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2/13【全日本】青木に土 佐藤がEvolution対決制して首位タイ浮上

『2019 EXCITE SERIES』岡山・ホテルセントイン倉敷(2019年2月13日)
「2019 Jr.BATTLE OF GLORY」Bブロック公式戦=○佐藤光留vs青木篤志×

 佐藤が地元・岡山のメインで青木とのEvolution対決に快勝。2勝目を挙げ、Bブロック首位タイに浮上した。

 初戦で力に不覚を取った佐藤だが、続く2戦目でめんそーれを撃破。3戦目となったこの日はBブロック最大のヤマ場といえる青木戦を迎えた。ここ倉敷は佐藤の故郷・岡山市にほど近い。大会に先駆けてプロモーション活動も展開してきたこの地で佐藤はメインのリングに立ち、青木と対峙した。

 時に戦い、時に組んできた二人の久々の一騎打ちは一進一退のせめぎ合いとなった。序盤から激しい打撃戦を展開すると、青木が腰攻めで主導権を掌握。カナディアンバックブリーカーの状態で両ヒザをついて痛めつけ、ニードロップやダイビングスレッジハンマーも腰を狙い撃ち。ベンジュラムバックブリーカーからの逆エビ固めでギブアップを迫った。

 耐えた佐藤もニールキックで反撃し、ミドルキックを連発。ジャンピングハイキックをぶち込むと、腕ひしぎ逆十字で逆転を狙ったが極めきれない。しのいだ青木は逆エビ固め→テキサスクローバーホールドで絞め上げ、再び腰攻めで流れを引き寄せた。雪崩式バックドロップを敢行し、ダイビングボディプレスを発射して攻勢に出た。

 青木ペースが続く中、佐藤は打撃戦で活路を開いた。ミドルキックを連打し、青木のラリアットを食らっても意地で倒れず。2発目を狙った青木にジャンピングハイキックをカウンターでさく裂させ、デスバレーボム、ジャーマンと大技で一気に挽回。最後はバックドロップを豪快に決めて逆転の3カウントを奪った。

 地元・岡山で同門対決を制した佐藤が2勝目。試合後は「燃えろ! 岡山!」の叫びで締めた。苦闘を終えた佐藤は疲労困ぱいとなりながらも「燃えました。BATTLE OF GLORY燃えてるの俺と青木篤志だけだろ。何なら佐藤光留だけだっていいんだ」とキッパリ。「人間性がどうとか、レスラーの姿勢がどうとか関係ないよ。岡山生まれの佐藤光留が燃えてるんだよ。一番燃えてる奴が一番上だ」との持論を展開し、自分こそが優勝者にふさわしいとアピールした。

 これで勝ち点を4に伸ばし、首位タイに浮上した。残る公式戦は2試合。次戦は明日2・14大分大会のブラックVII戦となる。これに勝利すれば決勝進出にまた一歩近づく。「今、自分の置かれてる状況に左右される人生なんてまっぴらだよ」と言い切った佐藤は、「そこから答えを探すためには燃えてなきゃ。燃えてるよ俺は。全日本ジュニアでい続けるために燃えてるよ」と青木撃破の勢いそのままに吠えた。

 一方、青木は3戦目にして初黒星。同じく公式戦は残り2試合で、次戦は2・16熊本大会のめんそーれ戦となる。

【試合後の佐藤】
▼佐藤「燃えました。BATTLE OF GLORY燃えてるの俺と青木篤志だけだろ。何なら佐藤光留だけだっていいんだ。人間性がどうとか、レスラーの姿勢がどうとか関係ないよ。岡山生まれの佐藤光留が燃えてるんだよ。一番燃えてる奴が一番上だ」

――青木に勝ったことで残り2試合は負ける要素がないのでは?

▼佐藤「でも負ける要素がない相手に負けてるからね。大事なのは負ける要素がないことじゃない、勝つことだよ。今、自分の置かれてる状況に左右される人生なんてまっぴらだよ。そこから答えを探すためには燃えてなきゃ。燃えてるよ俺は。全日本ジュニアでい続けるために燃えてるよ」

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