プロレス・格闘技の情報満載!全日本・ノア公式モバイルサイト

2/2【ZERO1】金網電流爆破によるVM決着戦へ田中軍がTARU軍撃破「ブードゥー名乗れんのも川崎が最後じゃ」

『JUMP UP〜未来に羽ばたけ〜』東京・新木場1stRING(2019年2月2日)
○田中将斗&菅原拓也&ヤス久保田vsTARU&クリス・ヴァイス&横山佳和×

 ブードゥー・マーダーズ対決は田中軍がTARU軍を撃破。田中は2・16川崎での金網電流爆破マッチによる決着戦へ向けて「ブードゥーの名前をよ、名乗れんのも川崎が最後じゃ」とTARUに通告した。

 田中派とTARU派による内部抗争が続くブードゥー・マーダーズ。1・1後楽園大会では田中&菅原がTARU&ヴァイスからタッグ王座を奪取し、2・16川崎大会での金網電流爆破マッチによる最終決着戦が決まった。

 この日は田中&菅原&ヤスと、TARU&ヴァイス&横山が激突。TARUの要求を受けて「ブラッド・アウトレイジWHO?キャプテンフォールマッチ」で行われることになった。1・27大阪大会で採用されたルールで、キャプテンを流血させた時点で勝利となる。また流血した選手も失格に。前回と違うのは双方ともキャプテンが誰であるかレフェリー以外には告げられない点だ。前回はTARU軍が勝利している。

 試合は場外戦での荒れた展開で幕開け。まず勝機をつかんだのは田中軍。田中とヤスがTARUを捕まえ、菅原がフォークを突き刺そうとしたが、ヴァイスが割って入って阻止。それでも田中は両腕ラリアットでTARUと横山をまとめてなぎ倒した。

 だが、ヴァイスが噛みつき攻撃に出て田中の額を割りにかかる。自陣に捕まえると、TARUが踏みつけ攻撃に出たが、田中はスタナーとDDTでヴァイスと横山をまとめて叩きつけて突破口を開いた。ヤスもドロップキックでTARUとヴァイスをまとめてなぎ倒し、フォークを持ち出したが、横山がパウダー攻撃で妨害。TARUがフォークを突き刺し、ヤスの額を叩き割って失格に追い込んだ。

 だが、ヤスはキャプテンではなく試合続行。再び場外戦となり、ヴァイスが噛みつき攻撃で菅原をもん絶させる。リング上では田中が串刺しジャンピングエルボーで横山に突っ込み、パンチを連打したが、横山は急所を殴りつけて黙らせる。すかさず木刀で田中に殴りかかり、ヴァイスもフォークで菅原に襲いかかったが、阻止した田中と菅原はラリアットを同時に放って二人を蹴散らす。すかさず田中がTARUを竹刀で殴打し、スーパーフライを発射。ヴァイスと横山が介入を狙っても竹刀で殴りつけて撃退し、TARUにスライディングDをぶち込む。すかさず菅原がフォークを突き刺してTARUを流血に追い込んで退場させた。

 ここで横山がパワースラムで菅原を叩きつけて奮戦。ヴァイスと連続串刺しラリアットを浴びせると、ヴァイスが滞空式ブレーンバスター、横山がダイビングエルボードロップの連続攻撃に出る。田中が反撃を狙ってロープに飛んでもTARUが場外から竹刀で殴りつけて妨害した。

 それでも田中はヴァイスのランニングエルボーをTARUに誤爆させ、ラリアットでヴァイスを場外に叩き落とす。そこへ菅原がトペを発射して分断。田中は横山をラリアットでねじ伏せると、スライディングDをぶち込んで3カウントを奪った。TARU軍のキャプテンは横山で、田中軍が勝利を手にした。

 敗れたTARUは「雑魚獲っても意味ないっちゅうたやろ。だからわざわざ雑魚キャプテンにしたったんやないか。もう俺とクリスには触れられへんわ」と言い放つと、「それよかよ、もうじきやの2月16日。2月16日は何の日か? 本当のブードゥー・マーダーズを決める日やな。川崎の電流爆破、ワシらこれとあと将軍(岡本)がおる。総勢4人で出るからよ。お前らも4人選抜してこいって言うたな。田中、菅原、久保田は雑魚やからいらんのか。火野と朱崇花を呼んだらしいけど、まぁ、誰がきてもええ。ワシら4人総出でいってお前らぶっ潰してよ、ブードゥー・マーダーズどっちがホンマか決めてやるからよ。二度と名乗れんようにしたるから。まぁ、覚悟しとけや」と決着戦へ向けて通告。さらに「それともう一つ言い忘れたわ。ワシら4人だけがブードゥー・マーダーズちゃうで。それだけは言うとくわ。まぁ、そういうこっちゃ!」と隠し玉の存在も示唆した。

 これを受けて田中は「一つ言うといたるけどな、俺は今、ZERO1の印象が強いかもしれんけど、FMWでレスラーになったんや。金網も電流爆破もECWで培ったハードコアも俺の方が上やってことをお前にわからせたるから」と豪語。「この間も言ったけど、そいつが雑魚なんやったらお前ここで俺に2連敗や。川崎もその雑魚が入っとるんやったら俺らの勝ちは確定や。TARU、ブードゥーの名前をよ、名乗れんのも川崎が最後じゃ。覚悟しとけ」と自信満々に通告した。するとTARUも「おぉ、よう言うた。吐いたツバ飲まんとけよ。どっこも逃げられへん金網電流爆破やろうぜ」と宣戦布告した。

 内紛が続いてきたVM抗争も最終局面。2・16川崎で田中&火野&菅原&朱崇花と、TARU&岡本&ヴァイス&横山の金網電流爆破による全面対決でついに雌雄が決せられる。

【試合後の田中&】
▼田中「ありがとう。TARUが横山を雑魚雑魚言うんやったら、その雑魚が入ったら川崎、俺らの勝ちや。目にみえとる。俺らのチームに雑魚は一人もおらんのや。誰が入ろうと4人で勝てるだけのものをもっとんねん。ただ今回はこのメンバーになっただけ。さっきもリング上で言った通り、ZERO1でいろんな印象があるかもしれんけど、俺はFMWでデビューして、いろんなものをみてきたんや。そこでECWで天下獲って、今の田中将斗がある。あいつらが全員束になってもかなわへんような歴史を俺は築いてるんや。その俺があいつらに負けるわけねぇだろ」

▼菅原「火野君、怖い怖いって言ってたけど、あのパワーあったら問題ないでしょ。横山3人いても足んねぇよ。まず間違いなく。そして逃げ場ねぇんだろ金網。だったら完全決着。本当の完全に決着つけて、俺らが上ってことを証明しよう。大丈夫か?」

▼ヤス「やります!」

▼田中「頼むぞ」


【TARUの話】「まぁ、わざとよ横山キャプテンにしたんや。あいつは雑魚の意味わかってないやろ。ウチらのレベルは横山が一番下ってことや。そのレベルにあいつらはちょっと調子乗って勝ってから喜んどる。そのレベルや。クリスにも触れられへん、俺にも触れられへん。今日はちょっと失敗してやられてしもたけど、これも愛嬌や。全ては2月16日の爆破のために演じとるわけや。2月16日、金網か何か知らんけど逃げ場ないからよ。まぁ、言うといたるわ。ワシらこれと将軍合わせて4人と思とるかもしれんけど、リアル・ブードゥー・マーダーズは4人じゃないでっていうことだけはお前らに言うといたるわ。それがどういう意味か、ない頭でよう考えろ。2月16日は俺らが楽勝で勝ってリアル・ブードゥー・マーダーズを名乗るからよ。まぁ、そういうこっちゃ」

プロ格 情報局