻撃やフェンスに乗せての場外DDTを敢行。リングに戻ってもむき出しにしたコーナー金具にオカダを投げつけ、再び場外戦に持ち込むと何度もイスで殴りつけた。

 守勢に回っていたオカダもコーナー金具ホイップをお返して反撃を開始。ランニングエルボー、串刺しジャンピングバックエルボー、DDTの波状攻撃を浴びせた。外道がリング下に降りて控室に逃げようとしたが、追いかけたオカダはリング内に連行。許しを請う外道がだまし討ちを狙ってもエルボー連打を浴びせ、外道がサミングで抵抗してもジョン・ウーを発射して返り討ちにした。

 だが、邪道がエプロンに上がってくると、気を取られたオカダは背中を向けてしまう。すかさず背後から外道が殴りかかり、ドロップキックを不発に終わらせると、急所を蹴り上げる。すかさず外道クラッチでニアフォールに追い込み、右の拳にブラスナックルを装着した。

 レフェリーが注意を与えるスキに、邪道が乱入して竹刀で殴りかかったが、オカダは回避。フロントハイキックで邪道を撃退したが、外道はレフェリーを衝突させて無法地帯を作り上げた。すかさず外道がブラスナックルパンチを狙ったが、オカダは回避。エルボースマッシュで反撃し、リバースネックブリーカーをさく裂させた。

 だが、レフェリー不在で3カウントは入らない。そこへジェイが乱入し、オカダを殴打。馬乗りになってエルボーを乱打し、オカダがエルボーの打ち合いに持ち込んでもロックボトムで叩きつけて大の字にした。CHAOSのロメロがオカダ救出に駆けつけたものの、ジェイはスイッチブレードで返り討ち。オカダにもスイッチブレードを狙った。

 ピンチを迎えたオカダだったが、これを阻止すると、ジェイと外道を正面衝突させ、ドロップキック2連発でジェイを蹴散らした。すかさずツームストンパイルドライバーで外道をマットに突き刺すと、レインメーカーを叩き込んで一気に3カウントを奪った。

 試合後、ジェイが飛び込んできても、オカダはフロントハイキックやエルボースマッシュで迎撃した。が、ジェイは電光石火のスリーパースープレックスを敢行。脳天から突き刺さったオカダは再び大の字となった。それでもレインメーカーに動揺はなし。「ああ、効いた…。効くねえ、あのスープレックス」と顔をしかめつつ、「あんなのに勝って喜んでる場合じゃないってみんなが思っていると思うけど、俺は喜ばせてもらうよ。今の勢いあるBULLET CLUBから一本取った」とジェイ介入を突破しての外道狩りをドーム決戦への好材料と受け止め、「本当に小さな小さな勢いかもしれない。ほんの少し風が吹いただけかもしれない。でもさ、俺ってそういうのに乗っていく男じゃん? そういうのに乗ってさ、プロレス界をここまで盛り上げてきたじゃん? 行くよ、これから」とジェイへの報復に自信満々だった。

【オカダの話】「(コメントブースに座り込むと)ああ、効いた…。効くねえ、あのスープレックス。勝ったよ。あんなのに勝って喜んでる場合じゃないってみんなが思っていると思うけど、俺は喜ばせてもらうよ。今の勢いあるBULLET CLUBから一本取った。ジェイも介入したけど、一本取った。まあ、最終的にジェイのスープレックスを食らったかもしれないけども、この本当に小さな小さな勢いかもしれない。ほんの少し風が吹いただけかもしれない。でもさ、俺ってそういうのに乗っていく男じゃん? そういうのに乗ってさ、プロレス界をここまで盛り上げてきたじゃん? (立ち上がると)行くよ、これから。ジェイ来るんだったら、最初から前哨戦に来い、コノヤロー」

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