2/14【全日本】ブラックVII初白星も脱落、佐藤は痛恨2敗目で自力V消滅

『2019 EXCITE SERIES』大分イベントホール(2019年2月14日)
「2019 Jr.BATTLE OF GLORY」Bブロック公式戦=○ブラック・タイガーVIIvs佐藤光留×

　ブラックVIIが4戦目でようやく初白星を挙げたものの脱落が決定。痛恨の2敗目を喫した佐藤は自力優勝が消滅した。

　ブラックVIIはここまで3連敗。試合巧者ぶりを発揮しながら結果が出ない状況が続いている。4戦目となったこの日、負ければ脱落が決まる状況で佐藤と対決した。

　まずは佐藤が得意のキック攻撃を連発して先手を取ったが、ブラックVIIも負けてはいない。ドラゴンスクリューで反撃し、佐藤の左足に照準。珍しいリバースインディアンデスロックや、フロントインディアンデスロック&ネックロックの複合技、足4の字固めといった多彩なテクニックで佐藤を苦しめた。

　しのいだ佐藤もジャンピングハイキックで逆襲。ヒザ十字固めに捕まっても耐え抜くと、腕ひしぎ逆十字固めで勝機をつかんだが、ブラックVIIもギブアップしない。最後は佐藤が繰り出した顔面蹴りをかいくぐると、超高校級ラ・マヒストラルに持ち込んで3カウントを奪った。

　4戦目にして初白星をもぎ取ったブラックVIIが勝ち点2をマークした。残る公式戦は2・20新木場大会の青木戦のみ。他力本願ながら辛うじて望みが残っていたものの、「これでも俺、可能性あるのか? どうなったら上がれるんだ?」と懸念していた通り、セミファイナルでめんそーれを破った吉岡が3勝目を挙げて勝ち点を6に伸ばしたことで、ブラックVIIの脱落が確定してしまった。

　一方、佐藤は痛恨の2敗目。残る公式戦は2・20新木場大会の吉岡戦のみで、これに勝利して勝ち点を6に伸ばしたとしても、青木が残り2試合に連勝した時点で脱落が決まる状況だ。ヤマ場の青木戦突破から一夜明けて自力優勝が消滅。対ヘビー級を見据えていた佐藤に黄信号が点灯した。

【試合後のブラックVII】
▼ブラックVII「これでも俺、可能性あるのか?」

――他力本願ながら残っているが?

▼ブラックVII「どうなったら上がれるんだ? さっきまで俺ははぐれWRESTLE-1の一員としてこのグローバルリーグ出てきたけど、ある意味、佐藤光留もはぐれてるよな。あいつはEvolutionからはぐれてんだよ。あいつはEvolutionからはぐれて、俺と一緒にはぐれEvolutionの一員として全日本プロレスでやっていけばいい。ホントにまだ可能性あるのか? 他力本願であんのか?」

――他の選手が3敗すればだが?

▼ブラックVII「チクショー。大森のヤローがまた今日もまた鍛錬だってぬかしやがったけど、あいつこそ鍛錬してねぇんじゃねぇか。今日はあいつ久しぶりのメインだって張り切ってたぞ。そして丸山のヤロー、あいつだけは…あいつの大切なものを今日この会場で俺は見つけたぞ」